だから流れる

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うおあらー。
来月分の町田の版画室予約無事完了したおあらー。(ガッツポーズ)
最初の3〜4回は電話が繋がらず、ぴあ状態で焦ったが何とか希望日、希望時間を押さえられた。前回はボケーッとしていて、9時半予約開始だったのに昼過ぎに電話して、まんまと他の申込者達が「無理」とされた残りカスの様な日にちと時間帯しか押さえられなかったのだった。100%自分が悪いのだが、朝っぱらから行って、昼までしか作業出来ないというのは結構しんどかった。

にしても、版画は今熱いんすか?キテるんすか?いや、ずっと前から熱いしキテるのか。私が知らなかっただけなのか。まあ、都内で器具を借りられる施設が他に無い、というのもありましょうが、訪れる度に版画室は定員いっぱい。
平日であるせいか、平均年齢は高めではあるのだが、定年退職して家に居場所の無いオッサンの、或は暇を持て余した主婦の趣味、はたまた老後のボケ防止用、と呼ぶにはあまりに「本気」な方々が醸し出す空気が、そらもー熱い訳です。イタリアのコンペの申し込みがどーしたとか、個展やるなら新橋のギャラリーがおすすめよーとか、来月の個展は小作ばっかりでねえとか、何ともクリエイティブな環境で、数年前に一度参加した「銅版画一日体験教室」とは異なる雰囲気が充満。(中にはしゃべってばかりで手が動いていない人もいるけれど)
しかも、中学生が美術の授業で無理矢理やらされる様な、初歩も初歩な技法をやっているのは見事に私一人っきりで、皆、何版も使ったり、聞いた事も無い技法をやっていたり、むぬ凄い大作だったりして、ひたすら端っこで存在感を消しつつ、周りの目にも気にも止まらない様にと、黙々と作業している私なのだが、たまにチラッと私の刷り上がった作品を見たオバサマ(オバハンというよりはオバサマ)に、
「あ〜ら、かわい〜」
「私も昔はエッチングやってたわ〜、懐かしいわね〜」
とか言われたりして、その語意を瞬時に読み取ると、その場で灰になりそうな、それはそれは大変な恥ずかしさなのだが、そこを耐えて「でへへへー」と笑い返すという、ちょっとした羞恥プレイを味わえる現場なのだ。
しかし、これが懐かしくも、嬉しくもあり。思えば学生時代は常にこういう環境で、制作途中から自分の作品に他人の視線に曝されるのが当たり前だった訳で、その都度自分が必要ともしていない批評が飛び込んで来るし、それが面倒だったり、恥ずかしかったりするのだが、意外なヒントになったりもする。
卒業して何となくフリーになってしまったが、仕事では感想も批評も本当の本当の部分では貰えなくなってしまったし、当たり前だが作業過程も自分1人で、自分が完成と思えば完成だ。これは楽チンだが、危険と言えば危険で、結構困難。
その両方を知った上で、改めて版画室通いはちょっと面白い。
しかし、引っ越してしまってから、こんな風にわざわざ町田に通う事になろうとは、本当に馬鹿かと思う。でも、そういう流れが決まっていたのだろうな、たぶん。

さて。
今週は働く!と前日記に公言しつつ、昨日は友人と荻窪ランチ&月に一度の自然食料品店『ぐるっぺ』http://www.gruppe-inc.com/特売日買い出し。特売日は初めて行ったのだが、レジ前は長蛇の列。食の安全崩壊の影響か。野菜、乾物、お菓子、豆腐などなどトートバッグいっぱい買って2200円。お安い!(夜、買って来た『島らっきょう』と、細ちっこい『キュウリ』を味噌を付け付け食べたら、んまかった)
ランチは改装後のインドレストラン『ナタラジ』http://r.tabelog.com/tokyo/rstdtl/13006961/で、ベジタブルカレー4種をバイキング食べ放題2回転。
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その後、ずっと行きたかった『ひなぎく』http://r.tabelog.com/tokyo/rstdtl/13024057/でお茶。結局夕方5時まで。

深く深く深く、もひとつ深く、自分が目を閉じているのか、開いているのか、もうどっちだかわからないし、もーどっちだって大差のない、クレヨンでしつこくしつこく塗り重ねた様な分厚い層のある暗闇。私が気安く触る事なんて出来ない話をひたすら聞き、無力承知で語り、涙が垂れそうなのを堪えている目を見て、涙が垂れそうになるのを堪える。 しかし一方で、こういう時、私にはや蛭子さんの様な症状が現れるため、必死でボケて「えへらー」と笑ったりする。
知らなかった事を詫びてどうなるものでもないけれど、いや、詫びるのも全くお門違いなのだが、何だか詫びたい気持ちだった。けれど、これも流れなんだ。今だから話せて、今だから聞く事が出来た。人生はそんな風に何となく仕組まれている。後々、そういう事だったのかとわかる。だから難しい。でも1ミリくらいずつ、良い方に向かっている。そう信じる。別れ際はそういう笑顔。

※イラストは昨日買ったお菓子『おやゆびトム』。
全粒粉の生地にレーズンを巻き込み焼き上げていて、「水分が無いと食べられない食べ物好き」のまさにド真ん中菓子。ぼんやりした味もたまらない。 前に買った「いちじく入り」もかなり美味。
と、編集さんから電話が。働きます。
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by sakamotochiaki | 2008-02-27 12:45 | ◎こんな日々 | Comments(0)