トクサと18歳

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「トクサ」という鉢植えを買った。
新中野の青梅街道沿いにあった、今はもう無くなってしまった民芸『あじろ』の店先にあったメダカ鉢に使われていたのと同じ種類の様な気がして。しかし、今ひとつ自信が持てなかったので、多種多様な鉢植えが売られているホームセンター前から実家の母にメール。母は煎茶の他にも、生け花の先生をしているので「花博士」なのだ。

 「質問。トクサってメダカ鉢に入れても育つ?」

ほどなく母より返信メール。

 「たぶん大丈夫。何処で手に入れた?」

思わず「駅のコインロッカーに荷物を預けようとしたら、黒いボストンバックが入っていて、あらま忘れ物だわーつって中身を確認したら、茶色い油紙で厳重に包まれたトクサが入っていた」とか返信しそうになる。「何処で手に入れた」て、そんなに入手しづらいものなのか。

 「いや、普通にホームセンターで、普通に298円で売られているんだけれど」

と返すも、それっきり返信なし。気になるじゃんよ。


気分転換と景気付けに、2ヶ月半ぶりにまつパーへ。
まつ毛パーマって、私にとっては、この2つの意味合いが強い気がする。逆さまつ毛なので、実際目の前が「パーッ」となり、気分も上がるのだ。
まつパー中は強制的に目を閉じさせられるので、まあ毎回もれなく爆睡するのだけれど、今日も例外に漏れずうつらうつらしていたら、隣でロットを巻かれ中の女子の会話が聞こえてきた。まつパー初体験という。口調が全部「う行」っぽいところと、小鳥の様な声が、随分若そうだなあ、と思ったら、今年大学一年生。ピカピカの新入生。て事は、先月まで高校生。18歳。……じゅ、じゅうはちぃいい?!遠のく意識ですら悲しい程に計算しやすい数字。ちょうど半分。私の。

校則の厳しい市立高校を卒業したので、ようやくパーマと、ピアスと、まつパーデビュー。2月半ばから今までずっと遊びまくりで、今日、大学はガイダンスなので、まあ出なくてもいっかなーって事でまつパーに。親から禁止されていたアルバイトもようやく解禁、これから探すのだとか。
なんか、キッラキラしてる。いや、実際目をつむってるから見えないのだけれどキラッキラだ。さらに目下の悩みは、大学のサークル選び。ひぃー、キラッキラ過ぎて直視不可能。いや、だから目をつむっているというのだ。とにかく初々し過ぎる。というか、悩み浅っ!

「何に入ったらいいかと思ってー」
そんなの絶対入らなきゃいけないもんでもないでしょうに。

「でもサークルに入らないと友達が出来ないしー、他の学部とかのー」
ふうん。そんなもんかね。そんなにいっぱい友達が必要か。100人作る気か。

「でも飲み会とか嫌なんですー、新歓とかー」
まあねえ、私も当時はタテ社会臭が面倒くさくて大嫌いだったけれど。

「お酒、無理矢理飲まされるっていうじゃないですかー」
そんなもん断わっちまいなさいよ。

「もし飲んで帰って親にバレたら怒られるしー」
だから飲まなきゃいーんじゃん。つーか未成年じゃん。はなからダメじゃん。
でも飲むよね。そりゃあ、流れで飲むよなあ。せいぜい急性アル中には注意してね。でもって、夏はテニス、冬はスノボな軟派サークルに入ったりするんだよね。手話サークルとか、落研とか、放送研究会(私が一年だけ所属したサークル)とか、入ったりしないよね。デビューラッシュで忙しい18歳だもんね、無駄にしていい時間はないもんね。ああ眩しい。
話しぶりは、別段すれた感じも無いし、どちらかと言えば真面目そうな、ごく平均的な女子なのだろう。
18歳ってこんなだったっけ。もはや18歳の自分が遠過ぎて思い出せない。思い出そうとして、気付いたらやっぱり爆睡していた。

写真は「トクサ」↓
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by sakamotochiaki | 2008-04-10 21:32 | ◎こんな日々 | Comments(0)