2008年 11月 29日
どうなる文庫センター、どうなるMNO! |
ついに昨日、ヴィレッジヴァンガードが高円寺にオープンした。
ついにと書く割には、オープン日を当日知ったくらいなのだけれど、夕方家人との待ち合わせのためふらりと中に入ってみたら、もう大変だった。眩しい。蛍光灯もさることながら品揃えが眩しい!アドレナリン上昇に伴い身震いした。やっぱりすげーよヴィレヴァン!いや、ヴィレヴァンが凄いことはわかっているが、「高円寺に出来た」という事の重大さを、そこに一歩踏み入れてようやくわかった。どうなる我が家のお財布。それよりどうなる高円寺文庫センター。
私の地元のジャスコに、ヴィレヴァンとタワレコが入った時の、「これで都会と大差なく音とサブカルを入手出来る!」と諸手を挙げて喜ぶという感情とは訳が違った。もう電車に乗って大きい本屋に行かずともいいのだ。ついでにCDも、ちょっとした誰かへのプレゼントも、駅までの道中に買えてしまうのだ。べ、便利〜〜〜〜〜!嬉しい!すんごく嬉しい!
という気持ちに引っかかる、何か後ろめたい様な感情。文庫センター、大丈夫だろうか。ヴィレヴァンオープンにより受ける影響は相当なものに違いない。
何しろこれまで、フラッと本を買いに行くのは殆ど文庫センターだった。オーソドックスな本はブックスオオトリで済ますことも出来たが、サブカル系となると文庫センターに頼らざるをえなかった。店面積に対しての品揃えの良さ(私的に)が売りの本屋であったが、しかし、もう事態は急変してしまったのだ。
例えば文庫センターで『漂流教室』の豪華本が1セット(たまに歯欠け)で売られていたのに対して、ヴィレヴァンはどどーんとまとめて数セット置いてある。物によっては平積みになっているのだ。欲しい本や気になっていた本を高確率であっさりと買えてしまう在庫。しかも24時まで営業。さらに我が家から徒歩 5分。恐ろしい事である。人は幸せ過ぎると怖いと感じるのですね、お母さん。
とにかく、我が家とは反対側の商店街にある文庫センターまで、通わなければならない理由が、突如無くなってしまったのだ。コミュでも書き込まれていたそうである。「これで文庫センターの意味が無くなりましたね」と。むしろこれまであまりに高円寺の本屋は手薄すぎたとも言えるが、しかし、高円寺の名物ともいえる文庫センター(まあ、引っ越す前の元々の文庫センターの方が断然好きだったけれど)の行く末を案じながら、目の前に広がる眩しい光景に脳が汗をかいていた。
文庫センターには潰れて欲しくないけれど、そう都合の良い事を思いつつも、たぶん今後、我が家がお金を落とすのはヴィレヴァンになってしまうだろう。うーん、複雑。
しかし、ヴィレヴァンも油断は出来ないらしい。旧テナントLAOXの前はTSUTAYAだったりもして、どれも撤退している場所ではある訳で、好立地というだけで、上手いこと転がせるという訳でも無いらしい。しかし、生まれ変わった店内を見て、つくづくLAOXは、広大な店舗を無駄な使い方をしていたのだなあ、と思った。
さて昨日は、開店直後のタワレコで空気公団の新譜を買って、その足で山田美容室で髪を切って、カラーもやってもらい、その後、浅草橋のシモジマでカレンダー用のパッケージと、食品用パッケージ物色。
先日、ここで女衆による秘密の会合の事を書いたけれど、実は、おにぎりユニット「MNO」が結成されたのであります。メンバーは色々な分野で物作りをしている人々。来年イベント出店をめざし、ケータリングなんかも視野に入れ、現在試作試作の日々。採算は取れるのか?それとも単なるお祭りか?いい歳こいた女衆による、低血圧ながら沸点の高い決起。ともかく何とか上手く転がっていくと良いですな。
という事で、一心不乱に撮影していたのは、それぞれが持ち寄った具材で握った「おにぎり」でした↓
<MNOのメンバー>
陶芸:シミズナオコ (工房くらげ)
ガラス:kana (sci-fi)
歌:Hiroco (ずんべらぼう)
料理:yayo
絵&物 :kazue (Hasu no hana)
イラスト:坂本千明(quioque studio)
さあ、空気公団聴きながら仕事仕事。
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by sakamotochiaki
| 2008-11-29 12:33
| ◎お知らせ・展示など
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