カテゴリ:◎お仕事/書籍・web( 8 )

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過去最短の4泊5日で青森より帰京しました。
『猫、または猫的なもの』展の会期途中からの帰省となり、殆ど在廊出来ず申し訳ありませんでした。お陰さまで予想以上の反響を頂き、連日大盛況でした。在廊出来たのは初日と2日目の夕方だけでしたが、色んなお客様と猫のお話をしたり、ご感想を頂いたり、とても嬉しかったです。出展者も全員猫飼いなので、不思議な安心感(?)がありました。改めてご来場頂いた皆様、出店者の方々と声をかけて下さった主催の片岡まみこさんに感謝します。またこんな企画展があったらいいなあ。

そして有難い事に『退屈をあげる』も私の手元の在庫分最後の15冊が初日に完売しました。有難うございました。1月末の発売からまさかこんなに早く500匹の楳が巣立つとは思ってもみない事だったので、特に最後はバタバタのまま完売という感じで、実はいまだに実感がありません。
『退屈をあげる』は1冊1冊がちゃんと誰かの手に届いて欲しいという思いで本という形にしました。全てが私の手を離れた今は、例えば誰かに贈るつもりでいつの間にか忘れられてしまったり、未開封のまま保存用になってしまったり(そんな方は居ないとは思いますが...)する事が無いように、然るべき場所に、手に、届いてくれる様にと願っています。
増刷してほしいというビックリ嬉しいお声も頂くのですが、先に書いた様にあまりにもあっという間だったせいで、心がまだ追いついていないというのが正直なところで、また新たに何かを始められる体力や気力、時間や資本も残っていないというのが現状です。そもそも500冊という数も、私にとっては本当に大冒険でしたから。そんな訳でとりあえず、今は目の前にあるやるべき事をやろうと思います。

まずやるべきこと。それはお知らせです!(ようやく最初の画像につながる!!)
実はお仕事としては初めて(自分でもびっくり)猫の版画を刷りました。
既に発売中の『猫のことば 表情・行動からみつける共通言語』(池田書店)です。『猫、または猫的なもの』展では発売日に先駆けて先行販売させて頂いたのですが、収められている塩田正幸さんの写真の1点1点が本当に素晴らしく、ページをめくる度に皆さんニヤニヤしたりウルウルしたり「そうそうそう」と納得したり。
本の中には猫の生態を解説するテキストページがあり、その中の猫カットを20点ほど私が担当してます。
例えばこんなのとか
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こんなのとか
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こんなのとかあります。
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終始楽しく制作させて頂いて、つくづく猫ってかわいいなあ!と猫バカ全開のお仕事となりました。
デザイナー氏の提案で紙版画にもぴったりな紙を使用して頂いたので、かなり原画に近い仕上がりとなっているのも嬉しいです。ぜひお近くの書店などで見かけたらお手に取ってみてくださいね。




さて続いてカレンダー。
目下完成に向けてラストスパート中(今、山で言えば8合目あたり)です。毎年恒例のお店でのお取り扱いや、私個人の通販も予定しています。そして今年も参加させて頂きます経堂・芝生さんのカレンダー展!毎年オーナーの遊佐さんからお誘いのメールが届くと、その重たすぎる私の尻に火がつく、というのも恒例となりつつあります。つまり遊佐さんからメールが来ないと作らない...なんて有難いんだろう...

詳細決まりしだい、改めてお知らせします。まずは完成を目指します。どうぞよろしくお願いいたします。
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19日間の帰省を終え、昨夜一時帰京しました。
1週間ほどの予定があらよあらよと延び、仕事先、作品をお取り扱い頂いているお店やギャラリー、展示関連の皆様にはご迷惑をおかけする事となり、本当に申し訳ありませんでした。
実は今回の帰京も1週間ほどの予定で、また再び青森へ戻ります。それまでに11/30から始まる鵜の木Gallery and Cafe Hasu no hanaでのアサガヤデンショ『給水塔と赤い屋根』巡回展の搬入を無事終わらせるというのが目下抱える大仕事です。頑張ります。どうぞよろしくお願いします。

さて。
この夏、ほぼかかりっきりで刷り倒していたお仕事のお知らせがようやく出来る事になりました。
冒頭の写真の『食と建築土木 /著:後藤 治・二村 悟 写真:小野 吉彦』(LIXIL出版)の表紙と挿絵に紙版画を使って頂きました。
表紙の版画は宮崎県宮崎市田野町にある、漬け物にするための大根を1本まるごと干す「大根櫓(やぐら)」です。
資料として頂いた写真を見た時は、山々に囲まれた平地にいくつもの大根櫓がすっくと立ち並び、上に伸びる何本もの竹が青空に美しく映え、そこにズラリと並ぶ大量の大根、大根、大根...!!!これがまた凄く美味しそう!!!と興奮しました。...そんな気持ちを紙版画でも再現出来る様に制作しました。

「建築」には疎いながらも「食」には興味津々な私です。「日本各地にある食にまつわる建築物をまとめた書籍」というお話を一番最初に頂いた時も前のめりでお受けしました。
そして掲載予定の対談の中に藤森照信さんのお名前を見つけてさらに小躍り。先に書いた様に「建築」というものにはほぼ無知と言っても良い私ですが、藤森さんの事は以前から存じ上げていて、その著作も数冊拝読しており、つまりファンであった訳です。もうお断りする理由など見つかりませんでした。

数回重ねた打ち合わせにおいても、担当の編集者さんとデザイナーさんが本当に素敵な方々で、初めてのお仕事にも関わらず、皆「この本は絶対に面白い。それを幅広い層に手に取って読んでもらいたい」という共通意識がメラメラ(笑)と燃え上がり、私も色々な食材を夢中になって刷る事が出来ました。それも全ては著者である後藤さん、二村さん、小野さんの熱意に動かされたからだと思います。
こんな風に楽しく1冊の本を作り上げるための作業に関わらせて頂いた事は本当に得難い経験でしたし、何より本編に登場する日本各地の風土に沿い、根付いてきた建築家不在の不思議な建築物たちと、そこで作られる素晴らしく美味しい食材たちが、私にとってもつくづく魅力的で、ああ日本って何と面白くて素晴らしいんだろう!と思わずにはいられませんでした。

建築だけにとどまらず、食べることや旅すること、その土地土地の暮らしなどに興味がある方には、きっと面白く読んで頂ける1冊だと思います。
既に発売が始まり、書店にも並んでいるはずです。ジャンルをまたいでいるため、いったいどのコーナーに並んでいるのかはわかりませんが、それも含めて楽しみに探して頂けたら嬉しいです。
探すの面倒!という方にはamazonでも。



おまけにチラ見せ。
こちらは京都府綴喜郡宇治田原町の柿屋で作られた「古老柿」。実は3刷り重ねています。
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この他にも、今回は殆どのモチーフを2〜3刷りで制作しました。技法面でも本当に勉強になりました。
そして資料で実際に頂いた食材の1つ1つが本当に美味しかったこと!ぜひこの本を読んで、食べてみたくなったら「お取り寄せ」なんていかがでしょう。
福島県福島市の「凍み豆腐」も煮物にしたらとっても美味しかったですし、長崎県西海市西海町の「ゆで干し大根」の美味しさも忘れられません。あーまた食べたい!!
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19日間離れ離れだった煤と墨、久々の対面に戸惑う姿につい号泣してしまいましたが、一晩経ったら今までの様に甘えてくれる様になりました。
またすぐ離れ離れですが、その分可愛がります。
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吉祥寺poooL『手の先の道具 vol.2』、沢山のご来場有り難うございました。お会い出来なかった皆様、この場を借りてお礼申し上げます。

さて。
少し前に携わったお仕事をようやくお知らせ。
  ↓
石牟礼道子著『食べごしらえ おままごと』/ 中公文庫
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何とも不思議な巡り合わせで頂いたこのお仕事、打ち合わせから版作り、刷りまで、終始楽しく作業しまして、例によってひたすら刷り倒した版画を、デザイナー川畑あずささんの手に委ねまくり、可愛らしいながらも凛とした、どこか懐かしさも漂う素敵な表紙が完成しました。有り難や。

著者である石牟礼道子さんは、偶然にも夫と同じ熊本は天草のご出身。水俣病問題に長く取り組まれ、その著書も数多く出版されています。
この『食べごしらえ おままごと』は、そんな石牟礼さんが幼い頃から馴れ親しんできた郷土料理や、それにまつわるエピソードが綴られた食のエッセイです。ご家族の間で交わされるお国言葉、辛子蓮根やコノシロなど天草を代表する豊かな食材たちは、私にとっても馴染み深くて(実際お仕事を頂いた数日前にも辛子蓮根を食べたばかり)グイグイと読めました。そして読み終えた後は、いまだ食べた事のない「ぶえんずし」を次回帰省時に義母にリクエストしなければ!と図々しく決心。

それにしても、まさか紙版画で「辛子蓮根」を刷る日が来ようとはなあと、版を作りながらとても不思議な気持ちでした。日頃不義理ばかりのダメ嫁としては、少しは親孝行を出来たかもしれません。この様な機会を頂いた事に心から感謝です。

発売は9/25です。書店でぜひお手に取ってみてください。

...と、自分の版画画像を見ていたら、お腹が減るというおめでたい自分。今日のお昼は何にしよう。
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そうそう、本日19日から公開されるサイトでもイラストと漫画を描かせて頂いておりました。
セコネタ調査隊と同じザイですが、こちらはweb「ザイFX!」内のコチラコチラのページです。

猫が登場するお仕事だったので、勝手に楳を描いてしまいました。
最後まで「鼻くそ」修正要請があるだろうか?と思っていましたが無事スルー(笑)
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まさか自分が動物を嬉々として描くようになるとは思いませんでしたなーははは。



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※2008年3月、『こはるのおかず日記』が本(非売品)になりました。

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