完全復活ふたつ

c0138553_22372164.jpg

日頃、暦と無縁の生活をしている私なれど、珍しく連休らしい連休を謳歌。

昨夜は清志郎完全復活祭@武道館。
人によっては「大きく出たな」と思われてしまいそうなこの「完全復活」という言葉に偽り無し。いやむしろ古く固くなった外皮を、マントの様にひらりと脱ぎ捨てて、新たにこの世に生まれ出たかの様な「完全誕生」。それほどに全身から生命力がみなぎる清志郎はキラキラと目に眩しく、その発する声はこの耳からではなく、直に心に響いてきた。
こんな人がいるのか。こんな事ってあるのか。この瞬間に立ち会えて良かった。初めて彼の歌声を聴いた時以上にそう思えた。「この世に神様は居ないのか」という思いにかられた日の私に教えてあげたい。「どっこい神様は居たのだよ」と。

以下、ご家族で参加された友人K子さんからセットリスト頂いて来ました。

JUMP
涙のプリンセス
誇り高く生きよう
ダンスミュージック☆あいつ
NIGHT AND DAY
デイドリームビリーバー
いい事ばかりはありゃしない (チャボ登場)
君が僕を知ってる
チャンスは今夜 (vo.チャボ)
僕の好きな先生
私立探偵
多摩蘭坂
毎日がブランニューデイ
コーヒーサイフォン (vo.チャボ)
GOD
スローバラード
激しい雨
ドカドカうるさいロックンロールバンド
キモチE
BABY何もかも

アンコール
よぉーこそ
ROCK ME BABY
雨上がりの夜空に
LIKE A DREAM

オープニング曲が『よぉーこそ 』だったら嬉しい、と前の日記に書いていた私だが、まだまだヒヨッコでございました。前半、立て続けに新曲を持って来た清志郎は、常に前を見て先へ先へ進んでいるのだ。
と言いながらも、アンコール一曲目に『よぉーこそ 』を持って来てくれる大きなサービス精神に大喜びだったのだが。
『いいことばかりはありゃしない』から『君僕』にかけてのチャボ登場場面にはたまらず涙。昔と何も変わらないどころか、昔以上に声に張りのあった『ドカドカうるさい〜』『キモチE』を聴けた事が本当に本当に嬉しかった。
開演始めに大スクリーンに映し出された闘病中の写真の一枚一枚は、まるで昨日の晴れの舞台で流されるものと最初から決められていたかの様な、全てお見通しだったかの様で、時間軸が麻痺させられる不思議な感覚を覚えた。
そしてそこに写る清志郎の目は常に、全てを超え悟り切った穏やかさと力強さと明るさがあり、想像も出来ない境地に辿り着いた人のそれに思えた。本当にこんな人がいるのだ。
あの場で泣いた人達の涙はには全て色んな意味がある。清志郎の完全復活を喜ぶ涙であると同時に、それを見届ける事で、皆それぞれのこれまでとこれからを猛スピードで重ね合わせ溢れた涙だ。そう思えた。

ライブ後、同行したメンバー6人で、流れ流れて神保町の『さくら水産』へ行ったのだけれど、満席のお座敷にいた客の一人が「清志郎イエーイ!」と声をあげた瞬間、満場の「イエーイ!!」&「乾杯」コール。その場に居た9割9分が武道館帰りだった。関係ないお客には相当に迷惑な状況だったかもしれないが「清志郎」という共通項を持っただけの大の大人達が、反射神経でもって一瞬で一体となる様は、何ともアホみたいで、夢の様に素晴らしい光景だった。「♪デデデデッデッデ デデデデ!」と口ずさみながら、その場の全員に魚肉ソーセージ(って所がそこはかと無くロック)を振る舞ってくれた紫パンツのサトルさん、楽しかった、有り難う!あの光景を清志郎に見せたかったね。

「この日を待っていた」観客達の気の上昇気流が肌で感じられた開演前、出し惜しみゼロのライブ、そしてライブ後まで、全て普段はなかなか体験し難いものだった。
こちらは武道館来場者全員に配られた快気祝い↓さすが清志郎!!!
c0138553_22404243.jpg



して、前日帰宅したのが午前様であったにも関わらず、今日は2時からキセルのインストアライブ@新宿タワレコに行って参りました。余裕こいてランチを食べてから開始30分前に行ったら、既に人だかり。開演時間の頃にはさらに増え、満員電車状態だった。
レコード会社移籍を経て、先月リリースされた『magic hour』は実に3年ぶりのアルバム。これにより彼らもまた完全復活と言えるのではないだろうか。そしてそんな彼らの音を、長い事楽しみに待っていたファンが、こんなに居たのだという事がわかって、自分もその一人でありながら何だかとても嬉しかった。
ライブ終了後に催された握手会では、キセルの二人に握手をしてもらい、しかしああいう時にいったい何を話しかけて良いものか全くわからず
「お疲れさまでした!クアトロも横浜も行きます!頑張って下さい!」
と、部活の後輩か?みたいな「先輩、レモンのハチミツ漬けどうぞ!」レベルな事しか言えない私なのだった。っていくつだよ。十二分に先輩である齢36歳、もう少し言語に達者になりたいと切に願う。
一応こちらもセットリスト。(たぶんこうだったかな)

手紙
枯木に花
君の犬
くちなしの丘
春の背中

演ってくれたら素敵だなあ、と思っていた『くちなしの丘』が聴けた事が何より喜び。
こちらは握手会で貰えたイラストレーター本秀康さんによる二頭身キセルトート↓
c0138553_22431612.jpg

開場では友人Mちゃんと、昨年ブルームーンでご一緒したEちゃんとも偶然再会出来た。そういえば、清志郎@武道館でも大学時代の同級生と何年ぶりかに会えたのだった。こんな風に音楽が私と誰かを、誰かと誰かを繋いでくれている。なんと素晴らしい事だ。

※イラストは、一致団結@さくら水産で見えた虹。ナイスビューでした。
昔、バイト先でお世話になった、女性でありながら驚く程に清志郎ソックリのカラオケを披露してくれたYさん、別のバイトで清志郎大ファンを公言していたしじみちゃん、みんなあの場に来ていたのかなあ。
[PR]
by sakamotochiaki | 2008-02-11 22:48 | ◎こんな日々 | Comments(0)