今年も行けた。

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前日の頑張りのお陰で、仕事の進行も見事目標をクリアし、意気揚々と逗子を目指そうと思っていたら、朝からまさかの本降り。
けれど目的地BlueMoonブログの天気は晴れ時々曇りとなっていたし、嵐でない限りは開催するだろうと、予定通り3時に逗子着。

空は辛くも曇天をキープ。遅刻の直ちゃんを置き去り、1人バスに揺られて一色海岸を目指す。道中、車窓から見えるビーチも人出がいつもより少ない。バスもガラガラ。近代美術館前で降りたのも私1人。一年ぶりの海は、いつもの活気は無かったけれど、海鉛色だけれど、全然暑くないけれど、夏度低いけれど、それでも、ああ今年もやっとここへ来た、という気持ちになる。

仕事モードは「ここまで」。
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いつもなら座席を見つけるのが大変な土日のBlueMoonが、昨日は余裕で座れてしまった。この調子でライブまでお客が少なかったら嫌だなあと思いつつ(まあ、それは取り越し苦労で、夜は満員でした)、まずは恒例のコロナビールで1人乾杯。ベジタコスをつまみにグビグビとやっていたら、直ちゃん到着の頃には既に酔っぱらっていた。
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して、今年で4回目のキセル@BlueMoon。実は皆勤賞の私であるけれど、雨がザーザー降ったのは今回が初めてだった。ライブが始まるなり、波音を打ち消さんばかりの雨音。会場に入りきれず、傘を差し立ち見をされていた方々には申し訳なかったけれど、BlueMoonの屋根に当たる雨音とキセルの音という組み合わせが、もー凄く良かった。3曲目の「くちなしの丘」で早々と涙が垂れそうになる。聴く度に名曲中の名曲だと思うけれど、それにしても昨日は良かった。
やがて雨が止み、今度は背後から静かに襲い来る様な波音とキセルの音に包まれる。足の裏にひやりとする砂を感じながら、やっぱりここで聴くキセルは格別だ、と思う。
セットリストは諸事情により、途中までしか覚えきれなかったのだけれど、初めて聴いた高田渡のカバー曲「おなじみの短い手紙」、リキッドと夏びらきで聴いた新曲二曲(一曲は「夕凪のまち」というタイトル)も、素晴らしかった。そしてアンコールのラスト「なつやすみ」はBlueMoonでは恒例の曲。欲を言えば八月がもうすぐ終わりを迎える時期、もっともっと暑い日に聴くのが良かったけれど。あの曲を聴くために、私は毎年ここに来ている様な気がする。


さて、上に書いた諸事情とは。
図らずも余裕で最前列右端の席で観る事が出来てしまった今回、一部(ライブは二部構成)の後半、若い男女カップルが私のすぐ足下にやって来て、体育座りをしながらライブを見始めたんである。まあ、ごくごくフツーのカップル。最初はBlueMoonのスタッフかと思い「うんうん、仕事があっても近くで観たいよね。どんどん観るが良いさ」と、さして気にもとめなかったのだけれど、このカップル、スタッフでも何でもないただのバカップルであった。
座り込むなり、演奏中終始大声で話をするわ、笑うわ、信じられないマナー違反をやってのけた。静かな曲だったので、彼らの所行に驚きすぎて、「まさか」と耳を疑う感じ。彼らの真後ろにいて、しかもスピーカーの真横に陣取っていた私にですら聞こえる様なボリュームの声だった。そりゃそうだ、スピーカー前では普通の声ではお互いの会話が聞き取れないだろうからね、そりゃもー大声だった。
当然、周辺のお客にも、演奏している辻村兄弟にも聞こえていただろう。それが気になって気になって、私は全く音に集中出来ない状況になってしまった。(この感じ、同じく大声で話しまくる男性客が居たSOURのレコ発ワンマンライブの時ぶり!あんの時も最悪だった〜!)

海の家というオープンな場所だし、子供らもステージ前を走り回っているし、後方ではキッチンの音だって聞こえるし、そういう雑音はある程度こちらも承知の上来ている訳だけれど、爆音系の音楽ならばいざ知らず、キセルの様なタイプの音で、あれは無い。
このままでは辛すぎると思い、休憩中にでも一言注意すべきかと思っていたら、一部が終了すると同時に女性客の1人がサッとやって来て、

「音楽聴かないで大声でしゃべってるんだったら、
 最前列じゃなくて後ろに行って下さい」

と、私より先に、かつ的確にズバーンと注意。おお、よくぞ言ってくれた!
ところがカップル男(20代後半?)が

「えー?俺、そんな変な話してましたー?」

と意味不明な反論をしたのである。かぁ〜〜〜〜〜〜〜!!内容の問題じゃないだろーよ!!カップル女は無言で仏頂面。2対1ではいかんと思い、すかさず背後から

「後ろからでも凄くうるさかったですよ」

と私が援護に入ると、女の前で面子を潰された男はなおもアホ反論。

「いや、ただ色んなバンドがいるなーって、話してただけなんすけどねー」

・・・・・・・・呆れて物も言えないとはこの事かと、唖然としてしまった私。(漫画だったら口パクパク言ってたな)すると、

「まあでも、みんな聴きたくて来てるんですよね~」

と男。そうだよ。つーかアンタだってチャージ払ってこの場に居るんじゃないのか。(まあ、BlueMoonのチャージ徴収はかなりユルイと思うけれども)

「そうですよ。みんなわざわざ遠くから来てる人だっているんですよ」

と私が言うと、

「怒られちゃったし、あっちいこー」

と退散したバカップル。おいこら待て、もっと反省の言葉はないのか、大の男が女々しい言い訳並べやがって−!私を単なる面倒くせーオバハンにしたまま立ち去るなー!!と言ってやりたかったが、気付けば、最初に注意した女性客も居なくなっていて、ポツネンとその場に残された私であった。ムキーッ!何だかモヤモヤが収まらなーい!しかも私の後方にいた直ちゃんは、バカップルに全く気が付いていなかった。ムキキーッ!

そのまま気持ちを立て直して二部を、という風にはなかなか行かず。というのも、わざわざ見ず知らずの他人に注意するって事が、注意される事よりも私自身が滅入る作業だったからである。出来る事ならそんな事、いちいちしたくないんである。なのにさせられてしまった事に、どうにも頭に来て、後半はライブになかなか集中出来ず。ああ、損な性格。
しかも今度は、勝手に同志気分であった女性客のお連れの男性が、タバコを吸い出した。オープンエアーだし、一応禁煙では無いとは思うのだけれど、客席はかなり込み入っていたのでそりゃまずいっしょ~な状況。けれど、彼女は男性には注意しなかった。それを見て、何だか、しょぼくれた私。しかもこのしょぼくれは、超身勝手なしょぼくれであるので、誰に文句も言えず。誰ともわかちあえず。

ただMCの中で、「キセルのライブでは欠伸をしてる人が凄く多い。そのうち寝ちゃう人も居る。でもそれも気持ち良いと思ってくれているなら嬉しい」という辻村兄の話に対して、辻村弟が「そりゃあ大声で話されるよりは眠ってもらってる方がいい」と返していて、ああ、やはりバカップルの大声はステージに届いていたのかもな、と少し救われた気がした。

妙な所に神経質なO型気質が恨めしい夜となった。
でも、やっぱりキセルは良い。ずっとBlueMoonで、海と空の何処までも深い闇と、キセルの音楽の融合を感じられたら嬉しい。

「おなじみの短い手紙」高田渡


少々湿度のある日記になってしまったので、爽やかな自家製レモネードを。レモネードの元を炭酸で割って、最後にレモンを一絞り。旨いです。
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それと畳に猫座布団。
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by sakamotochiaki | 2009-08-03 14:54 | ◎こんな日々 | Comments(0)