『ペットショップにいくまえに』版画展~みんなのいえ~ に参加します。

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9/19(木)から経堂ウレシカさんにて開催される『ペットショップにいくまえに』版画展~みんなのいえ~に参加します。
この企画展は今回で3回目。絵本作家のどいかやさんが制作したフリーペーパー『ペットショップにいくまえに』を元にスタートした犬や猫をはじめ、動物をとりまく人間社会の問題を、より多くの人に知ってもらうための展覧会です。

今回お声をかけて頂いた時、一も二もなくお引き受けしたものの、我ながら不思議な気持ちでもありました。元々動物を描くのが不得意(それもかなり)で、つい数年前までは避けて通っていたくらいだった私が、この様な主旨の企画展にお誘い頂けるとは...と。
そして以前書いた日記の事を思い出しました。ここに出てくる「ペットを飼う前の心構えをまとめた良いサイト」として私がお勧めしたひとつが、まさにこのどいかやさんの『ペットショップにいくまえに』でした。

とはいえ、私自身この1月に亡くなった楳という猫との出逢いがなければ、漠然と猫との暮らしに憧れるだけで、いつか雨の降る中ダンボール箱に入れられた可哀相な子猫と運命的に出逢う、という「のっぴきならない状況」に陥るのをうっとりと夢見たりなんかして、実際に自ら何か行動を起こす様な事は無かったのではないかと思います。

けれどある日、本当に瀕死の猫が突然目の前に現れて、自分がまさに「のっぴきならない状況」にポンと放り込まれてからは、ひたすら命と対峙し続ける事になり、あらよあらよと今に至ってしまったという感じで、いつの間にやら猫を描いたりもしています。しかも沢山。我ながら不思議です。
そして書き始めると長い色々を経て気付いた事は、この「のっぴきならない状況」は、たまたま今まで私の前で起こらなかっただけで、毎日何処かで起こっているのだという事。日々沢山の命が生まれて、殺されているという事。ペットショップで動物を買おう、とは考えないまでも、私と同じ様に「運命の出逢い」をひたすら待っている人というのも案外少なくないと思います。それはある意味甘美でドラマティックな状況ではありますが、動物との暮らしを考える時、自分のすぐ近くで起こっている現実を少しでも想像する事が出来たら、行動に起こせたら、物ごとは少しずつでも好転していく気がします。

しかし先に書いた日記にもある様に、動物を前にして、私は全く偉そうな事を言える立場にはありません。だから今回も作品を作り始める際色々悩んだのですが、やはりいつも通り目の前にいる我が家の猫らを作品にする事にしました。たぶん目の前にある物ごとが、その先の世界にも繋がっているはず。

この企画展には沢山の作家さんが参加されますし、京都や新潟での連動展もあります。9/29にはウレシカさんでトークイベント(予約制)も催されるそうです。詳細は『ペットショップにいくまえに』サイトをご覧下さい。それと、関連サイト・絵本作家とりごえまりさんの『猫の種類のおはなし』もぜひ。



あ、冒頭の2匹の版画は我が家の猫、煤と墨です。彼らも地域猫のボランティア活動をされている会から我が家にやってきました。これも十分に「運命の出逢い」です。
額装作品の他に、いつもの様に手刷りの猫版画(はがきサイズ)も持って行きます。今回は新作を入れて十数種類ほど。もちろん我が家の一番目の猫、楳もいます。
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沢山の方にご来場頂けますように。
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by sakamotochiaki | 2013-09-14 16:11 | ◎お知らせ・展示など | Comments(0)