行って来た。

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行って来た#その1。
中里和人さんの写真展『SELF‐BUILD』@ロバロバカフェ
ロバロバの空間に、畳み一畳ほどの小屋が、まさにセルフビルドされていた。ロバロバでは初の展示だったそうだけれど、空間に何ともピタッとしていてとても楽しく、一緒に行った家人と二人勢いづき、新刊『SELF‐BUILD』と『逢魔が時』の写真集2冊と、小屋のペーパーキット2セット購入。また散財。でもこれは買い。

で、このての細かい作業はかなり苦手なのだけれど、早速組み立ててみた。
キットは4種類で1セット。
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やっぱり「トタン小屋」かなって事で、まずは輪郭をカット。
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のりしろ部分を折る。組み立てると見えなくなってしまう内側や裏側も、ちゃんとトタンなのが泣ける。
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背景と合わせて完成。すごぶる愛らしい。ああ、何処に飾ったものか〜(ヨダレ)
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個人的には新刊さしおいて『逢魔が時』も大変気に入った。 ちなみに『逢魔が時』とはオオマガトキ(大禍時)とも言うらしく、昼から夜へ移り変わる時間帯の事でもあり、異界や魔界との境界の時刻という意味もあるそうな。「魔」に「逢う」だものなあ。
そういえば、キセルのアルバム『マジックアワー』もまさに昼から夜に変わる、独特な色合いの映像が撮れる時間帯を呼ぶ映画用語からの引用であるけれど、それはもう少しファンタジックなイメージだった。この写真集はもう少し、いや大分怖い。様々なものが、昼間とは違う顔を見せる瞬間を、続々と見せてくれる。風景が徐々に闇に浸食されて行く直前、何か抗えない大きなものへの、訳もわからず体がブルルと身震いさせられる怖さがある。 それがとても良い。

しかしそれにしても、昨日はロバロバに到着するまでが長かった。数年ぶりに行ったというのもあるけれど、お店のサイトの注意書きにある様に「ほんとうにあるんだろうか。と不安になりはじめた頃にお店に到着します。」そのものだった。若干不安の方が勝って、途中のコンビニの店員に道を尋ねてしまったほど(しかも店員の兄ちゃん、知らないと言うもんだから、ますます不安増幅)。以前、初めて行った時は「おお、本当に不安になって来た。ようし、そろそろか」という感じで、ドーンと構えて(?)いられたのに、今回は家人を連れ立って、炎天下ヘロヘロと歩いたせいもあり、「これで間違っていたら、やっぱり文句を言われちゃうのだろうなあ」というビビリ心のせいもあり、不安度がやたらと高まった。人の感覚ってつくづくあてにならない。そして私はつくづく気が小さい。

行って来た#その2。
学生時代の恩師である神山明先生の個展。
頂いていたDM写真はまさに序章という感じで、展示室に入るなり「うわっ」と声が漏れた。静かながら何かが押し寄せてくる、そんな作品。紙を張り合わせて作られた人形(ひとがた)が、棺の様にも、サナギや繭の様にも見えて、空調の音が大きなBGMに聞こえる程、場内は密やかなのに、何かが生まれる寸前の爆発的なエネルギーの様なものを感じた。
こちらは7/19まで。11:30-19:00 (最終日17時まで)
コバヤシ画廊企画室 中央区銀座3-8-12 ヤマトビルB1 /tel 03-3561-0515 

行って来た#その3。
もうすぐ大阪に嫁ぐ友人H(現在有休消化中)に誘われて、バウハウス・デッサウ展@東京都芸術大学美術館。
東京都芸術大学美術館つーものに初めて行ったけれど、なんつーか、素敵な建物だった。あんだよコンチクショウめーって感じ。沖縄に一緒に行ったKちゃんは、学生時代からこんな素敵な場所が身近にあったのか、そいつは土壌が違いすぎるぜ!と時差不戦敗気分を味わう。
しかし、じっくり展示を見るというよりは、でべその新居の買い物(家具やら、キッチンツールやら)話をしていた様な気がする。あーあ。主に「このポット欲しい!」とか「この作り付けの収納、誰か作って!」とかなんとか。いいなあ。一から買い揃えられるって素晴らしい。ビバ新生活。ビバ新天地。しかしそれにしても、私が結婚した時に買いそろえた家具やら、道具やら、雑貨やらで、未だに使っているものって殆ど無い。引っ越しする度に買い替えてばかりだ。貯金が貯まらない訳だ。 あーあ。

行って来た#その4。
誕生日の夜、新宿の外れにある南イタリア料理のお店「カンパニョーラ」
カウンター5〜6席だけのこじんまりとしたお店で、実直そうなシェフがお一人で営まれていた。我々の他にお客も居なかったので、色々と南イタリアの話をした。私がタオルミーナに行った時、どういう訳か無性にカルボナーラ(北イタリアのパスタ)が食べたくなり、場違い承知でオーダーしたら、カルボナーラを知らない人でもここまでひどくないという様な、「海の家で食べるグダグダな塩焼きそば(生クリームもちろん皆無)」みたいなものが出て来て驚きました、という話をしたら、「それはそれは」と少し残念そうな顔をして「本当に作った事が無かったかもしれません。でも、カルボナーラは大変難しいパスタなんです。本来生クリームは使わず、卵のみで作るものなので。」ととても実直な答えを返してくれた。
シチリアの辛口白ワインと、メインに頂いたアクアパッツァ(余計な食材を入れない本場方式の作り方のもの)がシンプルなのにコクがあり、とても美味しかった。店を出たら少し雨が降っていたけれど、全く気にならず「濡れて参ろうぞ!」気分で歩き出そうとしたら、店から出て来たシェフに呼び止められ、「どうぞお使いください」とビニール傘を貸してくれた。どこまでも実直な人だった。

さて、まだ行かねばならない展覧会がポツポツあるが、明日は仕事。遊んだ分きっちり働く。ジャンジャンバリバリ!
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by sakamotochiaki | 2008-07-18 00:39 | ◎こんな日々 | Comments(0)