猫オバ・万置き・インスタント沼など

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猫オバハン、またしてもやってしまいました。
いやいやいや、これはね、我が家に楳がやって来る全然前から欲しいと思っていたものでね、凄く良いものでね、だから別に猫飼いだしたからって買ったワケではなくてね、ってなんの言い訳か自分。

それはイシデ電さんの『私という猫』という漫画。
この作品は以前偶然ネット徘徊時に発見して、そこで読む事が出来たのだけれど、物語の導入口の素晴らしさにあっという間に引き込まれ、厳しいノラ猫社会を冷静かつ繊細に描かれる中で、イシデ電さん独特の死生観の様なものを感じ、ひどく感心したのであった。
漫画はなるべく現物を所持したい人間(だから漫画喫茶にも一回しか行ったことが無い)である私も、ネットで読めるという状況についつい甘んじていた訳であるが、いつか買わねばと思っているうちに我が家に楳がやって来た。その後はココで書き連ねている通りの猫に振り回されつつ、楽しくやりつつ、現在に至っているのだけれど、ある日ふとこの漫画の事を思い出した時、ギョッとした。主人公のノラ猫の風貌がとても楳に似ていたのだった(ココ、猫オバハン序章)。

で、ようやく紙で読んだ今作は、凄く良かった。モニターで「次ページ」クリックして見るのと、実際に紙をめくるのとは違うものである。やっぱり紙はいい。断然いい。絵柄にも紙が似合っていた。

で、こちらがそのノラ猫。
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厳密に言うと、白毛の配置具合とかが違うのだけれど、保護直後のガリガリボサボサだった楳に凄く似ている。目つきの悪さなど笑える程に似ている。あーあ、ザッツ猫オバハンだな。

そんな私に何かの嫌がらせか、数日前、我が家の買い物用ボロ自転車のカゴに、かような漫画が置き去りにされていた。
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新手の嫌がらせか。それともあれかな、ヤマンタカアイがやっている(と大竹伸朗本に書いてあった)という「万置き」か。「万引き」ではなく、お店に自分の好きなモノを持って行き、勝手に置いてきてしまうという「万置き」か、これは。ま、店じゃなしに自転車のカゴだけれども。つーか「花とゆめ」では今どきこういう漫画を連載しておるのか。全く知らなかった。漫画はなるべく現物を所持したい上に、単行本になってからまとめて読む主義なので、漫画雑誌というものを全く読まないのだ私は。しかも1巻ならばともかく、いきなり2巻て。俄然把握力試されるじゃん。いや、昨日風呂で読んだら、一瞬で把握しきれる単純明快物語だったけれど。そのうち堀北真希とかが出ちゃう枠あたりでドラマ化とかさっれっそー!と思いきや、もうドラマ化決定してたんすね。ああ、時代からも置き去り。しかも岡田将生主演とは。ああ、重力ピエロ(意味は無い)。
なんつーか、美しい男が出れば良し、みたいな風潮がこの所凄いですが、いやまあ、確かに美しい男は見ていて楽しいけれど、がしかし、眉毛の手入れを怠らない様な男は、私は断じて苦手である。さらにスクリーントーンの使い方、フキダシが絵柄に被さって(ネーム部分のみ透けている)いるのも、なんか生理的に、すんげー苦手である。

さて本日は午前中から「インスタント沼」を観に行き、駆け足で某コンペ搬入を済ませ、さらにバタバタと父の日のプレゼントを選び、ヘトヘトになって帰宅。その後仕事。
何でもいいですが、コンペの搬入って、何故にあんなに心が疲弊するのか。ただ持って行って係の人に渡すだけであるのに、尋常でない汗が出る。そんな自分に焦って、さらに吹き出る始末。要するに、ヒーッ!穴があったら入りたい!という気持ちと、どうか私の作品見て欲しい!という気持ちが、私の中で取っ替え引っ替え出入りするのである。悪魔のカツオと天使のカツオがせめぎ合う様な感じか。違うか。だからもう、受け付けてくれた女性の顔など、全然見られずであった。

この出たがりで引っ込みたがりの性格、いつも本当に疲れる。だから作品展なんか、もちろん自分がやりたくてやっているくせに、本当に恥ずかしい!と思ってしまう時がある。なのにやる。伏し目がちに、奥ゆかしくやる。どーよ?なんて気持ちは殆ど無い。でも誰かに見て貰うのはやはり嬉しいので、ぜしご来場下さい!と言う。来てくれた人に「この絵はですねー」なんつって作品について語ったりもする。売ったりもする。複雑。
これは露出狂の域だよやはり。と、こんな事を書いたりするから、ブログの検索ワード第一位が「露出狂」になるんだよ。現在ぶっちぎりの一位なんである。いかんともしがたい現実。


さて、明日も引き続き仕事。
夕方からは入院前から楽しみにしていたとある食事会もあるので、ハイスピードで進行しなくてはならないのだ。
あ、「インスタント沼」は面白かったですが、「転々」に比べると、後々心に何も残りませんでした。それが良い悪いでなしに、もっとガーリーでポップ。しかし風間杜夫、やはり良かったです。加瀬亮は何やらせてもホント上手い。ちなみに私が一番声を出して笑った場面は「はなちゃん」でした。あの皮肉さ!これから観られる方はお楽しみに。

受けて立ったはなちゃんも凄い。お一つクリックよろしく。
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by sakamotochiaki | 2009-06-12 22:08 | ◎こんな日々 | Comments(0)