冷静になろう。

お前がな!と一番自分に言いたいのである。
買い物するのに近所に出たら、一日前とは全く異なる光景が広がっていた。店の外まで続くレジ待ちの長い行列。みんな何だかわからないけど、わからないままにとにかく買う、買う、買う!の空気。
ま、私もお米とか買ったのだが。
並んだレジの店員男性が、慌て過ぎるあまりレジを打ち間違えて「くっそ〜!」と呟いていた。こういう小さい苛立ちが伝染していくのだよな。焦らなくて大丈夫だから、と声をかけたくなったが、相手は私よりもはるかに年上と思われたので止めた。おつりをもらう際、せめてと大きな声でお礼を言った。

ホフディランが公式サイトにて「スマイル」を無料配信している。元々大好きな曲だったけれど、こんなタイミングで流れてきたら泣けてしまった。ワタナベイビーの、人をおちょくってる(失礼)みたいなあの歌声に、こういう形で救われるなんて。

家人にも振り回されすぎだ。余裕を失っている。イライラしすぎ。と言われ反省。
いや、今朝も私が起きられず、こんな時に惰眠をむさぼっている間に、停電断水にそなえ、洗濯を終えていた家人に、一昨日から電池やトイレットペーパーを買ってきていた家人に、こんな嫁で面目ないとは思いこそすれ、そんな事を言われるとは思ってもみなかったが。しかし余裕をなくしているのは事実。これは皆同じ。ちょっとだけ冷静になろう。

例えば今、街のスーパーやお店が、ちょっとだけ照明を落として、薄ら暗くなっているけれど、元々が明るすぎたんだ、この位でも十分じゃないかと気付く。冷蔵庫やガスコンロが無い時代は皆それが当たり前だった訳で、それならそれで想像力を働かせて、工夫して料理は作れる、停電情報に振り回されまいと思う。こんな状況でも、マンションの集積所に出したゴミは回収され、新聞や郵便物も配達される。そういうリズムを淡々と保ってくれる人達がいるという有難さ。学ぶ事がそこら中に沢山ある。これを「喉元過ぎたら...」で忘れたりしたら、せっかくここに生かされた意味がない。とにかく冷静に、そして想像力をフル稼働させて、自分が出来る事を考え、実行する。


楳はあれだけ嫌いだった掃除機の音にも動じなくなった。それよりも怖い経験をしたからかもしれない。
強い余震が来ても、逃げたりせず、大人しくバッグに入ってくれるようにもなった。
一方で、昼間、いつも通りに丸まって寝ている姿に救われる。動物は「生きる」事に率直だ。その姿にも学ぶ。有難いと思う。
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夜、節電で家の中を暗くしていると、我が家の立地のせいもあるが、いかに外が明るいのかがわかる。月明かりもそう。
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追記。今回の地震で、本当にその存在意義を思い知らされたtwitterで、この映像を知り、お爺ちゃんの強さに泣けた。この笑顔。

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by sakamotochiaki | 2011-03-14 17:37 | ◎こんな日々 | Comments(0)