阿佐谷ミラクル

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ぬかった。
今、年賀カレンダーを発送するため近所の郵便局へ行ったら、年賀郵便は定形外の場合、料金別納が出来ないのだと。ぬあーにをおおおお。
しかも定形外だと、今日出してしまうと間違って年内に配達されてしまう恐れがあるという。そんなはずはない、去年は受け付けてくれたじゃん!と思ったが、そうだった、去年は私にしては珍しく定型(ハガキ)サイズで作っていたのだった・・・(すっかり忘れていた)。それにしてもあんまり使えなさすぎじゃございません?民営化しても堅!しゃもじに貼り付いてうっかり放っておいたら干からびた米粒程に堅!
とはいえ、はるか昔の学生時代、郵便局で仕分けバイト経験がある私なので、訳もわからない貧乏学生が寝ぼけ眼と頭とでやっていた事を思い返せば、その危険性はわかりすぎるほどわかる。でもさー、何のための「年賀」マークなんじゃい。今どき、定形外年賀出す人なんて沢山いそうなもんである。スルメに切手貼って出す輩だっておりましょう?自分に「のし」付けてドアの前に立ってる輩だっておりましょう?(ってそれはストーカー)
解決策としては実にシンプル。31日に出せというモノ。どう転んでも配達は元旦以降となる。まーね。そりゃそうですけどもさ。帰省先に持って行けってかい!重たいわ!その分防寒体制整えたいわ!!
しかしそれも全て普通に年賀ハガキ使わない私のせいなのか。あー荷物増えた・・・。

ひとしきり吠えてスッキリした所で。
昨日は阿佐谷オトノハで女5人(直ちゃん、N美さん、星さん、かえるちゃん、私)で忘年会。
いやー、まさに食べ納めという感じで、美味しい料理を次から次へと平らげた。今年一年、ご馳走様でした。後半、N美さんと私のアニ声優話で、若干飛ばしすぎた感もありつつ、気のおけない仲間達との宴は良いものですね。今年何回催してきたんだよ、と言われても、楽しいものは楽しい。皆、それぞれを生きている人達と、時間を共有出来るという事が、年々貴重だと感じる(って、まるでお年寄りの様だけれどでもホント)。

で、それとは全く関係なく、超個人的にミラクルな出来事もあった。
その昔、私がまだ20代前半に、たいそう仲良くさせて頂いていたYさんとそのご一家(お母さん、お姉さん、そのお嬢さん2人)と、オトノハで偶然の再会を果たしたのであった。実に10年(それ以上?)ぶり。女5人で飲んでいる所に、懐かしいお顔が続々と入ってこられたので、それはもうたまげた。
「偶然」とは書いたものの、Yさんご一家は高円寺に暮らしておられるので、実は私の住まいとも結構近い。話を聞けばオトノハの奥さんとY家のお姉さんはママ友だそうで、お会いしない間に、すっかり素敵なお母さんになっておられた。10年とはそういう年月なのだという事を目の当たりにした。
とにかく、こんな風にいつ遭遇しても全くおかしくない状況ではあったのだ。きっとオトノハのみならず、高円寺〜阿佐谷界隈でニアミスは何度もしていた事だろう。

10年前、今思えば大変不義理な形で、私はYさんご一家との連絡を絶ってしまった。とても良くして頂いて、可愛がって頂いたのに。けれどイロイロあって、当時の私は自分を一旦リセットしなければならない時期で、「えいや」と、そうする道を選んでしまった。
それが長い間、ずっと心に残り、引っかかっていたのだった。本当に申し訳なかった。私の事をどんな風に思われているか、不安でもあったし、もしもこんな出会い方でなければ、ちゃんと真っ向からお話出来なかったかもしれない。
だから昨夜、Y家のお母さんが私の手をぎゅーっと握って、再会をとても喜んで下さった事が、本当に嬉しかった。
「今でも坂もっちゃんから貰った猫のネックレス、まだ持ってるのよ」とか、
「初めて下北沢であなたを見た時の印象が忘れられない」とか、
「青森のご両親はお元気?」とか、
私が驚くほど、私の事をいまだに沢山覚えていて下さって、涙が出そうになった。同席していた古くからの友人である直ちゃんまで、もらい泣きしそうになっていた。

なんと有り難い事だろう。こんな事があるのか。長年の引っかかりが、嘘のようにハラハラと取れて行った。もっと早くても良かったんじゃないのとは思うけれど、たぶん昨日が最良の「その日」だったのかもしれない。Y家の方々と話をしていたら、お互い10年分歳は取っていても、何も変わっていないような、実際皆さん当時のままで、私も次々と記憶が蘇えった。
こんな事があると、年月というものが、歳を重ねるという事が、とても大事で、有り難くて、捨てたもんじゃないのだと思える。嘆くことでは無いのだと。
それにしても今年ギリギリに、こんな素敵なサプライズが待っていようとは思いもしなかった。オトノハさんも有り難う。美味しいご飯だけでなく、こんなミラクルも頂きました。忘れられない日になったなあ。
しかし、悩ましいのは昨日舞い上がりきった私が、持っていた展覧会のDMをYさんご一家に配ってしまった事である。このアホブログが記載されたDMを。ああああああ〜。

今日は仕事を進行しつつ、年内高円寺ランチ食べ納めという事で、五日市街道沿いにある『ドゥセニ村』というネパール料理屋に行き、そのついでに年内見納めという事で阿佐谷住宅まで足を伸ばす。
昨日、実際に阿佐谷住宅に暮らし、様々な活動をされているオトノハの奥さんから、再開発事業がいよいよ目の前に迫っている事を聞いた。開発の内容の愚かさには呆れるばかりだし、あの景色が無くなるという事が、無くそうという人がいるという事が、理解出来ない。家人といつものコースを歩いていたら、遠くでチェーンソーの音。ただ木々の枝の選定をしているだけかもしれなかったが、いつかここにある木々があの音に殺られてしまうのか、と思うと余計に轟音となって聞こえてくる。

少し前の日記にも書いたけれど、私は困った事に建築というモノにほぼ興味がない。建築不感症だ。しかし、そんな私とて、阿佐谷住宅が「イイ」という事はわかる。建物がというよりも、あそこに漂う空気や、痕跡全てがイイ。それはそこに立ってみればわかるはずなのに、悲しいかなそれだけでは事態は変わらないという事だ。本当に何て事だろうかと、馬鹿だねと、家人と肩を落とす。とにかく、これからあとどれくらいかはわかないが、「その日」まで、なるべく沢山足を運んで、その匂いを記憶にとどめなければならない。

見慣れない囲いが。
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ああ、いい眺め。
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アンタでいいからなんとかして。
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明日、青森に帰省します。毎年天草のお父さんお母さんには申し訳ないけれど。
束の間の冬休みといいつつ、実家でも版を作るため、道具は持って行く。
今年もたーくさんの方々にお世話になりました。本当に有り難うございました。
来年もたーくさんお世話になるかと思いますが、どうぞよろしくお願いします。
良いお年を。

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by sakamotochiaki | 2008-12-29 23:02 | ◎こんな日々 | Comments(0)