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母の四十九日を無事に終えまして、しかしまだ北におります。真冬装備で北上したままなので春らしい洋服に衣替えも出来ず、季節感ゼロの生活を送っています。とはいえ北の桜はまだまだ咲きません。

さて、久しぶりの新作の猫版画(はがきサイズ)の発送が済みました。大変申し訳ありませんが、諸事情により今回より価格が1枚税込¥1,080となります。ご理解頂けますと幸いです。

現在、実家で人馴れ訓練中である生粋の野良シノビの版画もあります。長い野良猫生活で養われた強固な警戒心も少しずつ少しずつ和らいできて、何とも愛嬌のあるシノビに救われたこの二ヶ月。彼の良縁を願って刷りました。もう一回血液検査をして完全シロ判定をもらえたら、ジワジワと里親様を募りたいと考えています。こちらもどうぞよろしくお願いいたします。

お取り扱い店は下記の通りです。どうぞよろしくお願いします。

《 東京 》
新高円寺 寅印菓子屋(工房販売日のみ。次回は4/22,23)
高円寺 Amleteron (全種類ではありません)
西荻窪  ウレシカ
経堂   cafe + gallery 芝生 (通販可予定)
学芸大学 Coupe(通販可予定)
町田    雑貨ストア Promenade (通販可予定)

《 青森 》
三戸郡 Galleryたなか1890(企画展中のみ)

《 岩手 》

盛岡    shop+spaceひめくり

《 京都 》
京都市    BOOK CAFE GALLERY UNITE'

《 香川 》
高松   watagumo舎 (通販可予定)

シノビ(舐めすぎおハゲ予防のアンリッカラー中)からもよろしくお願いします。
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by sakamotochiaki | 2016-04-07 16:56 | Comments(0)
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4/6発売の「天然ねこ生活」にて、恐れ多くもエッセイとその挿画を掲載して頂きました。お仕事としては初のエッセイとなります。

猫禁断症状極まっていた昨年末、思いがけないお話を頂いてからずっとフワフワと夢の中にいるような、猫につままれているような、何とも不思議なお仕事でした。実際「これは猫禁断症状が見せる幻覚かも。朝目覚めたら頂いた資料がマタタビになってるかも」と何度も思ったもんでした。

元を辿ってみると、楳という猫と出逢わなければ、猫を描いてみようなどとは思わなかっただろうし(元々動物を描く事が不得意。今も猫しか描けません)「退屈をあげる」という本を作ることも、煤墨姉妹と暮らすこともなかっただろうと思うと、やはり「猫そのものが不思議」という答えに行き着きます。

今回のお仕事もそうですが、猫が繋いでくれたご縁も数知れず。この様な機会を頂けた事に心から感謝しつつ、緊張のあまり倒れそうになりながらも、猫友で木工作家のサノアイさんも載っている!しかもライター渡辺尚子さんによるインタビューだ!というのを心の支えに、私は今日まで生きてきました。はい。

表紙は坂本美雨さんとサバ美!!他にも沢山の猫と、猫な方々が登場するというどこから読んでも猫金太郎飴な1冊、読んでいただけたら嬉しいです。
て、私も早く読みたいです。












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by sakamotochiaki | 2015-04-05 10:49 | Comments(0)
今日から北へ帰省します。
バタバタと年末の東京を過ごし、1年ぶりに猫ら2匹も一緒です。昨日は楳の墓参りもしたので、気持ちは3匹連れです。たぶん腰やられます。

今年は本当に色んな事がありすぎた年だったので、いったい何処からが今年の事だったやら曖昧です。公私共々本当にたくさんの方にお世話になり、ご迷惑をおかけして、助けられ、感謝した年でした。

来年は今年以上にどんな年になるのか見当もつきませんが、少しでも良い年になるといいなあ!と思います。あ、頑張ります。

皆様もどうぞ良いお年を。

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by sakamotochiaki | 2014-12-28 09:47 | Comments(0)
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11/20発売のなnid36号『本当に使いやすい日用品255選』表紙の紙版画を制作しました。
いつか使ってみたいと憧れていた岳中爽果さんのカップなど、今回も楽しく作業させて頂きました。岳中さんの深みのある色をどうにか表現したくて、陶芸の行程をイメージし数色重ねて刷ってみました。自分でも思っていた以上にきれいな色が現れて、版画の面白さを再認識出来たお仕事です。
ぜひ沢山のかたにご覧頂けたら嬉しいです。

それと今回、担当編集者さんとのやり取りの中で「器の他にお菓子があっても良いかも」というお話があり、ならば!と勝手ながら私の大好きな寅印菓子屋さんの『3種の胡椒クッキー』をモチーフにさせて頂きました。コーヒーはもちろんワインのお供にもぴったりの一品です。寅さんファンの方もぜひ本屋さんで見かけたらチェックしてみて下さい。

11/21,22 新高円寺寅印菓子屋 さんの工房販売日、
11/23 高円寺Part of lifeさんにて月1開催の「のだや」、そして11/30 南阿佐ヶ谷/ オトノハさんの「オトノハ朝市」にて、私の楳カレンダー2015年版を販売して頂きます。こちらもよろしければぜひ!
★寅印菓子屋さん、オトノハさんでのお取り扱い分は完売しました。有難うございました。















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by sakamotochiaki | 2014-11-21 01:48 | Comments(0)
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7/19に発売になった『nid34号』の表紙のお仕事をしました。特集は民芸。
有り難いことにnidの民芸特集で紙版画を使って頂くのも3回目となります。
毎回色んなモチーフを作れる事も私自身がとても楽しみなのですが、今回は版画自体が渋過ぎたかな…と少し心配していたら、そんな心配は無用!という感じで、デザイナーさんがとてもポップに仕上げて下さいました。凸版の紙版画で刷った「エブリディ・民芸」の文字もかわいらしく、中の方にも表紙とは色違いで刷った版画も使って下さっています。

nidの民芸特集は毎回とても愛があって、読み応えたっぷりです。ぜひ手に取ってじっくりとご覧下さいませ。







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by sakamotochiaki | 2014-07-22 22:48 | Comments(0)
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引っ越しました。
んが、久々過ぎて戸建てに暮らすという事を甘く見ておった様です我々。
いざ引っ越してみたらば、新しい家には(あ、これは物理的に新しいという訳ではありません。物件自体は我々と同年代。お金をつぎ込んで上辺の大整形を果たしたものの薄目で見てあげてね、近寄ったらボロが出るから!な物件です)、電話線(つまりネット)もTVのアンテナも無かったのでありました。壁に「ささ、ココにどーぞ!」という差し込み口があるからって、ただそこに線を差し込んで、サクッと外界と繋がろうなんて幻想だった訳です。素敵なお部屋のアクセサリーって事もあるのです。或は身近に潜むトリックアート。何とも憎らしい演出にここ数年色々完備のぬるま湯生活が続いていたせいか、「ぺしっ」とビンタを食らって正気に返り、他にもポツポツ判明する「まさか」な事実に、その都度うへーうへー言わされててばかりの毎日。
とはいえ引っ越し前にとある方から頂いたDVDに収められていた木皿泉ご夫妻のドキュメントではないけれど、世間からほんの少しだけ隔離された「蚊帳の中」で暮らしている様な感覚が面白くもあり、いやつまりなんだかんだで「愛せる予感」がする家です。

さすがにネット関係は家人共々お仕事に支障をきたしているので、早急に対処しておりますが、完全開通は最短で3/5を予定しております。それまでは仮ながら今日からPCでのやり取りも出来る様になりました。関係者各位にはご迷惑おかけして申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いいたします。

荷解きも大方済んで(何しろネットもTVも無いので他にする事がなくて作業が進む進む)、衣食住に関してはかなり普通に出来る様になりました。それにしてもこういう昔なら当たり前だった生活というのは、何と夜の長い事か。かといってやる事もないし疲れ切っているせいもあり、10時くらいには布団に沈んでおります。
が、電気水道ガスは通っていて、雨風しのげる屋根があって、日当りも今から夏が恐ろしくなるほどに良く、そして楳がどんなに鳴こうとも気にならないペット可!!もうすぐ1年目をむかえようという震災の多大な被害を思えば全くもって贅沢すぎるほどの話です。

楳は環境の変化に戸惑っていたのも初日くらいで(早々に下り階段でこけて自分でビックリしていた)、食欲も旺盛で元気です。階段も大分スムースに上り下り出来る様になりました。(猫なのに...)
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しかし四十路の引っ越しは体にくる事は間違い無し。こっからはあんまり焦らずゆっくりジワジワと家を作っていけたら良いな、て事で。
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by sakamotochiaki | 2012-02-26 17:41 | Comments(0)
日記と重複しているものもあったり、日記に書いているので省略したものもあったり。

コミック『臨死!江古田ちゃん』3巻 瀧波 ユカリ
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もはや私の生活で「猛禽」は常用語となっているが、
「翼の折れた猛禽」には泣いた。新語として早速インプット。
2巻と比べると、飛躍的に打率がアップした3巻では、
「サイレントリバース」
「路上での青春学芸会」
「帰国子女との静かな戦い」
が個人的にホームランだった。
ホント、痒い所を思いっきし掻きむしってくれる漫画だ。
人気が出ても、このミニマムぶりを維持し続けて欲しい。

DVD『 インファナル・アフェア』
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これまでどちらかと言うと苦手だったトニー・レオンを克服した作品。いや、一転惚れ惚れした作品と言えましょう。
何せ初めてスクリーンで彼を観た時は、石鹸相手に愚痴をこぼす様なナヨナヨした男だったので、もう全然受け入れる事が出来なかった。が、トニー・レオン、ここは素直に謝ろう。あなたは素晴らしい役者だ!!!
もう一方の主役であるアンディ・ラウも文句の付けようが無い。やっぱり男は歳を積み重ねてなんぼだね。
と言いながら、この物語に登場する二人の男は「生き続ける事自体が地獄」という運命を抱えながら、他人を演じ生活を送らねばならないという、しかもそれは命がけの嘘であり、終わる事のない悪い夢の様な世界に生きている。
細かな描写や表情から彼らの葛藤が、観ているこちら側にも嫌というほど伝わってきて、一緒に悩み苦しみ焦り、一瞬たりとも気を抜けなかった。
本当の自分を失うという気持ちはどんなだろう。この世で、ひょっとしたら唯一無二の自分の理解者であるかもしれない人間を失った時の絶望感と、それを抱えて、それでも生きて行かねばならない気持ちは。
脚本(台詞秀逸)、キャスティング、音楽、スピード感、全てにおいて完璧。完璧過ぎてちょっと鼻につくほど。
観終えてもしばらくトニー・レオンの残像と、ラストの屋上から見えるどこか悲しい色をした景色が頭に残っているが、それはそのままアンディ・ラウが、生きて行く限りずっと抱えて行くものと同じかもしれない。
男だらけの、男臭さ溢れる作品はやはり良い。つくづくそう思った。

本『いのちの食べかた』森達也
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「食」という切り口ではあるけれど、一貫したテーマはこれは限った話ではなく、何にでも共通する。
思考を停止してはいけない。想像しなければならない。知らないままで済ませてはいけない。弱さも愚かさも自覚しなくてはならない。根拠の無い差別や偏見に、流されてはいけない。
何ともっともな事だろうと思いながら、実際それが出来ていない事の多さに、この本を読んで気づき、驚く。
決してきれいごとを並べない、実にフラットな森さんの言葉にも共感した。こういう話で、その真逆にいる人が、私はどうも苦手なのだ。
しかし森さんのおっしゃる通り、この本を読んで私が得たものは、森さんからの受け売りである。私が実体験し、見たものではない。なのにそこでつい、自分も全てを見知った気になって、思考を停止してしまう。それじゃあいかんのだと痛切に感じた。
読んで良かった。何度も読んでしまう。
もっともっと沢山の人が読むべき本だと思う。

本『ゆん』山本精一
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サ店で読みながら、こらえきれず笑ってしまう箇所多数。
凄く変な本。変な文。変な人。その周りも変な人ばかり。
でも、山本さんには嘘と壁が無い。
こういう人は最強だと思う。
こういう人は信用していいと思う。
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by sakamotochiaki | 2008-06-29 23:40 | Comments(0)
本『ZOO1』乙一
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猛烈に読みやすかった。妙な小賢しさを感じない文章が、余計に巧さを感じた。
筒井康隆、楳図かずお、伊藤潤二を思わせるホラーの中に混在するユーモアがとても良い。ファンタジーな雰囲気も。
『カザリとヨーコ』は特に気に入った。寓話的な恐ろしさがあるのに、ヨーコの台詞で「プッ」と笑わされる。
『SEVEN ROOMS』は、理解不能の恐ろしさとグロさの中に切なさと愛があり、脳内で勝手に楳図漫画の絵柄に変換され、心で悲鳴を上げつつ読んだ。
ファンタジーっぽい話は苦手な方だけれど、たまには良いもんですね。

本『愛がなんだ』角田光代
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またしても、という感じで愚かな女の物語だった。 もうホントにしょーもない。
けれど、主人公テルコの様な女の子を私は知っているし、実際世の中には掃いて捨てるほど居るだろう。端から見たら本当に情けなくなるが、自分にもその要素がゼロとは言い切れない。
馬鹿じゃないのと呆れながら、文字通り全てを犠牲にして男のために生きてしまうテルコを何処かで羨ましいとも思ってしまう。あーあ、とため息をつきながら、全くアンタは理解不だよと思いつつも、それでも懲りない彼女の愚痴を聞いてあげてしまうグダグダな女友達気分で読んだ。そして最後はちょっと泣いてあげた。

『ロック母』角田光代
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『父のボール』がひたすら重かった。が良かった。
凄みのある文章に、読んでいて体温は上がるのに、血の気が引いて行く気分。
『ロック母』は打って変わって少し救われる気分。
角田さんは近しい人間ならでは複雑な関係性や、暗部の描き方が本当にえげつない。しかし、そこには嘘が無い。だから、ただただ受け入れてしまう。

コミック『キーチ!』新井英樹
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実は読むのを途中で挫折していた作品。
所々重なる部分があったせいか、『The World Is Mine』ほどは入り込めなかったというのがある。で、ようやく読み終えて、相変わらず新井英樹という人の一貫した主義主張の骨太さを知る思いだった。 物語こそ違えど、その矛先は同じなのだなあ。キーチの振り上げた拳は、そのまま新井英樹の拳なのだろう。
これからも誰にも描けない漫画を、ひたすら描いて行かれるのでしょう。
先が長そうな、追いかける読者も十分な体力と覚悟を要する作品。
でもやっぱり私は『TWIM』の方が好きだ。現実と非現実の混在の妙が、どうにも忘れられない。『キーチ!』では物足りない。進行中の『キーチVS』に期待します。
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by sakamotochiaki | 2008-05-31 22:09 | Comments(0)
なんやかんやと忙しいながら、吸収出来るものはしとくのです。
古本でまとめ買いした角田さんをチェーンリーディング中。

本『エコノミカルパレス』角田光代
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30歳を過ぎて、若さの他にも色々と失いながら、
なんとなく何かに期待しがちな女のダサさ。
これがグサグサと刺さる。
ホント、女はダサイよなあ。でも仕方ないんだよなあ。
批判と擁護を繰り返してしまう一冊。

本『キッドナップ・ツアー』角田光代
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誘拐逃避行物語ではあるけれど、 『八日目の蝉』の様に緊迫した空気も、ドラマチックな展開も無く、終始穏やかな雰囲気で過ごす父と娘。
女の子の心理描写がさすがです。読んでいて、子供時代に戻る様だった。
結局最後まで謎だらけのふざけた父も魅力的。いや、実際に我が父であったら、そんな事は絶対思わないだろうけれど。
海と、テントと、ラストの駅の場面がとても印象深い。
角田さんの作品の中でも好きな1冊となった。

本『富士日記』武田百合子
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昨年末からチビチビと読み始め、ようやく読み終えたら、季節は冬から春になってしまった。
しかし、何年にも渡る夫婦(家族)の生活を記した本であるので、このくらいゆっくりペースで良かったと思う。どうせなら季節ごとに読むべき本かもしれない。
独特のリズムを持ったライフスタイルは、今流行のナチュラル志向夫婦の様だけれど、時代が随分と前である事を思えば、何とも粋で骨太。
淡々と書かれているのに、時々不意に泣かされるのは、夫へ、家族へ、山での暮らしへ、食事へと注がれる、百合子さんの並々ならぬ愛情が、あまりに真っ直ぐだからかもしれない。

CD『EVERY UNDONE DAWN』SOUR
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1stに比べると音が格段とクリアに増幅。
全て日本語詞だったのにも驚いたけれど、もともと響きには大差がなかったから違和感は感じず。 出会った瞬間よりも、徐々に好きになりそうな、これから季節が変わるごとに違った聴き方が出来そうな作品。 『キアズマ』素晴らしいが、『霧雨』の様なささやかな曲も魅力的。このジャケットのアートワークも憎い。

DVD『 サイボーグでも大丈夫 』
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『復讐者に憐れみを』に続けてパク・チャヌク監督作品鑑賞。
ピが出ているという事以外は、何の予備知識も無かったので、ちょっと拍子抜け。こういう作品も撮るのですね。
根底は重しいけれど、それをシュールでコミカルに表現している。
様々なレビューで皆さん書いておられますが、確かに随所で思い出すのは『アメリ』。色鮮やかで奇想天外な幻想世界とラブストーリーに、血みどろ感をプラスした感じでしょうか。
密度の高さには、ひたすらお金かかってるなあ、という感じ。精神病院という設定は、『クワイエットルームにようこそ』も思い出しつつ、こちらの方が「壊れた側目線」かもしれないですね。
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by sakamotochiaki | 2008-04-26 18:07 | Comments(0)
映画『ノーカントリー』
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強烈に肩が凝る作品だった。
終始、一瞬たりとも気が抜けないので、観賞後はクタクタ。コーエン兄弟の作品にしては、ユーモアが一切排除されているし、残虐な描写が多かったからかもしれない。
けれど映像は文句のつけようの無い美しさで、憎らしくなる程に細部の細部まで凝った演出や台詞、美術も素晴らしかった。
ハビエル・パルデムの、ただそこに居るだけで重くのしかかって来る様な恐ろしさ。その独特な凶器とキャラクター設定(風貌も含め)が凄い。いや本当に怖かった。夢に出そうな骨身にしみる恐怖を、人の形に置き換えたみたいだった。
冒頭の雑貨店の店主とのコインのやり取りは、思い出すだけでも寒気がする。それほどよく出来た場面だったのだと思う。
チャールズ・ブロンソンの様なジョシュ・ブローリンも良かった。トミー・リー・ジョーンズも、映画館までの道中、散々見かけた缶コーヒーの街張り広告を見事に忘れさせてくれる好演ぶりだった。
しかし、ひたすら肩が凝った。

DVD『フラガール』
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今さら、という感じでようやく観た。
とにもかくにも蒼井優。この人は本当に凄い女優さんだ。ここでも光り輝いている。
立て続けに『クワイエットルームにようこそ』を観ると、デニーロばりの変幻自在さに驚かされる。 富司純子も大変良かった。あんなにきれいなのに、 見事に「炭坑で働く女を捨てた母」だった。
オーソドックスな物語だが、女ばかりなのにつまらなくないというのは『下妻物語』ぶり。後半の「手話」の演出には、まんまと涙。
どうでもいいが、松雪さんは途中からGacktに見えた。
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by sakamotochiaki | 2008-04-07 18:46 | Comments(0)