ちょっと早いですが「良いお年を」。

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重なる時には重なるもので、楳の治療が始まったと思った矢先、今度は母が入院・手術をする事になった。手術自体はさほど難しいものではなさそうとの事だがそれでも体を切る事には変わりなく、日頃年不相応なほどに若く元気な母だとてこれは一大事である。なにぶん高齢でもあるし、無事手術が済んだとしても日常生活を元通り送れる様になるためには時間を要すだろう。加えて、父は数年前に患った脳出血の後遺症があり、ほんの少しだが体が不自由ときている。
そんな訳で年末進行の東京を、例年より少し早くおいとまする事になった。順調にいったとしても母の退院は年末ギリギリを予定しており、そのまま年始まで実家で過ごす事に。お仕事関係各位にはただでさえ忙しいスケジュールを無理に前倒して頂いたりして大変ご迷惑をおかけする事となり申し訳ない限り。通常営業は年が明けてから母の回復具合を見つつの帰京次第...と思っております。すみません。

さて問題は楳。通常ならばこういう時は迷わず楳を連れて帰省するとこだけれど、楳も治療真っ最中であるので、年末ギリギリまで東京を動けない。置いて行くのは心残りであるけれど、家人に通院や世話の一切合切を託す事にした。年末になったら一緒に仲良く帰省してもらう。家人には初めての事ばかりなので、正直かなり不安なのだけれど、以前と比べたら家人と楳は恋仲だし、何とか2人(いや1人と1匹)とも頑張って下さい。お願いします。

師走半月分が突如消え失せるというのは思いの外大変な事態で、色んな方面にペコペコしながら、「年内に片付けねばならないアレコレ」を前倒してアワアワと消化中。こんなペコアワの師走は初めてじゃなかろうか。それと反比例して、本当に消化したい家の掃除は全く手につかない。このまま年越すんだな。で、「今年のまんま」のこの家に新年帰ってくるんだな。ああ、こんなはずじゃなかった...。て今年何度思った事だろう。全く今年はどうかしてる。それでも色んな事が不幸中の幸いでとどまっていて、何となくいずれくるもっと大きなダメージのための予行練習をさせてもらっている様な気持ち。まあこの感覚は地震以降ずっと続いているのだけれど。そう思ったら、ここで凹んだり、萎えたりしている場合ではないのだった。
とにかく母の手術が何事もなく無事に済んで、退院出来て、楳と家人と合流して、家族でお正月を迎えられたらいい。一年前はごく当たり前だった事がそうじゃないんだとわかっただけでも、私人生年表においては十二分に特別な年だ今年は。テストがあったら必ず問題に出るという位に。楳と2週間以上離れ離れになるのは初めての事で寂しいけれど、お互い元気で年末の北国での再会を楽しみにしている。

さて、とどめの告知をば。
私の体は東京を離れますが、楳カレンダーと版画はがきが素敵な催しに参加させて頂きます!毎度お世話になっている下北沢のシマシマヤトーキョーさんにて12/18(日)~25(日)※月曜休 に開催される冬の贈り物 締めくくりの「ありがとう」展です。今回は初めてのモチーフを刷りました。それが冒頭の『雪の結晶』です。一緒に納品させて頂いた「りんご」モチーフといい、この「雪の結晶」といい、青森出身としてはこれまであまりに身近なものすぎて注目をしてこなかったものたち。それを改めて作ってみるといかに自分の中に浸透していたものかという事がわかるもので、作業も悩んだりする事なく、やけにスムースに進んだりして「へえ~」とか「ほお~」とか感心しながら作りました。

そうそう、シマシマヤトーキョーさんでは昨日10日(土)から、私も愛用している大沼道行さんの陶展がスタートしています。どこがどうとは上手く言えないのですが、とにかく大沼さんの器は使う度にうっとりします。食器棚から取り出す時、盛りつけた時、使い終わって洗う時、いちいち「ああ、いいな」と思わされるって凄い。何とか帰省前に行きたいと調整して来たけれど、うーむ、キビシそう(泣)どうか私の代わりに皆様行って来て下さい!会期は17日(土)までです。ぜし! ※13日(火)休

ちなみに楳カレンダーは引き続き、経堂のcafe + gallery 芝生さん(通販もスタート!)、吉祥寺のpoooL02さんの『文具vol.02』でお取り扱い頂いております。
20日(火)からは鵜の木にあるHasu no hana CAFEさんにて、楳ステッカーとポストカードと共にお取り扱い頂ける事になりました。
そして札幌のCheerさんのカレンダー展は本日11日(日)までとなります。
それから器モチーフのはがきは阿佐谷の土の記憶さんに納品させて頂きました。冬の贈り物に添えて頂けたら坂本有難き幸せです。

残りわずかな2011年ですが、イロイロどうぞよろしくお願いいたします。


それにしても今年という年は、簡単には言葉にし難い一年で、鮮烈に焼き付いている物事もあれば、やけに曖昧でぼんやりとした印象しか残っていなかったり、奇妙なほどスカッと記憶から抜け落ちていたり、恐ろしく長かった様な気もするし、こんなにあっという間に終わった年も無かった様にも思えるし、頭の中が混沌として、どうにも足下がおぼつかない一年だった。これはもう今すぐどうこう出来るものではないし、する必要もないのかもしれないけれど。
今日で9ヶ月。訪れた寒さと共にスワッとあの日を思い出す。この感覚はこれからもたぶんお付き合いし続けるのだろうな。この感覚のお陰で私の価値感やものの見方は大きく変わらざるを得なかったし、それについて今は後悔していない。こうして実家で過ごす時間を頂くのも良い事かもしれない。なにせネットが無い(iPhoneのみ)、DVDプレーヤーもない、画材も無い(ちょっとだけ持参するけど)、猫も居ない(これ大きい)...1日が家事と病院通いで終わりそうで、あれこれ考える時間には丁度良さそうだ。といいながら案外ボンヤリ過ごしちゃうんだろうか。むーん。


今年も本当に沢山の方々に大変お世話になりました。心から感謝であります。新しい年は少しずつでも前に進める様に、フワフワとした足下は少しずつ固めていける様に、頑張っていこうと思います。
2012年もどうぞよろしくお願いいたします。そして皆様良いお年を!!

楳、青森で会おう。
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by sakamotochiaki | 2011-12-11 09:29 | ◎お知らせ・展示など | Comments(0)