女子高生と事務員

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最近、版画なんかを刷る様になって、まあ色々と下絵を描くのだけれど、気付くと女の人ばかり描いている。
ここ最近は特に、女子高生と昔ながらの事務員ルックのOLが描いていて楽しい。これは私的には結構珍しい事だ。以前は男の人ばかり描いていて、或は性別不明の人であるとか、髪の毛なんかもショートカットの人ばかりだったし、とにかく「女臭」を排除する事だけに心血注いでいた様な所もあったくらいだったのに、どういう気持ちの変化なのか、自分でもわからないのだけれど。でも、多分あれですね、制服が好きなんですね。女子高生はシャツ+カーディガンよりも断然セーラー服、事務員ならばストライプ柄のシャツにベスト、黒いタイトスカートが良くて、胸にネームバッジと汚れ防止の腕カバーなんか付いてたりすると尚良いです。「ナントカ工務店」と名前入りの作業着にタイトスカートもなかなかどうして。(だから『メゾン・ド・ヒミコ』の柴咲コウは、とっても良い。あの恰好で昼休みにアイスを食べてる所なんかホント、グッとくる。)

随分前、世がコギャル全盛期だった頃、雑誌などで頂くお仕事の多くが女子高生を描くというもので、体験記のカットだったり、4コマ漫画だったりしたのだけれど、拍車がかかるばかりのルーズソックスと、パンツ丸見えのミニスカート、ガン黒、茶髪の女の子らを、いったい何人描いた事かわからない。目をつむってでも描けそうな程だったが、それはそれでとても楽しかったけれど、今描いている女子高生はその時のものとはやはり違う。もう少し乾涸びている。
OLも、先にあげた様な、今時そんなうら寂しいOLなど居ないかもしれないけれど、完全に私のイメージの中の住人なのかもしれないけれど、例えばコピー機の前でコピーを何枚も取りつつ、意識が遠くに行っていたりとか、給湯室で一人、上司のお茶を入れながら「次の休みの予定が何も無い」とため息をついていたりとか、でも有休使って海外旅行行けるし、そこそこ幸せだと思っていたりとか、やはりそういう乾涸びた感じ。

って、ここまで描いていて、そんな作品大丈夫なのか、という気がしてきたけれど。
まあ、それ以外も描いてます。昔から好きで描いているネクタイ姿のサラリーマンとか。(やはり制服系か)


今日はベリーダンスの体験レッスン帰りという、フェロモン大放出4人組と阿佐ヶ谷で合流し、『KUMARI』というネパールカレー屋でランチ。先の日記にも書いたけれど、大学の同級生で、プロダクトゼミ出身の生粋ヴィジュアリストK(フェロモンその1)より、以前から依頼していた完成版下を頂く。要領の悪さと無知さ、説明下手、そのくせ注文の多い料理店の様な面倒なオーダーで、完全にKを翻弄してしまい申し訳なかった。Kさん、甘えてばかりでゴメンね。いつもいつも。本当に有り難う。

昨日お世話になったHもそうだけれど、学生時代の友人らは、皆ちゃんと仕事の出来る人達で、マメで、そりゃあ会社で何年も働いているし、部下なんかもいちゃったりするだろうし、ホント素晴らしいなあと思う。携わってきたプロジェクトなど、数えきれないくらいあって、1つ1つ納期とか、しがらみとか、プレッシャーも乗り越え、それら全てがちゃんと血肉となっているのだろうなあ。そういう仕事ぶりを見せてくれる。
いや、本当に学生時代から付き合いのあった人達が、皆何らかの形で、それぞれちゃんと生きているという事も、実は凄い事だよなあ、と思う。一人くらい「行方不明」とか「自己破産」とか「いい歳こいてから留学という名の海外逃亡」とか居てもおかしくないのに。皆、偉いです。

このイラストは去年Kに作ってもらった名刺に使用した女子高生↓
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by sakamotochiaki | 2008-03-23 23:06 | ◎こんな日々 | Comments(0)