動画版『給水塔と赤い屋根〜阿佐ヶ谷住宅のおはなし〜』

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6日にリリースされたばかりの電書版『給水塔と赤い屋根〜阿佐ヶ谷住宅のおはなし〜』ですが、映像作家の石川亮介さんが電書と同じ素材を使って、新たな作品を制作して下さいました。

それが動画版『給水塔と赤い屋根〜阿佐ヶ谷住宅のおはなし〜』です。
完成直後に拝見して、気がついたらボタボタと涙が垂れ落ちて止まりませんでした。
この長い長い本をじっくり読み込んで下さったのだという事、そして阿佐ヶ谷住宅という場所を愛してこられた方々の気持ちに寄り添う様に制作されたのだという事が、随所に伝わってくる素晴らしい作品です。
音楽は中山うりさんの『小さな窓に』。
書き下ろしなのではないかと思ってしまうほど、画像と歌詞、音がピッタリなのにも驚きました。

電書版を読む前に、読んだ後に、或はそれだけでも十分に楽しんで頂ける作品です。
阿佐ヶ谷住宅を知っている方も知らない方も、ぜひぜひご覧下さいませ。


電書版(無料)も発行から4日、本当に沢山の皆さんにダウンロードして頂いています。8日から iBooks Storeでの配布も始まりました。
様々な場所で「ダウンロードしたよ」、「大事にゆっくり読んでるよ」と声をかけて頂く事も多く、本当に嬉しい限りです。

中でも「阿佐ヶ谷住宅には行った事が無かったけれど、読んでいてこみあげるものがあった」とか「私も以前○○団地に暮らしていてね」とか、それぞれのお話を伺う度に感慨深い気持ちになります。
この本は「阿佐ヶ谷住宅に贈る」と制作された本ではありますが、それを手に取って読んで下さった方それぞれが自分の中に持つ色んな場所(或は人、もの)に繋がっていって、そこに思いを馳せ、手の中にある電子書籍という形を超えた何かを、個々に生み出してくれていたならば、それはとても素晴らしい事ではないだろうかと。

私自身、ただあの場所が好きだったという1人に過ぎませんが、お別れの淋しさの中にも、開かれた何かを日々感じさせてもらえる事が、何と貴重で有難い事だろうかと感じています。それも全てあの場所の持つ大きくて不思議な力なのだろうなと。
「贈る」と言っておきながら、結局「贈られている」なと。






※写真は今日6/10に撮影した25号棟の梅の木。たわわです。
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by sakamotochiaki | 2013-06-10 22:58 | ◎お知らせ・展示など | Comments(0)