ピー

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サンジャポがぶり四つ鑑賞を経て、ここ最近の私にして、まれに見るテンション上昇の一週間が終わった。
もう、夏が終わったくらいの勢いで。

のりピーが逮捕された。
この一文を、どんな真面目顔で口にしたら良いものかわからない。そのくらい「のりピー」と「逮捕」は、或いは「のりピー」と「逃亡」、「のりピー」と「出頭」、「のりピー」と「薬物」は縁遠い字面である。「のりピー逮捕しちゃうぞ♡」ならばアリだろうが。
マンモス悲ピー。ネットの掲示板に誰かが書き込んでいた。ああ凄く、どうしようもなく、悲しいくらい日本、と思った。
どこまでも冗談の様であるし、けれどこの冗談の様なものの裏側にあった暗部を、ここまであからさまに目の当たりにさせられたのは、いったいいつぶりだろう。オウムの冗談の様な選挙活動の裏側にあった恐ろしさ以来かもしれない。大袈裟かもしれないけれど。家人は花田一家を思い出したと言っていた。ああ、それもあったか。

とにかくここ数日、久々にテレビに釘付けだった。こういうものは見届けないと気が済まない質なんである。テレビのない場所に居る時は、速報を見逃すのではと気が気でない状態。だから昨日、阿佐ヶ谷バリ舞踏祭にいる時も気もそぞろであった。故に催しが終わって、入った近くの居酒屋のテレビモニターに映し出された速報に、興奮はピークを迎え、直後呆けた。自分でも何なんだという感じではあるが。ああ、終わった。これでもう、テレビにかじりつかなくて良いのか、と思ったのだった。まあ、今後まだまだ芋づる式に、という展開もあるかもしれない訳だが、のりピーほどの衝撃を保てるかどうか。

家人は「実に昭和的だ」という。虚像と実像の落差の大きさは、確かに昭和のアイドルならでは。まあ、そもそも「清純派アイドル」ってのが、このご時世には全くそぐわないものではあるけれど、それしても今回はあまりに極端なものだった。芸能界がいかに作られた世界かという事を、普段からわかっているつもりではいても、こんな形で不意を突いてそれを証明されたら、さすがに驚いてしまう。(そういう意味で、押尾は驚かない。ただただ納得するだけである)

誰でも多かれ少なかれ、外と内とではキャップを持つものだとは思う。だからあんなに仲が良さそうだったのに別れただの、あんなに紳士的なのに暴力を振るうだのというのが、すぐ身近にもある訳だが、仕事とはいえ、あんな風に全く違う人間を演じ続ける事というのは、本当に凄い事である。普通の人間ならばとっくに頭がおかしくなっているだろう。
ちょうど映画を観てきたばかりの家人と、まるで「ディアドクター」の様だと話した。偽物を演じ、しかも周りがそれを盲目的に信じて、持ち上げ続けた。偽物が、途中で「もう、やーめた」と丸投げ出来ない位、あり得ない高さまで。ジャンキーだらけのクラブイベントで踊り狂っていたというのりピーが、それすら果たして本来の自分だったのかも、わかりはしないけれど。

ともかく自分のあだ名に「ピー」を付けようという時はよくよく用心と覚悟が必要だ。そして出来る限り、全力でそれを阻止しなけねばならない。でないと、深刻な事態に陥った際、笑って良いのか泣いて良いのか、自分だけでなく色んな人を困らせる。


して、今年のバリ舞踏祭。
小学校校庭での開催というのはなかなか面白かったのだけれど、広すぎたのか、せっかくの生ガムランの音がやや散ってしまっていた気がした。
それと割と最近作られた新しい曲や踊りなどもあったのだけれど、前衛っぽい所があまり私の好みでなかった。
最後のフィナーレでは観客を巻き込んで、皆で踊ったりして賑やかに幕を閉じるのだけれど、何故か今年は阿波踊りでビックリ。演者も浴衣姿で登場したりしていた。よくわからないながらも、観客が演者の見よう見まねで、一緒にバリ舞踏を踊るというのが、去年初めてこの催しに行った際、凄く良かったんである。今年は場所も神社ではなかったし、色々考えての事だったとは思うけれど、あれはちょっと残念だった。
でもやっぱり暑い夏、夜風の中で聴く生ガムランはいい。またバリに、ウブドに、無性に行きたくなる。
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by sakamotochiaki | 2009-08-09 12:39 | ◎こんな日々 | Comments(2)
Commented by kyoe_noriko at 2009-08-10 10:31
同世代で、まさに雑誌モデルの頃からの彼女を見ていて好きとか嫌いとかより変な思い入れ(?)があったので、なんつーか、ものすごく時代というか世代を見た感じでした。
ってか、彼女のお陰で私も一時代ふざけて「のりぴー」とか言われ「どうしてくれよう、この恐ろしい呼び名を自称しやがって・・」とも思ったのでした。
ミホという名の友人はみぽりん、って言われてましたが。二大切ない渾名。
Commented by sakamotochiaki at 2009-08-10 11:06
キョウエさん
ああ、そうですね。
キョウエさんものりぴー(失礼)と呼ばれる星の人だったのですね。
確かにミホさんはみぽりんです。そういう星回り。
もう地上波でも流れていましたが、YOUTUBEで見ていたのりぴーの
DJ画像はまたまた衝撃でした。
「蒼いうさぎ」との落差は凄いけれど、でもあれ、薬さえなければ、かなり好感度アップだったのになあ、私的には。