春がつかめそうだ

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最近、隣の部屋の女性のクシャミが凄い。
ついさっきも壁が無いみたいよく聞こえた。季節柄、花粉症だろうと思う。元々隣は中年男性の一人暮らしだったはずで、数ヶ月前から女性も暮らしている様子。会えば挨拶くらいはする程度のお付き合いなので詳しくは知らない。知らないのだが、女性がやってくるまでの2年間は、とても静かで生活音ひとつ聞こえなかった。だから意外と壁の厚いマンションなんだなと思っていた程。でも今はキッチンの水の音や、何か物を床に落とした音、笑い声なんかも聞こえる様になった。先日突如隣の出窓に出現した猫(隠れ飼いとしてはあまりにも大胆な)も、おそらく女性が連れてきたのだろう。そう思うと、中年男の一人暮らしってどれだけ静かで、どれだけ起伏のないものなんだろうか。

さて。
今日は久しぶりに恩師である神山明先生とお会いして、有楽町のシンガポールレストランでお昼ご飯を食べ、最後にデザートまで食べておきながら、その後間髪入れずに先生が京都に行かれた際に食べてハマッたという「都路里」(の大丸東京店)でパフェまで食べた。普段は自作スコーンと前夜の残りものスープという地味昼飯を食べている身としては、たいそう豪華なハシゴで幸せ。噂には聞いていたけれど、都路里のパフェは美味しかった。お茶がちゃんと美味しいのでしょうなあ。パフェというもの自体にも、何やら気持ちを高揚させる要素がある。数日前から「13日はパフェ食べるんだー」と思ってしまう程に。

パフェと言えば、私がまだ学生だった頃、それこそ神山先生の授業の課題提出明けなんかに、大学の最寄り駅近くにあった喫茶店でよく食べるパフェがあった。私は滅多にしなかったけれど、同級生は大抵前日徹夜してヘロヘロ状態だったりするので、とにもかくにもたっぷりの糖分を欲し、なだれ込むようにその店に行って食べていたのが通称「犬パフェ」。パフェ用のガラスの器の上にアイスや生クリームが、これでもかと山盛り乗っかっている様が、まるでマルチーズが乗っかっているみたいに見えたので、誰が名付けたか(あ?私か?)そう呼んでいた。「課題終わった!犬パフェ食べに行くぜ!」「おー!」という感じで。
あ、何だか今、当時を思い出して、甘い様なしょっぱい様な気持ちになったな。さらにコレ、随分前に書いた様な気がする。何か犬パフェの絵を描いた記憶がうっすらある。でも遡って探す気力が無い。すいません。

話を戻して、神山先生とお会いしたのは作品ファイルを見て頂くのが目的であった。ランチ食べてぇー、スイーツ食べてぇー、みたいな丸の内OL会合の様であるが(いや、全然丸の内OLの事を知らないくせに書いておりますが)、実は私にとっては非常に緊張感を伴う会合。何となく自分の作品を、というよりは、紙版画の面白さを伝えようとしてしまった様な気がする。しかもそれもどこまで伝えることが出来たかわからない。けれど有り難い感想も頂いて、私が今やっている事は続けていて良いのだと思えて嬉しかった。もちろん続けるには色々な課題もあるし、ただ楽しいだけで作ってはおれないなあというのもわかった。それも良かった。
学校という場所を出てからは、突然自由の身になったはいいけれど、妙に足下の悪い場所に自分が立っている様な感覚が常にある。私が苦悶の表情で毎夜寝ているのもそのせいかもしれない。(実際に見た事はないが。十中八九そう)まあこれは私が何処かに所属していないフリーランスであるせいもあると思う。だから今日みたいな日は、とても貴重で、何と有り難い事だろうかと思うのだった。頑張ります。
来週も工房で刷り作業が待っている。風は冷たかったが、もうちょっとで春がつかめそうな日だった。


明日は早起きして救世軍バザー。間に仕事して、夕方からは吉祥寺。気合い入れて銭湯に並びます。ひとっ風呂浴びるでなしに並ぶ。ある使命を持って。こっちも頑張る。


全く関係無く、最近カッコイイ!と思った動画を。




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by sakamotochiaki | 2010-03-13 00:52 | ◎こんな日々 | Comments(0)