海の家にいく

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頭の回転が悪い私だが、今さらの様に衝撃の事実に昨日、気づいてしまった。
今年、朝霧ジャムに行けない…。
何故なら実家で法事があるから。どちらも日取りはとっくに知っていたのに、双方があまりにもイメージが遠い催しだったので、全く気がつかなんだー。まさかのさかはどんな坂。ってこんな坂かよ。朝霧の会期変更の余波が、まさか私の身に及ぶとは。

そんな事態をつゆ知らず、この連休中、呑気にも今年初・葉山の海の家に行ってきた。「海の家に行く」ってのも変だろうか。「海に行く」が正解か。でも私の場合、海の家に行く、そしてビールを飲む、波の音を聴きながら、の順にウエイトを置いている様な所がある。海の家って、良いのだ。夏の間しか無いってだけで、他の行楽にハンデ付けてあげたくなるほどに良い。始まった瞬間から、終わっちゃう日までのカウントが始まるなんて、まさに夏休みだ。切ないったらないのだ。それを見て見ぬふりをするみたいに楽しむ人達の刹那的な雰囲気に混じって、毎年毎年同じ場所に建つ海の家を見ると「ああ、今年もやって来たなあ」という気持ちになる。
 
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葉山の海はお世辞にもきれいとは言えないけれど、逆にそれが私を妙に焦らせないらしい。先日行った沖縄の海の様に、あまりに美しいと何だかイロイロ(泳いだり、シュノーケリングしたり)しなくちゃ勿体ないという気分になるけれど、この海は、まあ、入ろうなどとは思わないし、せいぜい足をチャプる位で、あとはただビールを飲んだり、音楽聴いたり、水着のお姉ちゃんを眺めたり、グレーの浜辺をブラブラしたりするしかないからかもしれない。

にしても、実際に夏休みが始まったばかりだからか、随分と混雑していた。一色海岸行きのバスで、座れなかったのは初めてかも。皆、一様に浮かれている。目の前に座っていた年の差カップルが、まさに私が先日、某週刊誌でイラストを描かせて頂いた「今、OVER40男が20代女にモテる!」という特集そのままの見た目で、ほー、自分の描いた絵が実写化されるというのは、こういう感じか。一銭も入ってこない実写化だけどな。とこっそり感慨深かった。男性は海に向かうには不釣り合いの茶色い皮のボストンバッグを持っていて、海は素通りで宿直行!という感じの雰囲気で、女性が男性の腕に自分の腕を知恵の輪よろしく絡めまくって浮かれきっているのに対し、男性の方はひた隠しにしている様でいて、やはり浮かれていた。

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Blue Moonでフライドポテト、タコスをツマミにビールを飲んだ後、眠気覚ましに浜辺散策。カップル、親子連れ、カップル、ゲイカップル、犬の散歩、サンドアートに突如目覚めたらしい男達(心は小学生)、ゲイカップル、カップル。意外とゲイカップル多し。皆開放されている。それが夏の海なのか。

途中、夕暮れ時に通りがかったUMIGOYAでダブっぽい音楽が流れてきて、やがてそれがFISHMANSの『BABY BLUE』に繋がったりして、もうたまらなく気分が高揚したり、昼間は荒行に挑む修行僧の様にして歩かねばならなかった砂が、急激に冷たくなって行くのを感じたり、葉山のご用邸前に常駐している制服姿が暑苦しい警官の目には、この夏の、享楽的な景色はどんな風に映っているんだろうかと思ったり、海辺を散歩する老夫婦の後ろ姿がこんなに眩しいものなんだと知ったり。
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8月にも毎年恒例のキセルライブがあるので楽しみだ。いつもはテーブル席で堪能するのだけれど、今度は夜の波打ち際で砂の上に寝っ転がって聴くのが最高かもと思った。夜になると、満ち潮でどんどん波が近づいて来て、波音がちょっと怖い位に迫力を増して、たまたま演っていたライブの音と見事な競演をしていた。
それにしても、ここしばらくライブというものに全く行っていなくて、去年までの私からすると、かなり信じ難い状況である。この野外が気持ちの良い季節なのに何をやっているんだろう。なかなか近場でコレという人が出るイベントが無い。 どうしたらいいのだ。もうすぐフジロックである家人は、荷造りを始めた。楽しそうである。お留守番組の私は、去年もそうだった様に、フジロック期間中、嘘みたいに人口が減少する高円寺をブラブラするんだろうか。
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参加中…
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by sakamotochiaki | 2008-07-22 11:47 | ◎こんな日々 | Comments(0)