ヨボヨボだけれど、ヨボヨボなりに。

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楳ちゃんに、と美味しそうな伊予柑が届いた。
昨日は楳の月命日で、そんな風に気にかけて頂く事に恐縮しつつも、とても有難いなあと思う。

もう1ヶ月というよりは、どうにかこうにか過ごしてきて、気付いたら1ヶ月経っていた、という感じだ。
恥ずかしながら、1日たりとて涙が出ない日は無い。楳は私の日常だったから、いちいちその喪失感と戦う気は最初からない。もうそれは仕方ない。
特にバイトの帰り道はヨボヨボである。大丈夫だとは思っていても、いつも最寄駅から夜道を走って帰った。玄関のドアを開けて、私を出迎える煤墨の相手もそこそこに(ひどい)、階段を駆け上がり楳を見つけて「よかった、生きてた」と思った。走らなくても、寄り道してもよくなった帰り道は、何だかひどく腑抜けていて淋しく感じてしまう。

風景の中に残像の様な楳の姿が見える瞬間がある。家の中だけでなく、外を歩いていても。元々猫とは幻の様な存在だなあと思ってはいたけれど、楳という猫は生前は「居るのに居ない」みたいだったし、今は「居ないのに居る」みたいで、とても不思議だ。
反面、夢には全く出てこない。元々楳が夢に登場する事は無かったくせに、チラッとでも夢に出てきてくれたらと毎晩念じて床についていたのだけれど、今日「夢に出てこないのは、向こうで元気で楽しくやっていて、忙しくてそれどころじゃないからなんだよ」という話を教えてもらった。そうか、ならばもうこのまま出てこなくてもいい、どうか向こうで楽しくやっていてくれ、と考え改めた。とはいえ、いつか「久しぶりに噛み付いて起こしてやろうか」とかいって出てきてくれたら嬉しいけれど。そんな気まぐれを楽しみに待つ事にする。

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ヨボヨボだけれど、ヨボヨボなりに行きますよ。
振り返ったら、こんな寝相で笑わせてくれる子もいるからね!
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by sakamotochiaki | 2013-02-10 22:42 | ◎楳猫 | Comments(0)