ロンリー龍馬クリップ

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本日『ミスター・ロンリー』鑑賞。
予告編だけ見て、笑って泣けるラブストーリーかと勝手に思っていたもので、全然違って驚いた。そこに流れる空気の暗くて重たいこと。物語が始まって早々に、舞台がパリからスコットランドに変わるのだけれど、そこからは一層灰色の世界。なんだろう、スコットランドの天気のせいか、映像のせいか。ダメな人大集合の痛々しい空気のせいか。

「マイケルとしてしか生きられない」主人公と、彼同様に誰かになりすます事で生きている登場人物達が、現実から逃げ続け、享楽的なかりそめの楽園、コミュニティの中で過ごしているのを観ていたら、何となくディカプリオの『ザ・ビーチ』を思い出した。ダメさ加減や、その楽園が死によって崩壊する様なんかも。
全体的に何とも掴み所が無く、唐突な演出も多くて、少し戸惑ってしまった。観念的というか。映像は何処を切り取っても美しくて切なく幻想的で、つい見入ってしまったが、終始夢の中の様なフワフワとした物語を生きる人物が皆、滑稽と悲哀を通り越してややグロテスクに見えた。まあでも、そういう作品だから、それで良いのだろうな。

主演のディエゴ・ルナはとても良い。さすがに著作権の厳しいマイケルでは楽曲までは使うことは出来なかったのかもしれないけれど、そのダンスは見事なマイケルぶりで感心しきり。しょぼいながらも頑張ってる感のある衣装にも笑った。いや、微笑ましくて。そう、唯一微笑ましい。あ、それもそういう演出にまんまと私が乗っているだけか〜。ポケバイに乗っている(しかもバブルス君も一緒)場面が特に好き。それだけなのに、何だか泣けた。



夜は「龍馬伝」の2回目を鑑賞。
我が人生において大河ドラマをちゃんと観るのは初。正月に実家で1回目を観てみたら、何だか凄くちゃんと作られているのに感心して(作り手の勢いみないなモノが凄い。って今さらか)、これは毎週観ようと決めた。「ガリレオ」で私内株を上げていた福山を、いよいよ克服出来そうな予感がする。香川照之はもはや観ているだけで嬉しいし。にしても福山・香川の「二」と「三」の対比が凄まじい。歯の汚れとか、毎回メイクが大変そう。あ、ちなみに今日一番心躍ったのは蟹江敬三のダメ親父ぶりでした。広末の初々しさ蘇生ぶりにも目を見張るけれど。

その後は「松島×町山の未公開映画を観るTV」にて『PEPER CLIPS』(前編)鑑賞。(サイト更新されてませんけど…笑)
町山さんのサイトから引用:
「テネシーの人口1600人の小さな町の中学校で、
クリップを600万個集めるプロジェクトが始まった。
それはキリスト教徒の白人しかいない町で、ある歴史を学習するためだった……。」

ある歴史とはホロコースト。道徳番組的な作りであったので、最初はボンヤリと観てしまったのだけれど、後半、ホロコーストを生き延びた人々のスピーチであっさり涙腺崩壊。最近歳のせいか、ちょっと緩すぎなのは否めないが、本物の声というのは、それだけで問答無用に脳も心も揺さぶられてしまう。あれは泣いても仕方ない。と自分を励ます。ぜひ後編も観なければ。

と、何やらずっとテレビの前に居た日であった。あー肩凝った。

ついでの様に、寝そべり楳。薄っぺらくて長い。
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by sakamotochiaki | 2010-01-11 01:39 | ◎こんな日々 | Comments(0)