台北前に展覧会2つ

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本日は展覧会を2つ。

1つ目は『女性装丁家の仕事』展@平和紙業株式会社ペーパーボイス東京
イラストと版画の大先輩である宮澤ナツさんを介してお知り合いとなったブックデザイナーの清水佳子さんが参加されていて、タイトル通り沢山の女性装丁家の手がけた書籍を見られるという事でいざ茅場町へ。

これまでも清水さんブログなどで、様々なお仕事を拝見させて頂いていましたが、出展作品を見て驚き&興奮。水木しげるや三原順の豪華装丁本を手がけられていたとは知らなんだー!会場で一人フルフル震えてしまいました。どちらもそれぞれの作風にピッタリのニクイ色遣いと手触り。素晴らしかったです。欲しかったです。他にもナツさんとタッグを組まれた書籍も展示されていてじっくりと拝見。素敵な本でした。

他の装丁家さんの作品も色々と興味深く、山岸凉子の「テレプシコーラ」を手がけられた方を発見してまたフルフル。て、私はどうして漫画ばかりなのか。
それにしても、その方その方で、しっかりとカラーが出るものなのだなあ、と感心しきり。
この所、めっきり装丁のお仕事から遠のいている私でありますが、書籍の装画というのはとても面白く、やり甲斐のあるお仕事なので、またやれたらいいなあ。いや、やるのだー!と勝手に心に誓いました。うおー。
こちらの展覧会は17日(金)まで。装丁に興味のある方はぜし!
展覧会の模様が少し見られます↓


帰り道、「きっと坂本さん好み」と清水さんに言われていた古ーい和菓子屋を発見。清水さん、何でわかるの。モロ好みでした。うわーうわー言いながら写真撮影。次を控えていたので中には入りませんでしたが、何とも趣のある建物。手作りポストも良かったです。
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で、お隣の日本橋高島屋に移動して、友人陶芸家・ちょもちゃんこと高橋朋子さんと藍染め作家・梅崎由起子さんの2人展「風の音 なついろ」へ。

先日突然の襲来にも関わらず、ちょもちゃんの地元・八街をドライブ&快くご自宅にご招待頂いたのだけれど、その時工房で見せてもらった制作途中だった作品達の何倍もの数が展示されていてこれまたビックリ。素晴らしい集中力。さすがであります。去年の展示以上に、二人の作品が協調し合っているように思えました。
現地に行くまではフリーカップ目当てだったはずが、昨年夏に購入した青い泡の柄シリーズにどうにも惹かれてしまい、小さめのカップを購入。それとレリーフが美しい白いぐい呑み(一輪挿しにも良いサイズ)も。これで最近飲み始めた日本酒を飲むのだーっはっはっは!こちらは14日(火)までです。ぜしぜし!

私の腕では泡模様も、プラチナの縁取りも上手く写せず〜〜〜〜〜!
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ちょもちゃんに「旅行前にそんなに買って大丈夫?」と心配されたので、は!本当にその通りだ!と我に返り、藍染めのポーチはグッと我慢の子。

「何でも衝動で買ってはいかん!」と悔い改め、家に帰ってから、不要布をチクチクやって、旅行に持っていく小物用ポーチを作ってみた。全部波縫いだけど。チクチクの止め時がわからず、ひどくクドいものが出来上がってしまった。あーあ。こういうセンス、どうやったら身につくのかね。まあ、版画用のウエスになるだけの運命だった洋服達は、やや命拾いした気分だろう。
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さて。
西川さんの『きのうの神さま』を読んでいる。
珍しく今日はハードカバーを持ち歩いてしまった。読みやすいので、もうあとは最後の章を残すのみ。うーん、勿体ない。読み終えるのが。
西川さんの文章は、何でだろう、凄く好き。言葉の選び方か。映像が見える所か。その人その人の気持ちが、何故こんなにもわかってしまうのか、という所か。え~、それは無いよ、と思わずツッコミを入れる余地が無い。人物像に無理が無い。フワフワと上滑りしている感じが無い。だから凄い。
先に映画を観ているせいで、読んでいる最中は演じた俳優さんにより、脳内で実にしっくりと映像となって再現されるので、また良し。
「ゆれる」の時も先に映画を観て、原作を読んで、映画では描かれていなかった登場人物それぞれの背景を知り、そうだったのか。とまた再び映画館に足を運んでしまったのだった。
「きのうの神さま」でも様々な背景が描かれている。鶴瓶の、井川遥の、余貴美子の。あ、これは演じた人達ですが。
余貴美子の章では、東西線車内で思わず泣きそうになって、ああ、やっぱり家でじっくり読めば良かった!と後悔した。目に渾身の力を入れ、涙が垂れ流れるのを阻止するハメになった。
最後の章は誰の章なのか楽しみだ。けれど、やはり読み終えるのが勿体ない。


でもってベランダのプランター。
これはたぶん二十日大根。日に日に大きくなる。凄い。ああ、私不在中、枯れないでおくれ。梅雨よ明けるな。
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結局、今日は4時頃楳に起こされた。起こされるのは体がキツイものの、こういう空も拝める。
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by sakamotochiaki | 2009-07-10 20:02 | ◎こんな日々 | Comments(7)
Commented by しみず at 2009-07-10 21:07 x
装丁展きてくださってありがとうございました!
ちあきさんも水木先生や三原先生ファンだったのですね。
私も、水木作品や“はみだしっこ”を読んで育ったくちなので、
この本たちは一生の宝なんですよ!
今はもう売ってない本なので、よろしければお貸ししますよ。

あと、あの和菓子屋さんはやはりツボでしたか。
だいぶ千明さんの好みを把握してきたわ! ふふふ。
Commented by sakamotochiaki at 2009-07-10 22:22
しみずさん
見応えありの展覧会でした。
色んな本があって、色んなデザイナーさんがいらっしゃるのだなーと。
いや、当たり前なんですが、今さらのように実感しました。

はみだしっこは文庫ですが持ってます。
子供の頃もちょこちょこ読んでいましたが、
何か少し怖いイメージがあって(暗かったし)、
大人になってからの方がちゃんと読めて、感動しました。
水木先生は調布でちょくちょく出会えるらしいですね。
吉祥寺の楳図、調布の水木。
私はどちらも街では遭遇できていないなあ〜。

和菓子屋さんの佇まい、セットみたいでしたね〜。
行きは全く気が付かなかったので、
帰り道突然現れたのでビックリしました(笑)

あー豪華本、売られていないのですねえ。
ぜひ機会があったらお借りしたいです!
Commented by namima54 at 2009-07-10 22:45
私も漫画に反応してしまいました。三原順!
清水さんというお方が装丁をされているのは、晩年の難解な本でしょうか。そちらは未読なのですが、私、はみだしっ子で育ったようなもので。花ゆめコミックスがボロっちくなってしまい、文庫で買いなおしたほどです。つい最近も、最終巻を読み直して、ここで終わるなんて納得できない〜でも永久に続きはないと、もだえたばかりです。(ちなみにアンジー派)
本筋から脱線しまくりでごめんなさい。旅行、お気をつけて行ってらっしゃいまし。
Commented by しみず at 2009-07-10 23:00 x
namima54さま
いきなりすみません。三原順の本をデザインしたしみずです。
三原順秘蔵作品集「LOST AND FOUND」というコレクター本を装丁しました。
www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=11944
はみだしっこのファンはいまだに多いですね!

ちあきさま
取材旅行楽しんできてくださいね。
帰宅後のブログ、楽しみにしてます!
Commented by sakamotochiaki at 2009-07-10 23:18
namima54さん & しみずさん
ははは。アンジー派。
派閥があったとは。
じゃ、私はグレアム派ですかねえ。
グレアムって老成しすぎですよね、どうでもいいですが。
思わぬ反応アリで良かったです!
しみずさんデザインの本、ずっしり重たくて、品があって、
ヨーロッパな香りがしました。。。

実はよくよく考えたらこれが初出張の坂本です。
ああ、やっと大人の仲間入り。
ついつい遊んでしまいそうですが、ちゃんと取材しなくては。
頑張ります。
Commented by namima at 2009-07-11 09:27 x
しみずさん、初めまして。
わあ、こんな豪華本があったとは知らなかった。「彼らのその後を描いたストーリー」があったなんて!!!めちゃくちゃ気になる〜。グレアムは幸せになったんだろうか。

千明さん。
4人が全然別のキャラクターなので、当時、唯一のはみだしっ子好き友達と、誰に共感するかあれこれ話した思い出が。懐かし〜。ちなみに友人は、グレアム派(ファン)でした。

出張、経験ないので憧れます。取材頑張って&楽しんできて下さい!
Commented by sakamotochiaki at 2009-07-11 10:13
namimaさんも出張未経験でしたか。
何か、ちょっと勇気出ました(笑)
台湾は夏は薦めないよ(暑すぎて)と人から聞き、
超汗っかきとしては、一気にブルーに(笑)
着替えTシャツを大量に持って行かなくては〜〜〜〜〜〜〜あああ。

グレアム派とかいいつつ、時々「アハン!」とか口走る私でした。