気分を切り替えて行く!!

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年末最後の日記に毎年恒例の年賀カレンダーを杉並の郵便局に受け取りを断られ、やむなく帰省先に100部近く持ち帰るはめになったというのを書いた。
で30日、実家最寄りの三沢という駅に降り立ったその足で、駅前の郵便局に持って行き発送しようとした。宛先は東京か、それより以西であったので、間違って「年賀」扱いされなかったとしても、配達は元日以降になると思ったからである。が、青森県内宛の1通だけは、翌日発送されてしまう危険があるかもと出すのを躊躇っていたら、窓口のお兄ちゃん局員が
「大丈夫ですよ。ちゃんと『年賀』表記してあるから、年内に配達される事はありません」
ときっぱり。ぬあにいいいいー。ほんじゃあ私は何のためにこんな重たいものを、わざわざ新幹線でこんな本州最北端に運んできたのか。やっぱり『年賀』マークは有効だったんじゃないか。杉並の郵便局のバカ。呪うぞ。
まあしかし、それならそれでもういいよ。無事に配達してくれたらそれで良し。田舎の局員のお兄ちゃんの対応もあまりに素朴で親切だったし、全ては水に流した。実際、意外と早く東京でも配達された様だったし。

が、そこで終わらなかったのだ。
東京に戻ってから郵便受けを見ると、年賀状に混じって郵便局からの封書が。嫌〜な予感。中から直筆の手紙が。ますます不吉な予感。手紙は先のお兄ちゃん局員からのものであった。徴収すべき料金を間違えてしまい、正規の料金に4000円近く足りなかった。その分は自分が立て替えた。申し訳ないが不足分を振り込んで貰えないだろうか。領収証も返送して貰えないだろうか。という内容。ひたすら低姿勢でしたためられていた。あうー。
私もボーッとしていたが(よく考えたら料金安すぎだった・・・)、兄ちゃんもボーッとしすぎだよ!どうにも今年は気持ちよく終わらせてくれないのね。
が、赤の他人に借金し、それを踏み倒す図太さは私には無いので即刻振り込み、領収証返送。あー、面倒くさ。
翌日朝9時、始業時間と同時につー感じで、その兄ちゃん郵便局員からお詫びと振り込み確認の電話があった。「坂本千明様のお宅でしょうか」の第一声、イントネーションでその人だとすぐわかって可笑しかった。ま、何でもいいんですけどね。無事に配達はされた訳だし。諸外国に比べたら、日本の郵便事情は格段素晴らしいはずだから。

さて、断水の話ばかりで終わってしまった前日記。
今回の帰省も頑固というか、偏屈に磨きをかけた父と、日頃のうっぷんを晴らそうとする母の間に入って、大変、疲れた。大人しく仲裁に入れば良いものの、自分も混じってしまい、あげく大声で怒鳴ったりしてしまった。普段怒鳴ったりなどしない人間なので、本当に疲れ果てた。しかもそれには何の効力も無く、これには実家における自分の勢力の衰えを、ひしひしと感じた。(当たり前だが)
断水も復旧が他より遅れている事がわかると、さすがに余裕をかましていた母もイライラし始め、朝食の仕度の最中にぶち切れられたりして、ほんとに萎えた。唯一血の繋がらない立場である家人には「坂本家は皆うるさいよなー。皆言いたいことを言うよなー。譲らないよなー。」と呆れられる始末。

それでも何とか断水を乗り越え、穏便に正月を終え、帰京し、実家に電話したら、今度は母の妄想にも近い計画を告げられ「うええええー」となる。そんな無茶で都合の良い事を、この人は考えていたのか、と。そりゃあ、日頃の母のストレスを考えれば、協力してあげたいところでもあるが、しかしあまりに無茶だった。
母の算段ではその計画に私が「おっイイねイイね!」と乗るものだったらしく、実際私の反応が完全に逆だったため、受話器の向こうでまたぶち切れられ、それもラテンな方向にキレられるならともかく、ひたすらにウエットな方向で、ますます「うええええー」となる。母は自分ではそうとは思っていないが、むしろ自分ほどカラッとした人間はいない位に思っている様だが、根がとても暗い。湿度も高い。
そして私の事を、私がそんなに良い子ではない事を知らない。いまだに「将来は婦人警官か、婦人自衛官になりたい」と言っていた小学生時分の私(正義感が尋常でないアホな子供)と、37歳の私が同一人物だと思っているフシがある。あれから何度脱皮しているかわからないというのに。

私もそんな母の血を受け継ぎ、相当根が暗く湿っぽい。その事実は、私を滅入らせるがそれはもう仕方ない。せめてそれを自覚して、生きねばならんと思っている。
母も自分の母(私の祖母)に対して、こういう思いを抱いた事もあるだろうに、それでも自分のお腹を痛めて産んだ子供というのは、何処か「所有」の範囲のものなんだろうか。私には子供がいないから、わからない。わからないが「所有」は息苦しいもんだ。同じく田舎というものも、愛憎が複雑に絡まり、やはり息苦しいもんだ。何とかならんかといつも思う。

そんな訳で帰京後も悶々としていたのだが(ここが受け継いでいるところよね)気分を変えて、昨日から仕事の合間に版作り。
一昨日、2月の展覧会の搬入の夢を見て、持ってった作品が、ビリビリに破れ、ドロドロに汚れ、「ぎゃああああああ!!展示する作品がないよ〜〜〜〜〜!」と、本当に声を出して泣きそうになって目が覚めた。ベタな夢にも程があるという感じだったが、恐ろしすぎた。今回は額装しないので、あり得ない話じゃないしな。で、とにかく刷り作業が出来るうちは、新作を作り続ける事にした。そろそろ4月の展示の打ち合わせもしなくちゃだしなあ。は〜。頑張れ私。
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by sakamotochiaki | 2009-01-07 11:14 | ◎こんな日々 | Comments(2)
Commented by natsu_miyazawa at 2009-01-08 14:52
だいじょうぶ、だいじょうぶ!(グッジョブ!)
離れているとありがたみがわかるけど、両親の妙なところを
自分がしっかり受け継いでいるという確認作業になるよね、帰省って。うちも長野だもんで、えれえこんだよー
風邪に気をつけて、淡々と作業再開!だいじょうぶだよ!!!
Commented by sakamotochiaki at 2009-01-08 16:52
わ!風邪っぴきナツさん、ゆっくり寝てて下さいよ〜〜。
私もこの所抵抗力落ち気味なので、土壇場で寝込まないようにしなくてはっ。
はい、淡々と、平常心で頑張るっす。
今も版画とは全然関係ない展示準備に没頭してました。
余計な事が楽しくて困る・・・。

帰省は年々親の老いとともに、労働が増えるので、
寝正月とはいえど疲れますね〜。
もうちょっと東京に近かったら良かったなあと、今さらながら思います。
しかしコレばかりはどうしようもないのだった・・・。

ご夫婦共々お大事に!!