勝手に正誤判定

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夕方4時くらいに高円寺の高架下を家まで向かって歩いていて、『四文屋』つー焼き鳥屋の前を通りかかったら見覚えのあるシルエットが。先日の車椅子婆と爺(http://sakamoto5.exblog.jp/7283921/)だった。まだ日も落ちぬ時間から呑んでいた。この寒いのに高架下というからには吹きさらしの空間で、婆は相変わらず「何もそこまで」て程に丸く縮んでいて、声はかけられなかったけれど、でも何となく笑った。

それにしても、何の心構えも無いままやって来るのが師走というやつである。来年こそは準備万端お迎えしよう。と毎年思う。
仕事もそこそこ忙しいし、その他の事で何かと気ぜわしい。その割には飲みにも行くし、友人が購入した新居の床のオイル塗りにも参加するし(今年はつくづくこういう作業に縁があるらしい)、今日は笠間で出会った陶芸家・本多あつみさんのグループ展を見るべく、苦手な銀座へも行った。銀座って、何度会っても名前が覚えられない人みたい。興味が無いとか、苦手だったりすると脳が拒絶するんだろうか。それとも単純に田舎者の気負いか。


話は違うが、友人宅床塗り作業からの帰り道、この時期になると完璧に間違った方向へ猛進するクリスマス装飾の家々の話をしていた。町田在住時は私のアパートの住人の一部も類に漏れずという感じで、タクシーで帰宅する際も運ちゃんに

「あ、あそこ(あの間違ってるとこ)です。」

と一言で通じてしまう程に眩しかった。凄いとこはもっと凄い(クリスマス期間中は家ん中真っ暗とかさ)と聞くけれど、私の住んでいたアパートも、どう考えてもお二階さんとタッグを組まねば実現不可能なイルミネーションなどがあったりして(一階から二階へサンタが登って行く電飾とかさ)、「どうよ」という感じで見せつけられて、毎年いたたまれない気分だった。私的には確実に「ご近所トラブル」認定だったけれど、やってる方は「よかれ」思想に基づいた自信満々の行動であるので打つ手無しなのだった。

まあ、そんな事もあったっけな、と懐かしめるのも、今住んでいる場所ではそんな猛進物件が見当たらないというプチ幸福のせいだろうか。うちから一番近い小さな商店街にある小さなスナックの入り口には「merry christmas!」と筆記体で形取られた小さな電飾(電気は付かない)があるのだけれど、これは私が引っ越してきた5月からそこにある。たぶんずっと前からあり、これからもずっとあり続ける代物。飾りっぱなしの、ひょっとしたら意味すらわからず思想ゼロで置かれたものだ。その光景を見る度に胸がすっとする。実に正しい。そう思う。

こんな風に勝手な正誤判定をするのもどうかとも思うのだけれど、そうやって周りを見てみると、ぼやけていた自分の輪郭も見えてくるので面白い。
このところ自分の有り様というか、立ち位置というか、本性というか、そもそもどの星出身なんだろう(これ、不思議ちゃん発言ではなくて、生来どこ所属なのか?って事ね)と考える。36にもなって考える事でもないかもしれないが。

それも師走のせいか?


全く関係ないですが、今日銀座に向かう途中、電車で聴いたペペの『Guatemala』、もうなんっ回も聴いているのに、初めて聴いたみたいに良かったなあ。もし「2007年で良かった出来事をあげよ」と言われたら、色々ある中でも「ペペカリフォルニアを知った事」も確実にあげるでしょう。
ああ、年内にもう一回くらい観たいもんだね。

本日購入した本田あつみさんのお皿とカップ。
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お皿には足が付いていてカワイイ。ほぼ初対面なのに結構長々話し込んでお邪魔してしまいました。作品に現れているけれど、本田さんもほのぼのとした可愛らしい女性でした。
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by sakamotochiaki | 2007-12-08 01:07 | ◎こんな日々 | Comments(0)