仄暗い場所から

ジッとこちらを見つめる楳子抄。呪われそうである。あ、前足を拘束しているのは尻尾です。念のため。
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関係無いけれど。
今日夕方、食材買いだしの帰り道、何年も前に我々夫婦が暮らしていた東高円寺の物件の隣人であった中国人一家Rさんの奥さんを見かけた。傍らには小学生くらいの女の子。あれはまさしく3人兄弟の末っ子のrちゃん。当時は生まれたばかりの乳飲み子であったのに、お母さんと同じくらいの背丈に成長していて、思わず親戚のオバチャン気分で熱視線を送ってしまった。

ある時、私が回覧板を届けにR家に行った際、玄関のドアを開けるなり、目の前にrちゃんが寝かされたベビーカーが置かれていて驚かされた事があった。奥さんは眠ったばかりの赤ん坊が起きない様に「静かに」という風なジェスチャー。確かに我々夫婦二人が暮らしていたのと同じ間取りに、Rさん一家は夫婦、子供3人(当時長男は小学生、次男は幼稚園、そして赤子)が暮らしていた訳で、そこに時々中国から爺婆がやってきたりもして、さらに家財道具も家の外にはみ出さんばかりで、実にみっちりと暮らしていたので、赤子の安眠スペースは玄関くらいしか無かったらしい。えええーっ!ココーッ?!つーて、一瞬頭皮に汗をかいて、でも次の瞬間、笑いを堪えたのを覚えている。なんつーか、そこは中国だった。いや、中国行った事もないのでアレですが、イメージの中の中国がすぐ隣にあった。

Rさん一家は、たぶんまだ同じ場所に暮らしているのだろう。長男次男も大きくなって、さらにみっちりと暮らしているに違いない。しょーもないご近所トラブルに巻き込まれそうな時など、飄々と、時にずる賢く身をかわすRさんの奥さんには、何度か「やられた!」と思わされた事もあったけれど、それも今は懐かしい。夕方になるとR家から漂ってくる実に旨そうなゴマ油の匂いを思い出した。



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by sakamotochiaki | 2010-02-06 22:53 | ◎こんな日々 | Comments(0)