2012年 07月 19日
『nid』24号 |
たまにはお仕事の告知など。
『nid』(エフジー武蔵)の表紙の紙版画を担当させて頂きました。
紙版画では初めてとなる雑誌のお仕事が、光栄な事に表紙で、しかも大好きな民藝がテーマで、もう緊張するやら心躍るやら。
打ち合わせで伺った編集部でも、お仕事というのを忘れそうになる程、民藝話に花が咲き、ホクホクしながらの帰り道「あ、そうだった、これから版作って刷るんだった!わー!」と思ったりして。
これまでも器をモチーフにイロイロと版画を作ってきましたが、いやー民藝、良いですね。終始ワクワクしっぱなしの作業で、終わらせるのが残念になるくらいあっという間に完成してしまい我ながら驚きでした。
実際に窯元に訪れた事もあり、我が家でも愛用している読谷焼や、実家の母がコレクションしている南部鉄などは、元々とても身近なものでしたが、資料を眺めるにつけ、職人の手仕事の美しさに見とれ唸るの繰り返し。いつも青森帰省で通り過ぎてばかりの岩手にいつか民藝ツアーに行きたいな。というより、地元青森の民藝品を今一度じっくり見てみたい。そんな風に思うお仕事というのも過去に無く、実に新鮮でありました。
私が勢いで刷り倒しお預けしてしまった作品達を、こんな風に素敵にデザインしてくださったデザイナーさんにも感謝です。
中身も読み応えがありすぎて、これからじっくり読むのが楽しみ。なんと私が日頃お世話になっているシマシマヤトーキョー店主ヒロミさんのご自宅も紹介されています。こちらも本当に素敵。
おっと、肝心の発売日は明日7/20(金)です。ぜひ書店で手に取って見て下さい。
by sakamotochiaki
| 2012-07-19 18:21
| ◎お仕事/雑誌
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