蚊帳の中。

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引っ越しました。
んが、久々過ぎて戸建てに暮らすという事を甘く見ておった様です我々。
いざ引っ越してみたらば、新しい家には(あ、これは物理的に新しいという訳ではありません。物件自体は我々と同年代。お金をつぎ込んで上辺の大整形を果たしたものの薄目で見てあげてね、近寄ったらボロが出るから!な物件です)、電話線(つまりネット)もTVのアンテナも無かったのでありました。壁に「ささ、ココにどーぞ!」という差し込み口があるからって、ただそこに線を差し込んで、サクッと外界と繋がろうなんて幻想だった訳です。素敵なお部屋のアクセサリーって事もあるのです。或は身近に潜むトリックアート。何とも憎らしい演出にここ数年色々完備のぬるま湯生活が続いていたせいか、「ぺしっ」とビンタを食らって正気に返り、他にもポツポツ判明する「まさか」な事実に、その都度うへーうへー言わされててばかりの毎日。
とはいえ引っ越し前にとある方から頂いたDVDに収められていた木皿泉ご夫妻のドキュメントではないけれど、世間からほんの少しだけ隔離された「蚊帳の中」で暮らしている様な感覚が面白くもあり、いやつまりなんだかんだで「愛せる予感」がする家です。

さすがにネット関係は家人共々お仕事に支障をきたしているので、早急に対処しておりますが、完全開通は最短で3/5を予定しております。それまでは仮ながら今日からPCでのやり取りも出来る様になりました。関係者各位にはご迷惑おかけして申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いいたします。

荷解きも大方済んで(何しろネットもTVも無いので他にする事がなくて作業が進む進む)、衣食住に関してはかなり普通に出来る様になりました。それにしてもこういう昔なら当たり前だった生活というのは、何と夜の長い事か。かといってやる事もないし疲れ切っているせいもあり、10時くらいには布団に沈んでおります。
が、電気水道ガスは通っていて、雨風しのげる屋根があって、日当りも今から夏が恐ろしくなるほどに良く、そして楳がどんなに鳴こうとも気にならないペット可!!もうすぐ1年目をむかえようという震災の多大な被害を思えば全くもって贅沢すぎるほどの話です。

楳は環境の変化に戸惑っていたのも初日くらいで(早々に下り階段でこけて自分でビックリしていた)、食欲も旺盛で元気です。階段も大分スムースに上り下り出来る様になりました。(猫なのに...)
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しかし四十路の引っ越しは体にくる事は間違い無し。こっからはあんまり焦らずゆっくりジワジワと家を作っていけたら良いな、て事で。
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by sakamotochiaki | 2012-02-26 17:41 | Comments(0)