So long

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急ぎの仕事も片付いたので、今日は私的バミューダトライアングル(つっても何処と何処と何処を結ぶのかわからんけれど)とも呼べる銀座方面へ。体内方位磁石がぐるんぐるんするんである。まあ、その方位磁石も元々不良品だけれど。

まずは夏から続いている家人の「都内カレー詣で」に同行し、八重洲にある『Dhaba India』でランチを食べる。11時半に行ったら、ほぼ満席で驚いたけれど、それも頷ける美味しさだった。辛、中辛、甘の3種とスープや揚げパン(これが旨かった!ナンより好みかも。)、ライスのセットだったのだけれど、インド料理って「ちょっとずつをいっぱい食べたい」女子高生口の我々にはつくづくピッタリだな、と思う。
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しかしさすがに食べ過ぎて、こんな時間になっても一向にお腹が減らない。

その後、銀座にある小野画廊IIへ、岡野昌司さんのいう方の木版画展を観に行く。
私が、その料理と雰囲気に魅せられ、何度でも通いたいお店であるインド料理屋『タピ』のオーナーさんのお父様が、この岡野さんなのであるが、実は10月3日にお亡くなりになって、この作品展はその葬儀に代わって13日から開催されている。数日前、お店のサイトを覗いた際、この展覧会を知って、岡野さんの事も、オーナーさんの事も、よく知りもしない分際ではあったけれど、これは行かねばならない、と思ったのだった。

こじんまりとしたギャラリーにぐるりと360度展示された作品の中に、オーナーさんがちょこんと1人座っておられた。私にとっての『タピ』がそうである様に「雑然としているのに、凄く落ち着く居心地の良い部屋」という雰囲気の中、岡野さんご自身が旅先で見た様々な風景が飾られていた。大きな作品は細部までコツコツ彫り込まれていて、多色刷りの作品などは、色ごとに版を作る事を考えても、それはもう大変な作業量だろうと思った。
お話を伺ったら、会社を退職されてから、元々趣味であった木版を本格的に作られる様になったという事で、展示された作品の多くは、亡くなるまでの5〜6年の間に制作されたものという事だった。感服。
「これ(作品)見て、こんなとこ行ってたんだなーって思いますね」
と少し笑顔で話すオーナーさん。まだ亡くなられてから日も浅く、心身共に大変な時期だろうと思われたけれど、どこか清々しい顔をされていた。気丈な方だなと思った。『タピ』というお店にも、こういう気丈な雰囲気を感じて、私は好きなんだなと思った。そして、こんな素敵なおくり方があるのだという事を知った。

サイトから画像お借りしました。不謹慎かもしれないけれど、とてもイイ葉書。
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自画像は生前にご自身の名刺に使われていたそうです。スーツにネクタイ。素敵な方だったのだろうなあ。
展覧会は18日(土)まで。沢山の方に見て頂けると良いなと思う。
中央区銀座1−9−8 奥野ビル1F
11:30〜19:00(最終日は16:00まで)

帰り道は中野から歩いて『Famado』で馴染みの無い野菜を買う。
ハヤトウリとシカクマメ。 棒読みすると何語だかわからなくなる。
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ハヤトウリの方はピクルスを仕込んでみた。シカクマメはおひたしなんか良いらしい。知らない野菜は楽しい。
夕方、新たに仕事が入る。一個終わって一個入る。気持ち良いリレー。しかも「県民性」ネタのカット。腕が鳴る。

 コツコツやらねばなりませんな。お一つよろしくお願いします。
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by sakamotochiaki | 2008-10-15 19:33 | ◎こんな日々 | Comments(0)