空気を読める猫

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太ももの青あざが痛い。
昨日、夕飯後に家人に誘われるままに自転車で神田川の桜を見にいったのだけれど、ようやく目的地に辿り着いた途端、転倒。はい、酔っぱらっていたのでした。
まあ、ほぼ止まった状態で横にバッタリという転び方だったので、大した事は無かったのだけれど、いつぞやの中野の病院へ向かう途中に歩道に乗り上げ損ねて、自分で言うのも何だが、実に、実に見事なスライディングをしたぶりの情けなさ。しかも目的だった桜はライトアップされている訳でも無く「なんか、桜だか何だかわかんねー」な状態で、家人からは「自転車センスが無い」と切り捨てられ、いや、だから酔っぱらってたんです、サドルが高すぎたんです、寝不足なんですという理由も却下され、「つまんなそうな顔をしている」とまで言われ、だって転んで笑顔で居られるか!笑顔で最高って言えるか!つーか、こういう顔なんです!と子供じみた反論をし、終いにゃ路上でケンカの様になり、主に双方の言い分は「自分こそ相手に気を遣っている」という様なもので、ただのナイトクルージングが何でこういう事になるんだか・・・な、切ない春の夜だった。そして残ったこの青あざ(擦過痕も)。
結論:飲酒運転はいけません。

昨日は一日引きこもって版を作った。
色々やっていたら、急激に大きいのが刷りたくなり、二人展のお相手の直ちゃんに許可を取り版に着手。版完成後、あ、肝心の紙が無い!という事で、バタバタと新宿世界堂へ。ハーネミューレを3枚、えいや!という感じで購入。帰宅後、裁断。1枚800円くらいする紙を切るのって、すんごい真剣になる。いや、値段関係なく真剣じゃないとアレだけれど、でもやはり心でキャーキャー言いながら切る。
そのまま展示用の小作品の額装作業にも着手。夕方まで目が逆三角(イメージ)、頭は七福神の福禄寿(イメージ)で作業に没頭。ふと気が付けば、起きている間中は常に飯催促しているはずのうめちゃんの気配が無い。はれれと思って家ン中を探したら、寝室で干して取り込んだばかりの布団の上に、ぽっこりと居た。と言っても、寝ている訳ではなく、目も耳もこちらの様子をうかがっている。「今この人に何を言っても無駄だ」と察知したのだろうか。私の作業が終わるまで、ずっとそこにいた。まあ、確実に干したての布団が気持ち良かったとは思うけれど、アンタ、結構空気が読める猫だったんじゃん、と感心してしまった。
思えば猫が我が家にやって来る前、私はこれまで暮らした家々で妄想猫の姿を見ていた。階段を上る猫や、濡れ縁で日向ぼっこする猫、棚の上から見下ろす猫、仕事中背中に飛び乗る猫、そんな中に「干したての布団で寝る猫」というのもあったなあ、と思い出す。妄想じゃないのだなあ。布団カバーの生成色と、猫の黒と白、何てキレイなんだろう。としばしウットリしてしまった。

ま、作業を終えて声をかけたら、またいつものダミ声の飯催促うめにもどってしまったのだが。ホントあの声、なんとかならんか・・・。でも、こういうウットリする瞬間があると、全てオーケーと思える気がするから良いのだけれど。
ウットリ写真はウットリしすぎて撮り忘れました・・・。
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脱線してしまうが、「頭が福禄寿」で思い出したけれど、うちの近所のレコード屋の店長(と思しき人。40代前半くらい?))の頭が非常に大きい。たまにそういう人を見かけるけれど、恐らくかなりのボリュームのドレッドヘアを一塊にして、大きなニットキャップに収めきっているものと思われる。わかる人だけわかってという感じだが、「プリンプリン物語」のルチ将軍なシルエットである。しかも体は小柄なので、印象の全てが「頭!」という感じなんである。
まあ、場所柄どんな格好をしていようが、さして目立つものでも無いのだけれど、こないだ近所の歯科医院の前を通りがかったら、道路に面しているガラス張りの待合室にその店長の後頭部を見かけて、それが何だか凄く可笑しかった。歯医者、行くんだ(そりゃ行くよ)と思って。しかし、診察台に横になる時、ソレは問題ないのだろうか。治療中の図を想像しただけで、数百メートルに渡って笑えた。
違う日に、やはり近所のラーメン屋のカウンターでラーメンを食べる店長をやはり通りすがりに見かけて、当然だがあの頭のままラーメンをすすっており、頭と丼の大きさの比率とか、カウンターに一人ちょこんと座っている感じとか、つーかラーメンも食べるんだ!(そりゃ食べるよ)と思って、何かもー最高に笑えた。普通の場所で見かけると、俄然彼岸に渡ってしまう気になる人物である。

さて、今日からお友達の陶芸家:高橋朋子ちゃんが参加されるグループ展『卯月ひらく』が新高円寺ギャラリー工にて始まります。色んな「花」が見られそうです。私も日中、ちょこっと顔出してきます。
それ以外は引き続き版画準備。明日は刷り日。残りあと3回。しえー。


関係ないけれど、昨日茹でた筍。いつも思うけれど、筍って茹でると量が半分になるのと、大量の生ゴミが出るのが切ないよなー。あの皮、何かに使えないものか。筍の皮でシンク周りの水垢除去とかさ。
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それと最近のお気に入りスペースのトイレの壁。バリで買った和洋折衷の天使とヘンリーダーガーのポストカードが妙に合う。洗濯ばさみは以前大江戸骨董市で小島古道具さんで購入。手前はトラに食べられそうな人。
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トイレって、何か余計なお飾りがしたくなるんだよなあ。お一つクリックよろしく〜。


〜追記〜
先ほど行ってきました『卯月ひらく』。4人の作家さんの個性がバラバラなのに、何故だか調和していて、良い展覧会でした。
狙っていたちょもちゃんのチョーカーと、東恩納美架さんの足つき小皿を買いました。ひゃっほー。小皿は色を迷って、結局「雪原」を彷彿させる色合いのものにしてしまった・・・。チョーカーはこれからの季節活躍するでしょう。
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お花まで土産に貰ってしまった。乙女椿。うっふっふ。
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※会期は18日までです。ご興味のある方ぜし!
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by sakamotochiaki | 2009-04-11 07:36 | ◎こんな日々 | Comments(4)
Commented by 加藤 at 2009-04-11 12:57 x
自転車センスゼロの加藤です。証拠のあざが左膝に残っています。15年前の。

空気をよむうめちゃん、ますます愛おしいですね。
愛情注いだ結果なんでしょうね。

猫は「なんだか寂しい」時にそっとそばによって来て、じゃれるのではなくただそこにいてくれたりします。すっかり癒されちゃいます。

さかもとさんの自転車のお話にも癒されました。私も喧嘩できる相手を探します。
Commented by sakamotochiaki at 2009-04-11 14:47
加藤さん
あざ友でよろしくです。
しかし、随分と強烈なあざみたいですねえ。

空気を読めていない時の方が多いので(笑)、
昨日は「おおお!」と余計に感心しました。
もっと読んでもらって、朝、ゆっくり寝かせてくれたら涙出るなあ。
ちなみに今朝も5時起きです。

でも、うめが来てから、独り言が独り言じゃなくなりますね。
こちらは勝手に言いたい事を言って(グチとか)スッキリして、
非常に助かります。
昨日も、そんな訳でむしゃくしゃと帰宅したわけですが、
そういう空気もわかるみたいで、うめまでシュンとしてました。
でも「うめよ〜〜」と抱きしめようとしたらすんごい嫌がられました。
愛情の押し売りは良くないですね・・・(泣)
Commented by あざ友加藤 at 2009-04-11 16:48 x
中学生の頃、立ちこぎしたらペダルから足が外れて、地面に足をすったまま3メートルくらい進むとできるあざです。
それはもう大変なけがでした。心身ともに。


気をつけて下さい。
Commented by sakamotochiaki at 2009-04-11 17:13
あざ友あざーす。
うえ〜。い、痛そ−!
しかも立ちこぎからの落差を考えると余計に恐ろしくて想像出来ません。
股間は、股間は大丈夫だったのか?とか。

基本立ちこぎしないのですが(ギアに頼りっぱなし)、重々気をつけます!