M-1、初カミ、師走電車

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少々時差がありながら、M-1の話をば。
当日は版画工房の日だったのだが、作業を早めに切り上げ帰宅。一応録画もするが、M-1はリアルタイムで見てこそが信条である。6時半前に夕飯の仕度をすませ、正座にてテレビ前にスタンバイ。
開始早々、宅急便が届いて慌てふためくが、埼玉に住む伯母から、もう当分買わずに済みます!という程に大量にコストコパンを頂戴したのだった。有り難や〜。すかさず敗者復活戦会場中継の合間にお礼の電話を入れ、きびすを返しまた正座。我ながら何をそんなに慌てているのかと可笑しかった。

して、前評判を見る度、「優勝はキンコング以外ならば誰でもいい」とすら思っていたものの、あそこまで無残だと、はー、これで気持ちが清々したわい、という事も無いね。むしろ不憫になってしまった。特に梶原。
今回、私が期待していたのはダイアン、NON STYLE、ナイツだった。
ダイアンは去年のM-1を見て気になっていたコンビだったのだけれど、今年も残念賞。好みである事には変わり無いが、やはりトップバッターというのは難しいのだなあ。ジンクスってなかなか破れないもんですね。

NON STYLEを知ったのは、2〜3年ほど前に偶然テレビで見かけた時だったが、若いのに古くっさーいコッテコテの関西ノリと、分かりやすーいファッションが、今どき芸人の若者だけを迎合する様なオサレさ皆無で俄然目をひいた。勢いだけとは言い難いスピード感と巧さにえらく感動して、いやー凄い人らが出てきたなあ、しかしこのネーミングはどうなんだ?まあ、それはさておき面白い、と興奮したものだった。
けれど、その後何度か見たネタ(井上(ツッコミ)の方がブサイクのくせに男前発言を繰り返し、それを気持ち悪がる石田(ボケ)というもの)が、ビックリする位つまらなくて、魅力と感じていたスピード感も、本当に勢いだけのものに感じられガッカリしたのだった。ダウンタウンの浜田と明石家さんまがコンビを組んだ様な、似顔絵を描くならぜひ赤塚漫画調で、とお願いしたくなるこの恵まれた(?)ルックスは文句なしなのに…と。
M-1でははたしてどうなのか、期待と不安が半々であったのだが、久しぶりに見た彼らに感動再び。いや初めて見た時以上であった。やっぱりこの人らは面白かったんだ、と確認出来て嬉しかった。きっとこれまでイロイロと試行錯誤して来たのだろうなあと。
しかし若い、若いと思っていたら、キングコングと同期とは。意外とキャリアが長くて驚いた。

ナイツはちゃんとネタを見たことも無かったくせに、絶対に好きだなという妙な確信があって、それはたぶんボケ(はなわの弟なのだね)の風貌、たたずまい、声色が、俄然好みだからなのだけれど、実際見てみたらやはり好きだった。ボケの人はもちろん凄かったが、それを逐一拾っていくツッコミがとにかく凄い。1本目が面白すぎたので、2本目が少々かすんでしまったけれど、NON STYLEとは対極のタイプだったし、西と東の戦いという感じで、どちらも甲乙付けがたく、ヒジョーに面白かった。

大穴は、こちらもネタを見たことが無かった敗者復活組のオードリーだが、事前にトーク番組に出演する彼らを見ていて、主に春日の常軌を逸したケチぶりの話で、これは私の苦手な「キャラ芸人」だと思い込み、眼中に入れていなかったのだった。(同じ理由でザ・パンチも苦手なのだが)
しかし、ごめん、春日。アナタはただのキャラ芸人じゃ無かったのだね。底力のある奇人。選挙演説のネタは、斬新で綿密で、二人のバランスもテンポも素晴らしかった。ひょっとして2年連続敗者復活優勝か?と思うほど。もうファンになりました。

それにしても、今年は上位の顔ぶれが総入れ替えというのも新鮮だった。笑い飯は残念なれど、彼らはタイムリミットが来るまでずっとあのポジションが良いような気すらする。
そして何だかんだで例年通り存分に楽しんでしまったM-1。いつまで楽しめるんだろ。ネタが終わるごとに、面白かったら「イヨッ!」「素晴らしい!」とか言って画面に向かって一人拍手喝采していた。もちろんノンアルコールで。そんな37歳年の暮れ。うーん。

こんだけ書きながらまだ終わらない今日の日記。すいません。

昨日は今年最後のライブで、レイ・ハラカミ×キセル×二階堂和美@クアトロ。初の生レイ・ハラカミに、今回ばかりがキセルより心躍らせ出陣。トリかと思っていたらまさかの二番手のハラカミさんであったが、冒頭、軽妙なトークから唐突に始まるハラカミサウンドに鳥肌。久々に音楽聞いて鳥肌が立った。あとはめくるめく音の波。
あー!もっと大音量で、しかも野外で、贅沢を言えば星空の下、だだっぴろーい場所で聴きたい!!低音の度に「ビビビビ…」と雑音が入る空間が残念であった。が、あんなにトークも面白い人だったとは!いやミュージシャンなのだから、そこは要らないけれど、私的にはポイント高し。お陰でもう買うまい買うまいと思っていたTシャツお買い上げ。
キセルは一曲目が『町医者』で、新鮮な滑り出し。マジックアワー中心のセットリストで、初めての人には自己紹介的な感じだった。ワンマンでもないのにエマーソンさんや北山さんも参加で嬉しいサプライズ。
二階堂和美は昨年SOWで遠くで聴いた記憶があるのだけれど、まともに見るのは初めてだった。確かに歌が上手いのはわかった。七色ボイス、いやもはや管楽器。全身全霊問答無用なステージは面白かったが、しかし少々食傷気味。アップテンポでもメロウな曲でも常に「どうだどうだどうだどうだどうだ」と責め立てられている気分になり、途中から泰葉にしか見えなくなってしまった。チューブトップ着てたからってのもあるが。
ただし、後半のハラカミさんとのセッションは、この「どうだ」攻撃が実にいい塩梅に中和され、とても良かった。うーん、ハラカミマジック!

してこのライブ、どうにも「呪われたライブ」で、当初同行する予定だった家人が仕事で、直ちゃんが体調不良でバタバタと行かれなくなり、まるでホラーで最後に生き残ってしまった一人の様な気分であった。これは最終的に私もインフルエンザにやられるかして、せっかくのチケットが無駄になってしまうのでは〜〜〜〜!と不穏極まりない数日をやり過ごしていたのだけれど、直前に立ち寄ったリトルコ (現在『壁に白』展開催中。オススメです!)で食べ納めたカレーのスパイスでウィルスを死滅させ、見事参戦。この師走の忙しい最中、急にも関わらずご一緒してくれたヒロコさんちゅーびんさん、本当に有り難う!!

昨日は手元はほぼ見えなかったけど、こんな感じだったのかー。ああ、かっこいいなあ。

ああ、野外。

※イラストは帰りの中央線。あまりの混雑ぶりに、師走実感。
しかし中野高円寺間で完全に体の向きを間違え、殿方の顔二つと至近距離で対峙するはめに。私の身長、ちょうどオッサン世代と同じくらいなので、こういう時なかなかに過酷。しかも、揺れでバランスを崩したオッサンの両足で私の片足をガッチリホールドされてしまい、片足棺桶状態であった…。

次はタモさん@徹子の部屋(26日)ですよ。お一つクリックよろしくお願いします。
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by sakamotochiaki | 2008-12-23 17:17 | ◎こんな日々 | Comments(0)