阿佐ヶ谷住宅の桜。

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前にも同じタイトルで書いた事があったけれどあえて。
もう見られないと思っていた阿佐ヶ谷住宅の桜が、今年も花を咲かせてくれた。
何とも無粋な黄色いロープに囲まれ、中に立ち入る事は出来なくなってしまったけれど、それにオタオタしてしまうのは人間ばかりで、桜はただ黙々と準備を整えて、その時が来たら全力で咲く。動き出した再開発を知って知らずか、こんなにも早くその勇姿を見せてくれた。さすがとしか言いようがない。


惚れ惚れする立派な幹。週末には一気に満開だろう。
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先日帰省した際、実家裏の小さな森が丸ごと無くなって、切り倒されたというよりは、なぎ倒されただろうか、大量の木が山とつまれて何箇所にも置いてあった。まさに木の墓場、という光景だった。その森に特別な思いがあった訳でもないのに、その光景は脳裏にこびりつき、今もことあるごとに思い出している。その森だった場所には今後更地にされ、恐らく味気ない「夢のマイホーム」がボコボコと建つだろう。
阿佐ヶ谷住宅を更地にするのにもそう時間はかからないのだそうだ。50年という時間をかけて作られた風景も壊すとなれば一瞬。それを見る覚悟は今はまだ出来ていない。一部外者の私でそうなのだから、実際に長く住んでおられた方々や縁のある方々の気持ちはいかばかりだろうか。今はただ黙々と淡々と咲き始めた桜をしっかりと記憶に焼き付けたい。

この週末にお花見を予定されている方は、阿佐ヶ谷住宅にも立ち寄ってみてはいかがだろう。残念ながら桜の木の下でとはいかないものの、その素晴らしさはロープの外からでも伝わるはず。善福寺川の喧噪から目と鼻の先にある別世界。阿佐ヶ谷住宅の最後の桜をぜひ見てみてください。


杉並の税務署前の道ももうすぐ桜色に染まる。大好きな眺め。
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これからもっと緑も影も濃くなっていく。
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桜桜言っていますが、もちろんこの季節は桜以外にもお花見が出来ます。芽吹きの季節の阿佐ヶ谷住宅はまた格別ですから。
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阿佐ヶ谷住宅から我が家にやってきた水仙の球根は、このまま葉が枯れ切るまでは栄養を球根に貯めている時期。しなだれつつがんばっている。
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※3/21追記
3/21〜31(30除く)の期間、中央広場の一部が開放され、自由にお花見を楽しめるようになったそうです。
場所取りは不可だそうですが、桜の木を近くで見られます。(もちろんゴミは各自お持ち帰りです!)
最後ですもん。存分に眺めたいと思います。(その前にお仕事を何としても終わらせねば!)
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by sakamotochiaki | 2013-03-20 17:40 | ◎こんな日々 | Comments(0)