<   2007年 10月 ( 8 )   > この月の画像一覧

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一年中ずっとこうだったら良いのに。
てくらい爽やかなお日和の昨日、日没まではアースガーデン@代々木にて工房くらげと絵かきのなよごんのお店でチェーンイーティン&ドリンキンし、6時過ぎに青山『月見ル君想フ』へ移動。SOURを見たさに当日参戦を狙っていた家人だったけれど、仕事が長引いて断念したため、結局私単独参戦。そういやライブハウスで一人って久しぶりで、『月見ル〜』に行くのも初めてだったので色々といちいち新鮮。2フロアに別れた広くも狭くもない実にちょうど良い空間だったのと、ビールもペコペコいうプラコップじゃなくて、ガツンとジョッキでくれるところがとても気に入った。途中から重たかったけれども。

初SOURは良かった。3ピースバンドってカッコいいな、と思った。
ZAZEN BOYSみたいに、変則的なリズムにカクカクさせられる感じが気持ち良し。楽器の一種の様なボーカルもCDで聴いていた以上に味がある。『Sink Town』の後半と『半月』の出だしは鳥肌立ちました。

2番手は朝霧ぶりのキセル。
これまで何度か彼らのライブをみているけれど、兄が誤摩化し不可能な大胆さでもって歌詞を間違えるというのは初めてだったのでウケた。「あれ?」って言って曲中断。しかも新曲でキセル史上一番暗いという『君の犬』。
病み上がりのせいか、やけに大量の汗をかいていた兄いわく「頭がショートした」らしい。珍しく弟に「あー、頭(髪型)ショートしとるもんね」「家で練習してるのかと思ったわ」と厳しいツッコミをされていた。イイもの見たな。
所々で朝霧の残像フラッシュバック。あの空間はやっぱり異空間なんだという事を改めて思う。

3番手のGROUPは男前で迫力のあるライブだったけれど、私的には面白みという点で今ひとつ弱し。まあ、面白みが必要なジャンルでも無さそうだったけれど。私は男前よりも味のある男が好きなんだね、という事ですか。

でライブ後、外苑前から原宿までガツガツと歩いたせいで、高円寺に着いたのは11時近かったのだけれど、パル商店街を歩いていたら、閉店した店のシャッターの前で車椅子の婆(御年80歳くらいか)を発見。よく見るとその前に座り込み爆睡する爺(婆よりは若く見えるが)も。一旦は数メートル通り過ぎた。が、やはりどうにもこうにも気になったのでヘッドフォンを外して引き返す。私と同様に気になったらしき通りすがりのオバハンもやって来た。

「どうしましたか?大丈夫ですか?」と婆に聞くと

「いえ、酔っぱらっちゃって‥‥大丈夫ですから。」と答える。

爺は車椅子の婆を連れてどこかのお店で泥酔した後、地べたで爆睡してしまっているらしい。
「寝ているだけなの?意識はあるの?具合が悪いんじゃないの?ここまではどうやって来たの?」と聞くと、なんとなく腕を動かしチラリと顔を上げる爺。良かった、とりあえず意識はあるらしい。本当にただ泥酔しているのだ。婆は阿佐ヶ谷から来たと言う。大丈夫ですから、行って下さい、すみません、心配かけて、と。
ひょっとして逆に迷惑か?という頭も無くはなかったので、オバハンとまた一旦そこを数メートル離れるも、車椅子から婆がヨロヨロと手を伸ばして爺の肩を力無く揺するも爺が目覚める気配はない。‥‥だーもー。って感じでまたオバハンと駆けつけ、

「やっぱりタクシーつかまえましょう。すぐそこで拾えるからその方がいいよ。」

と婆に言った私の声で、爺がようやく顔をあげた。

爺「お。おねえちゃん、どっかで会った事あるな。」(ろれつ回転数低し)
私「あのね、それついさっき。
  阿佐ヶ谷なんでしょ?タクシーで帰った方がいいよ。 
  一緒に拾ってあげるから。」
爺「大丈夫だよ〜いつもちゃんと帰ってんだから〜。」
私「だって立てないじゃん。無理だよ。はいタクシータクシー!」
爺「ん?おねえちゃんの車じゃないの?」
私「私車持ってないっつーの!」

という会話を10分ほど繰り返した後、ようやく爺が生まれたばかりの子馬の様に不安定ながら車椅子でつかまり立ちしてくれた。しかし相当におぼつかない。ささ、タクシー拾いましょ!と移動しようとしたが、爺が「金、持ってるよな。」と婆に聞き「知らないよ。」と婆。「んな事ないだろがよ。」と婆の膝の上にあったハンドバッグを取って、中身を確認して「うん、ダイジョブだ。」と言った爺が、大通りに背を向け、阿佐ヶ谷方向に伸びる路地に車椅子を押し出した。ちょちょちょ、タクシーは?!と言っても爺は頑に、歩いて帰る、いつも歩いて帰っているのだといってきかず、車椅子ジグザグ歩行を開始する。アワワワと横に引っ付き歩き出す私。明らかに帰る方向が違いそうなオバハンに「もういいですよ。私も阿佐ヶ谷なんで着いていきますから。」と言い、「そう?大丈夫?」と不安げなオバハンと別れた。
もう乗りかかった船というか、ここで放って後々何かがあった時の方が気分が悪いというか、諦めというか、ヤケクソというか。

すると婆は「申し訳ない申し訳ない」を繰り返し、爺は「おう。おねえちゃん連れてってくれ〜い」とか言っている。私が浜ちゃんなら容赦なく頭をパコーンと叩いてるところだ。
路地は飲み屋が連なっており、居酒屋前にたむろする若者達をかき分けて、ジグザグ進む爺、で、たまに車椅子から手を離しちゃう爺。でも爺から車椅子を奪うと自立歩行不可能なのでそうもいかず、「アワワ、アワワワ」と横に引っ付きながら歩いて数メートル。突然爺がまた車椅子から手を離した。ゆるゆると傾斜にまかせて進む婆を「アワワワー!」と追いかけて救助する私をよそに、すぐ横にあったスナックに1人入って行く爺(なんだよ歩けんじゃん!)、馴染みらしき(今日もここで飲んでいた?)スナックのママに「よ!今日は帰るからよ」とかご丁寧に挨拶している。その間婆放置。おーーーい。
するとママが出て来て、車椅子横の私を見て何事かと聞いて来たので事情を話すと「いつもこうだから大丈夫」と言う。何が。つーか、アンタ飲ませすぎだろーが。

と、突然そこに、まさにヒーロー登場の場面よろしく若い警察官が何処からともなく現れた。私、警察官に後光がさして見えたの、初めてかも。た、助けて、お巡りさん!
どうやら先のオバハンが呼んでくれたらしかった。私だけじゃ相当不安だったのだろう。ま、そりゃそうだ。しかし

「ケーサツが何の用だああ。」

と噛み付く爺。

「おれあーいつもちゃーんと車椅子押して来てんだよお。大丈夫なんだよお。」

結局はケーサツ官と私になだめられ、途中まで一緒に帰ってもらう事になった。後はケーサツ官にお任せして、ここで私はお役御免となった。あ、良かった。夕飯食べてないし空腹でフラフラだったの、実は。
「ご親切にすみません、すみません」と私がその場を歩き出しても背後から婆の声が聞こえた。


爆睡していた爺が目覚めた時、オバハンが

「車椅子押してるのに、お酒なんか飲んじゃだめよ。」

と言ったので、私も

「そうだよ、こんなになるまで飲んじゃダメだよ。」

と言ったのだけれど、一人になってからちょっと後悔した。
普段、おそらく爺は殆ど一人で婆の面倒を見ているに違いない。見た目から判断するに、生活はそんなに楽じゃないだろう。タクシーに乗らなかったのも、ハンドバッグの中の所持金が乏しかったのかもしれない。爺だって高齢だし、自分の体の面倒も大変だろう。お酒くらい好きに飲ませてくれ、ぐてんぐてんに酔わせろや、って話だ。

この爺婆は普段東京に暮らしていて、去年大病をしたため、体が少し不自由になった父親の面倒を、田舎で高齢の母一人に見させている立場の私にとって、日頃から背中にくっついて離れない後ろめたさを猛烈に突いてきた。だから思わず声をかけたのかもしれない。数年前の私だったら、声をかけていたかどうか、ちょっとわからない。無視して通り過ぎる人も多かったけれど、その人達の事も何とも言えない。



これは困ってるご老人を見たら助けましょう、或は助けない人なんて人じゃない!
なんて全うな事が言いたいわけでは決してありませんので念のため。
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横浜BLIZの岡村ちゃん、行かれた方々の感想を見る限りでは声も出ていて、踊れて、目つきもイッちゃっていたらしいので良かった。これで来月のZeppTokyo(念願の初生岡村ちゃん)が楽しみになった。
こんな風に「声が出ているか」「踊れているか」「楽しそうか」なんて心配をされ、その一挙手一投足が見守られて続けているのも彼と清志郎くらいなものかもしれないが、彼のここ数年を思えば無理も無い。

それにつけても「一人参戦」という人の多さよ。それぞれの横の繋がりって意外とないのかも。まあ、かく言う私も周囲に岡村ちゃん好きっていう人は山田美容室の山田さんくらいなものなのだけれど。
学生時代は「岡村ちゃんを聴く」と言えば、周囲からあまりよろしくない反応が返ってきたものだったし(全く腑に落ちませなんだが)、横の繋がりを持とうにも持てなかった。或は「うそ〜!私も靖幸好き〜!!」的な人には出会えるのだけれど、それは私の岡村ちゃん愛とは、微妙に15度くらいのズレがあったりして、そういう人は大抵「TMネットワークも好き!小室さんが好き!美里とか松坊(注:松岡英明)も聴くよ!」という確率も高かったりして、話をしていくうちに「ごめん、ごめんよ」と何故か心で詫び続けなければならなくなるため、やはり横の繋がりを持つ気にはなれなかった。結果、必然的に岡村ちゃんは一人でがぶり四つで聴くものとなった。

で、もちろん1人参戦。全盛期を観た事が無いという事が本当に悔やまれるけれど、このまま観られずに終わる(色んな意味で予想を裏切る人なので)のはもっと嫌。とにかくこの目で見届けたい。と、今から出そうな鼻血をグッと堪えている。


さて、雨です。台風です。
残念ながら本日出店予定していた友人陶芸家である工房くらげと絵かきのなよごん@代々木アースガーデンはお休み。明日は予定通り出店するそうです。
http://www.earth-garden.jp/en_event/2007/08/post_11.html
原宿のほうの入口からすぐ4番ブースだそうです。
あ、同じく友人アップリケTシャツブランド『NEW WAY,NEW LIFE』(http://nwnl.hp.infoseek.co.jp/)も出店してるそうです。皆様こぞって遊びに来て下さい。
今日みたいな日は私も大人しく仕事をして、明日は午前中から参上します。台風一過の晴れを期待しつつ。
で、夜は青山に流れて『月見ル君想フ』にてキセル、SOUR、GROUPのライブ。楽しみ。

そうそう、昨日は山田美容室で雑用バイト後、毎年阿佐ヶ谷で開催されている『阿佐ヶ谷ジャズストリート』なるイベントを観て来た。阿佐ヶ谷の町中を開放して様々な場所でジャズ演奏を聴く事が出来るもので、ジャズバーはもちろんのこと、区役所や、郵便局など、およそジャズとは無縁の場所もあり、なかなか面白い催し。ハニカミ学院なんてのもあり。阿佐ヶ谷到着が遅れたせいで、既に会場は限られていたけれど、ご近所友Hとともにジャズバー『KLAVIER』へ。金子晴美さん(http://homepage1.nifty.com/kfcnews/)という方のライブで、短い時間だったけれど楽しかった。(写真はHPから拝借。昨日のライブのものではありませんが)
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音楽に疎い(そして偏っている)私にとって、同人種が恐らくそうであるようにジャズは敷居が高い。聴き方がわからない。肩をすぼめて口尖らせて困り顔で聴かなきゃダメか?(これは私だけの偏った妄想だが)と思っていたが、そんなこた無かった。イベントって事で気軽な雰囲気にしてくれている部分もあろうが、敷居も低く、間口も広いものだった。また普通に観に行きたいと思えた。
こういうイベントで町興しっていうのは良い事だし、阿佐ヶ谷という場所にも実に合っていて的を射ている。引っ越し以降、「なんだかんだ言っても高円寺でしょ」と思っていた私の阿佐ヶ谷株は上昇するばかりだな。
しかしこの天気じゃ、今日(最終日)の屋外ライブは悉く玉砕か。勿体ない。

※イラストは『家庭教師』ツアー時の岡村ちゃん。時代を物語りすぎ。
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どうでもいいけれど、美恵子さんの「愛人」を見て思い出すものといえば、かつて羽賀研二が梅宮アンナに誕生日に贈ったという絵(確かイチゴの絵)を描いた羽賀研二の友人兼俳優兼画家という肩書きの男なのだった。同一人物か?って思うね。
それとX JAPAN再結成の映像を見て思い出すのは、やはりTOSHIを名実共に「アゴ人間」にしたMASAYAなのだけれど、申し訳程度に革素材を着ていたTOSHIは、当時と変わらぬ不気味なナチュラル臭を漂わせていた。相変わらず「心酔中」なのだろうか。それ以前にこの再結成にはどういう意味があるのか。ワイドショー謎だらけ。
て、何を隠そう(隠してないが)10年程前に、X JAPANの武道館ライブに私が行った事があるという話はもう書いたっけ?


さて昨日、缶詰仕事の気分転換に久しぶりにジョギングしたら、あまりに気持ちよかったので、しかしあまりに走れなくなっていてショックだったので、これからしばらく続けよう、手始めに明日は早起きして走ろう、と決意した矢先、いきなり本日サボリ。
家人が仕事で3時過ぎに家を出たのを見送って二度寝したのがいけなかった。起きたら7時半。10時までに納品しなければならない仕事があったので、あっさり断念。
随分と私の精神力もぬるくなったものだ。これじゃあ肥えるのも当たり前。
しかし体だけは見事に前日分の筋肉痛。とても心地よい痛み。明日は走るぞ。

で、時間キッチリ納品後、私の6年間に及んだ町田生活における唯一と言っても過言ではない「町田遺産(遺産は失礼か)」、友人Hさんと実に5ヶ月ぶりにランチ。ちょうど二人の中間地点か?という事で下北沢へ。
11時に北口ピーコック集合。待ち合わせ時間が早いのが我々の常なのだった。 さらに「Hさんに会うなら」と前夜にナノイオンスチーマーを駆使してお肌のお手入れも抜かりない私であり、Hさんといえば「坂本ちゃんと会うなら」と髪の毛を巻いて来ていた。気合い充分の二人。何なんだ。デートか。

久しぶりに会ったHさんは相変わらず面白く、会わなかった間にお互いの身に起こった色々な出来事(主にひと夏の想い出)を話して、愚痴ったかと思えば「ワハハハ!」と笑って、励まして、励まされて、ツッコんで、ツッコまれて、また「ダハハハ!」と笑って、「じゃ、またね!」とサラリと別れた。町田に住んでいた時と同じ様に、今日もみなぎるパワーを頂いた。
私より一回り年上(全然そうは見えないが)の彼女を見ていると歳を重ねるのが全く怖くない。まあ、元々そんなに恐れている訳ではないけれど、むしろ楽しみになる。私の希望の星の1人だ。世間的な肩書きは「主婦」のHさんは、ごくごく普通の人ではあると思うけれど、私にしてみたらそこいらの自称クリエイターの数倍面白く魅力的。本当に貴重な人だと改めて思った。


さて、楽しい会合を終え夕方帰宅した私には、絵を描くお仕事の他にも「大事なお仕事」が待っていた。
早朝家を出た家人の今日の「仕事」というのが、実は釣り@相模湾で、その戦利品である魚の下処理。そういえば去年も丁度今頃、大量の魚の下処理に追われていた。今年は数こそ少なかったものの、大ぶりなものが多くて、二人暮らしには十分過ぎる量だった。
25cmの鯵1匹、30cm超のイサキ2匹、30cmのカツオ1匹、小ぶりなサバ2匹、
鯵とイサキ1はお刺身、カツオは生臭い種類らしく、イサキ2とソテー用に処理、サバは小ぶりだったので初の一夜干しにトライ。塩水に1時間程漬け込んで、現在ベランダでブラブラ。どうなるやら。
帰宅するなり、そのまま田舎の同級生飲み会に出かけてしまった家人をよそに一人晩酌。イサキ、身がしまっていて旨ーし。気分が良くなって、先日買った阿佐ヶ谷保育園の銀杏を煎って粗塩で食す。朝霧帰りに立ち寄った三島の古道具屋で買った『いりゴマ機(?)』、買ったばかりなのにボロボロだけど活躍中。
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で、なんとなくホロ酔いで仕事中(あらら)。
今日は横浜でキセルのライブがあったけれど断念。その代わり今週末に青山でまた別のキセルライブに行く予定。対バンするという事でネットで音源を聴き、即気に入ってCDを衝動買いしたSOURも観られるのヒジョーに楽しみ。

※イラストはランチで食べたサンデーブランチのオムライス。
 こちらも久しぶりだったけれど、やっぱり好きだね。
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前から書いているけれど、私は朝型のイラストレーターだ。
と言っても、まだ薄暗い早朝から仕事を始める村上春樹の様な規則正しさは全くなく、「おはよう」の挨拶が通じる時間帯には起きるという程度の朝型。飲んでいて朝でした、はあっても、仕事をしていて気付いたら、という事はほぼ無い。基本的には「人は夜は寝とけ」と思っている。(だから以前、不眠に陥った時の私の焦りぶりは大変なものだった)

これは学生時代からの習慣でもあって、大学の課題で徹夜をしたというのは4年間で確か1〜2度ほどだったと記憶している。当時は今の5割増でひねくれた若者だったので「課題で徹夜をするなんてアホらしい」と思っていた。4年間の集大成ともいえる卒業制作ですら提出の1週間前に完成してしまい、間に合わないと悲鳴を上げているクラスメイトのヘルパーをする事で、私も悲鳴をあげざるを得ないという事はあったが。

眠らなかった時間分、それに比例して素晴らしい作品が生まれるとは思わなかったし、実際、目の下にクマを作ったクラスメイトの中で、それだけの作品を発表した人も残念ながら居なかったように思う。普段はメイクも抜かりなく、髪の毛やマニキュアのお手入れも完璧なクラスの女の子達が、まるでホラー映画に出てくる脇役達の様に、一人また一人と死んでいく(実際は荒んでいく)のを見て、「あらまあ」と親戚のオバハンの様な気持ちで見ていた。
で、普段から荒んでいた私はどうしていたかといえば、転がる死に体の中で普段は塗らないマニキュアを密かに塗ったりするという、一人っ子特有のあくまで「自己完結型」勝者の余韻に浸っていた。 (何故か「お点」も良かったので)

そんな私がここで「仕事が忙しい」と書く時は、あくまで「6時間睡眠を削ってしまいそうな」忙しさレベルだ。で、実際はそれほど削ってはいない(と思う)。本当に本当に忙しい時は日記なんて書けないし、本当に本当に忙しい人に私の生活をご披露したら、「ざけんなよ」と往復ビンタを食らうくらいじゃ済まないだろう。まあ、24時間の配分や価値観は人それぞれだから、許してねって事だ。

で、前置きが長いが、今私は忙しい。(あくまで前述したレベルで)
しかし、こうしてダラダラと文章が書けているというのは、暇だ。どっちなんだよ、という話だが、昨日入った某誌のお仕事が、〆切りが明日という超超タイトなスケジュールなのだけれど、そのラフスケッチのチェック待ちをしているのだった。 この待ち時間が長くてかなり無駄。
なんやかんやで夜型が主流の出版業界では、私が朝から仕事してラフを最速で仕上げて送っても、こんな風に全く意味がない事の方が多い。しかしそれも仕方がない。私の方がこの業界ではマイノリティだ。24時間の配分や価値観は人それぞれだからねい。

結局は、今回の様に本来昼までには描き終えられちゃうスケッチをダラダラと悪戯に時間をかけて描くか、描き終えちゃったラフを寝かして他の仕事をするか、遊ぶかしかない(「しか」てこたないが、いつでも作業出来る様に、となると遠出は出来ない)のだが、わかっている事は、確実に私の本番制作時間が減って行く、という事なのだった。〆切りは延びませんのでね。それもこれも私が「昼型」のせいなのか、と思うと何だか切ない。でもそれに合わせて「夜型」になるのは、体制に屈した気がしてもっと切ないので絶対にならない。負ーけないぞえ(蘭々)。

しかし、あんまり腑に落ちなかったので、他にもやるべき仕事はあったものの、仕上がったラフを寝かせつつ、気分転換に小一時間ほど阿佐ヶ谷『ゆうやけ市』に行って来た。
開催場所もよくわからないまま行ったので、なかなか辿り着けず不安になったが、どこからともなくジャズの生演奏が聞こえて来て、慌ててヘッドフォンを外した。
メインの商店街より少し離れた古い商店街が沢山の人で賑わっていて、瞬間的にテンション上昇。『○○市』ってなんでこんなに胸が踊るやら。「青梅市」とか「調布市」じゃアガがらないのになあ。
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ダラダラと一人練り歩いて、阿佐ヶ谷保育園で取れたという「銀杏」を二袋購入し、また少し歩いて手作りの「大学いも」を買って歩き食べる。
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ビールでも飲みたいと思ったけれど、帰ったら仕事だしなあとセーブしていたが、水分無しで食べていた芋で見事に喉を詰まらせたので、たまたま目の前で売られていたワインを慌てて買って飲む(イラスト参照)。ちょっと死ぬかと思った。しかも結局お酒飲んじゃったい。

フリマで100円のカットソーを入手後、完璧な気分転換を果たして帰り道、外しっぱなしだったヘッドフォンに気付く。
私がipodを購入したのは、去年、bonobosの『beautiful』という曲をいつでも何処でも聴きたいぞ、と思ったというのと、ひたすら長く無味乾燥だった駅からの帰り道やウォーキングコースを何とかして誤摩化したい、気分を紛らわせたい、と思ったからに他ならないのだけれど、うっかり外しっぱなしでも気が付かないという現状、道具を使って誤摩化さずとも、街の音(言ってみれば雑音)で事足りているという幸せに、ちょっと泣けそうだった。町田には悪いが、ちょっと大人げないくらい声高に、両手を天に突き上げ叫びそうになった。

うわーーーーーーーー!!!!!!!
引っ越して良かったーーーーーーーーーーー!!!!!!!!

いやホント良かった。


とか言いながらその後、高架下を歩いて家まであと3分という時、何気なくヘッドフォンを装着したら、ペペカリフォルニアの『MELI-FALI』が。今、私が聴きたい曲を見透かした様にipodに潜むシャッフル小人DJによるまさに神業。やっぱりやるなあ、iPod。
と、大分支離滅裂ですが、音楽を聴く聴かないの選択が自由(いや、別に元から自由だけれど)って、「何となし」に聴けるって、とても有り難い事だな、と思えたので、今日のこの無駄な時間も無駄じゃなかったと思う。
さ、働こ。でも徹夜はしないのだぜ。
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朝霧から帰宅したら玄関のドアが壊れてた、という話は前に書いたが、即座に大家に修理をお願いしたにも関わらず既に一週間以上経ち、我が家のドアは本来4つで固定されるべき所を1つのネジで実に不穏な状態をキープしておりまして、逆に言えば企業の新商品耐久実験の様なしぶとさで、このままどこまで持ちこたえるのか、最後はやっぱりドアノブ引いたらドアも外れちゃいました、って面白い画が拝めたりするのか、今後何の参考にもならないが見届けたくもあった好奇心を、イライラの方が上回ったため(当たり前)、今朝再び大家に修理の催促を最速でプリーズと電話。そしたら前回修理依頼時に、即座に大家が発注してくれていた業者が単純に忘れていただけだったという事が判明。あんだとおおおう?
先日、不意打ち大家訪問で動揺してしまった私が、

「まあ、急を要する訳でもありませんので。」

とか調子の良い事を口走ってしまった手前、ゆっくりじっくりコトコト待ってしまった1週間を返してプリーズ。出来たらお金に換算して。「まあ、大家さん、お婆さんだしな」とか無駄な遠慮も泡と消えました。遠慮バブル崩壊ですわ。
で、30分後、申し訳無さそうに駆け付けた業者(大家と親しいらしき50代のオッサン)により10分で修理完了。正味40分で、この1週間のストレス(そっと開け、蝶番を手で補助しつつ、30cm程の隙間から出入りする)から開放。あああ。

業種違いとはわかりつつも、大家から「色々詳しい人だから聞いてみて」と言われていたので、待たされついでにテレビの映りが悪い事も相談してみたら、「見てみようか」と家宅侵入(使い方間違い)。
で、最近とんと見かけなくなった旧タイプ(なんか、アースみたいなやつ)のアンテナ差し込み口を見たオッサンに、

「あー、こりゃ古いなー。
 確かに映りがひどい。
 いっそ差し込み口を大家さんに交換してもらった方がいいよ。
 私からも言っておくから。」

と言われ、思わず心でガッツポーズを取った。
というのも入居時、差し込み口を新タイプに交換してくれるよう不動産屋経由で大家に打診しようとして無下に断わられ、仕方なく旧タイプの配線を購入していたのだった。そしたらどんなにテレビを離れて見る良い子のみんなだとて、体に悪影響を及ぼしかねない程の映りの悪さ。ゴーストやら雑音やら最悪の状態で、自他ともに認めるテレビッ子の私ですら、テレビ離れしそうになっていた。(それでも最近テレビがつまらないからまだ良かったのだけれど)
大家と親しいオッサンの口添えがあれば、いよいよこの最悪の状況から脱出出来る!テレビが私の生活に帰ってくる!と喜んだ。が、

「あれ?いや待てよ。はーはーなるほど。」

畳に這いつくばってオヤジが差し込み口をいじり出したかと思ったら、なんと画面(一番最悪だったNHK)が一瞬でクリアに。え!えええー!!

「ちょっと他の局、見てみて。」

ええええー!!(フジもクリアに)

「あ、キレイだね。」

えええええー!!(TBSもバリクリアに)

「うん、ちゃんと映ってるね。」

ええええええー!!(日テレなんか眩しいほどに)
それってそれってもしかして‥‥

「差し込むとこ、間違ってみたいね」

ぎゃああああああーーーーーーーー!!

「えーとテレビ、もう一箇所あるんだっけ?そっちも治す?」

い、いえ‥もう‥‥結構です。(自分の尻は自分で拭きます)

「じゃ、どーもー」

‥‥お、お手数おかけしました‥‥。(形勢逆転の90度お辞儀でお見送り)


オヤジが忘れて待たされた1週間、帳消し。
それどころか引っ越して4ヶ月以上、不快な思いをしながら見ていたテレビによるストレスも泡と消えました。しかし、その原因は己という「5t」と書かれた分銅の様な事実が新たに頭上に。

「この4ヶ月の間に録画を諦めた番組を返してよおおおーっ」

て、安っぽい2時間ドラマに出て来る愛する夫を殺された妻の様に、法廷で被告に向かって叫び出したい気分。でも振り返った被告人も自分でした。なんと恐ろしいドッペルゲンガー現象。いや、情けないが正解。そのストレスをお金に換算したら相当な金額だよ。損害賠償請求したい気分だよ。でも請求先、自分。あああ。

今まで色んな賃貸物件に住んできたつーのに、まだまだ知らない事はあるのだわね。

※昨夜のハナレグミのライブの事を書こうと思っていたけれど、あまりのショックに
 吹っ飛んでしまいました。
※あと山田美容室ブログ、番外編でちょろっと更新しました。
 →http://yamadabiyo.exblog.jp/
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昨日、高円寺の『天すけ』で念願の「玉子ランチ」を食した。(写真撮影出来なかったのでどこぞの食サイトからお借りしました。)
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目の前で揚げたて天ぷらを次々食べられて950円。半熟玉子と天ぷらが相性抜群で思わず男子高校生ばりにかっ込む36歳♀。店主もまさに職人といった感じながら、腰の低い柔らかなキャラクターなのも良かった。またちょくちょく行きたい店が出来た。


腹ごなしに、これまたずっと行ってみたかった『阿佐ヶ谷住宅』をようやく散策。
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まさに「空気公団」な世界に感動し、思わず
「♪今日は〜 まるで〜 オ〜レンジの味が するようだ〜」
と口ずさみつつ、そのまま善福寺川を下り、ここまで広大とは知らずに和田掘公園(さすが災害時の杉並区民の避難場所)をうっかり一周し、あらまあらまと色々な発見をしながら、気付けば2時間以上歩き疲弊。海外旅行先でテンションが上がってしまい、気付いたら物凄い距離を歩き通してしまい、グダグダに疲弊した時の様な気分。地元なのに。

そんな小旅行から帰宅したところ、amazonで注文していた『ペペカリフォルニア』の1stと中古の『角田』本が、さらに家人が注文していた赤ワイン6本セットも届いて、じゃあせっかくだから、冷凍庫の中で着々と味が落ちつつあったラムチョップを食らおうじゃないかと、ローズマリーと粒マスタード焼きにして食べて、またそれが旨くて実にエエ気分に酔っ払った。

思えば、先週の木曜日にはオーストラリアから一時帰国中だった友人と高円寺の焼き鳥屋で酔いしれて、翌金曜日は山田美容室店主・山田さんと、自由が丘の『mardi gras』というバー(こちらは完全なアウェイ)に行き、かちむつみさん(http://www.geocities.jp/kachi_m_72/ )の素敵な歌声とイカす鍵盤にも酔いしれて、3日連続イイ旅夢気分だった。 まあ、日中はフル稼働で働き詰めだったけれど。

朝霧直前からこっち、ウ〜ダ〜ッて感じで忙しい。で、その合間を縫う様に、今日は山田美容室(http://yamadabiyo.exblog.jp/)の立て看板書きヘルパー。のつもりが、店主は当日予約が入ったため仕事に専念(当たり前)。結局、私一人で目ぇしばしばさせて細かいレタリングをがっつりとやる事に。しかも下地の都合で修正不可(!)という一発勝負。
漫画『カイジ』の人間競馬さながらの緊張感の中、後ろを振り返る事も、途中棄権する事も出来ず、ただひたすら息を殺し(フリーハンドで手が震えない様に)、ゴールを目指して9時間後、ようやく完成。
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無理な体勢(イラスト参照。集中し過ぎて気付いたらこんな体勢に)と神経の使い過ぎで見事に全身消耗。気分転換で出向いたつもりが、完璧に背中と肩が岩化してしまった。腕もやや筋違え。本業に支障きたしてどーする。
まあ、これで明日から道行く人にさらなるアピールが出来るだろうから良かったけれど。

そう、『カイジ』がアニメ化しているのを、先週偶然夜中(毎週火曜日24:59〜25:29)に見かけて知った。2回目だったので、まだ物語は冒頭部分(エスポワール号に乗船し「限定ジャンケン」がまさに始まったところ)で、ゲームが開始するなりまんまと騙され、「星」も「カード」も無くしてお先真っ暗「ぐにゃあ〜〜〜」な場面(わからない人は読み飛ばすべし)だったので「うひゃあうひゃあ」言って見てしまった。福本伸行の漫画って、アニメ化につくづく向いている。よくありがちな「わー、絵が全然違ーう!」って事がほぼ無い。元々直線的な絵だからだろうな。すんなり見られる。むしろ忠実すぎて感動する。
しかしカイジの声が萩原聖人ってのはどうなのか。ヨン様やってた人がカイジってのはアリなのか。ラストに無理矢理差し込まれたとしか思えない安いグラビアっ娘と『カイジ語録』のコーナーはナシだろ、って事だけは明白だが。
エンディングテーマを歌っているのが白竜つー所の抜かりなさは凄いが、 利根川の声も白竜だった事を後々知った。白旗。


さあて、明日も朝から働く。
主に『こはる』。五月雨式に『こはる』。時々経済誌。あとそろそろ来年のカレンダー?あー思い出したくなかった‥‥。
とりあえず月末のキセルとSOURの青山ライブは予約したものの、行けるのかしらね、私。
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ギリギリ日付が9日に変わる前に朝霧から無事帰宅。
と、マンションのドアを開けようとしたら、蝶番が破損していて半分しか開かなくなっていた。家に入るの一苦労。夢の様な2日間(いや3日間か)からせっかく意を決して帰って来たというのに、いけずなドアだよ。

早速今日の昼間、大家に電話して、業者の手配を頼み、仕事に没頭していたら、突然大家初襲来。どういう様子なのか見に来たのはいいけれど、玄関にはまだ朝霧帰りのクーラーボックスが、脱ぎ捨てた長靴が、その場をまんまと占拠していて、もちろん私はスッピン+寝癖で、あーもーあーもーて感じで、ひたすら愛想を振りまいて疲労。
全くいけずな大家だよ。


さて、朝霧。
去年まさかの土壇場リタイヤで、無念の涙をのんだ私だった訳だけれど、今年は無事に参加する事が出来た。がしかし、同行メンバーのKが逃げても逃げても追いかけてくる魔の手(お仕事)に捕まり、まさかの初日断念。ああああ。

「このメンバーは、毎年誰かが土壇場で朝霧に行かれなくなる」

という恐ろしいジンクスが、望まれぬ生を受かりそうになったところを、翌7日、新幹線とタクシーを乗り継ぎ、自力で昼に駆け付けたKと感動の合流。やっと4人(N美、N、K、私)の顔が揃った瞬間は泣けた。本当に良かった。

今年は、去年のサイトBではなく、ステージに近いサイトAにテントを陣取って、メインステージを眺めつつビールで乾杯というすんばらしいシチュエーション。オーバーナイトは出来ないものの存分に楽しんだ。

個人的なベストアクトは、自分でも「えー?」って感じでキセル。
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「アンタ、もう今年何回も観てるじゃんよ」とご指摘の方もおられましょうが、私自身もビックリ。正直、夏に葉山BlueMoonで観たワンマン以上のものは期待していなかったのだけれど、そこは朝霧マジックか、富士山パワーか、本当に素晴らしいステージで、今思い出しても涙が出そう。私の中に「キセルは夜に聴くべき音」という何となしにあった概念をまんまと払拭。秋の高く青い空に響く兄の歌声は、鼓膜と涙腺と心を震わせるものだった。言ってみれば、あんなにささやかな彼らが、あんなに大きくて広い世界を奏でる事が出来るという事に、そもそも「音楽」というものに、改めて心が揺れた時間だった。(これ、こないだのSOWでペペカリフォルニアを観た時も思った事)

以下、セットリスト拾って来ました。

ハナレバナレ
夢のいくら
枯れ木に花
四面道歌(細野晴臣のカバー)
君の犬
春の背中
ギンヤンマ

秋の空に「ギンヤンマ」。ちょっと、それはズルイ。泣かない訳にはいかんって選曲でした。
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初日のトリだったコーネリアス(初の生コーネリアス)も、一人で前の方まで言って観たのだけれど、噂に聞いていた通りの完璧なパフォーマンスだった。演奏、VJ、演出、構成、全てが完璧すぎてお口アングリ。文句の付けようの無い所が文句。といった感じで、そのプレゼン能力には圧倒された。けれど、朝霧という特殊な空間(周りに様々な要素がある場所)で聴くよりは、もっと狭くてそのパフォーマンスにだけ集中出来るストイックな空間の方が向いている様な気がしたのは確か。
それとコーネリアスを観ていたら、何故だか向井秀徳を思い出した。音楽性も、ルックスも、タイプも、匂いも、全く違うのにこの二人は似ていると思った。音楽に詳しくない私が言うのもなんだけれど、音楽に対して自分が突き詰めようとしているものが実は同じかもしれないと、そう感じた。いったいどれだけの練習量なんだろうとか、どこまで自分に厳しいのだろうとか、そんな部分も。二人とも黒ジャケットに帽子姿が同じだから、ってだけではないと思うのだけれど。
そんな風に思ったら、音楽の様々なジャンルやスタイルなんて、本当にあって無い様なものなんだなあ、という思いに行き着いて、以前仕事をした音楽好きの編集者が

「僕はね、だだっ広い所で、大きな音を聴ければもーなんだっていいんです。
 ロックだって、ジャズだって、演歌だって、幸せです」

と話していたのを思い出し、それが今さら何となく理解出来た気がした。


あとはOZOMATLIとTHE PNUMA TRIOもかなりよござんした。OZOMATRIでは目の前にいた女の子が、激しく踊り狂っていたと思った瞬間、地面で爆睡したのが面白かった。
それとこだまさんを遠巻きに観ていたら、豪華メンバーで揃えいる事に気付いて慌てて近寄ったけれど、もうあとの祭りでした。なんやかんやでPARAを見逃したのも無念。まあでもなんやかんやでグダグダな感じも朝霧の良さなのである。
最後に観た「へべれけ」VERY BE CAREFULは何度もアンコールに応えてくれて、最後はステージ前で座って生音で演ってくれたのだけれど、あの観客のしつこいアンコールは「はい、朝霧終わり!」となるのがイヤ!まだ居たい!帰りたくない!てな最後の「悪あがき」が事の真相だったよなあ。VBCには悪いが。

それほどに、あんなに終わりが淋しいフェスも無い。
帰りのシャトルバスの窓越しに手を振る人達に手を振り返したり、駐車場スタッフに「また来年会いましょう!」と声をかけられたり、富士のご来光に自然に拍手が沸き上がって、知らない人と笑顔でアイコンタクト出来るフェス。何とも不思議で素敵な空間。なるほどこれが朝霧か。行けばわかるというのは、こういう事か。一度行った人がどんどん累積して、凄まじいチケット争奪戦になるのも、もう大人しく頷くしかない。
だって帰りの車中で、もう来年の朝霧について相談しちゃうんだからねえ。


あ、そうそう。二日目はは近所の牧場に宿泊。
素敵な宿泊スペースはほぼSmashスタッフに押さえられていて、カビ臭くさくだだっ広いプレハブの様な空間で過ごしたけれど、お陰で翌朝の雨にはヤラレずに済んだ。
そのまま三島のギャラリーでkinocoの師匠の個展を見て、何故か修善寺まで行ってしまった我々4人。温泉入って、魚食べて、「東京帰るのイヤイヤ」病になりながら帰京。みんな悲しいかな大人なのだった。

長い様な一瞬だった様な不思議な3日間。
とりあえずまた来年。
そのためにも今、私は仕事を一つ一つこなすんである。
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あー、やっとゴール見えた。と同時に首痛い。先日のカイロ効果リセット。

あとは今日の夕方の打ち合わせ一本消化して、納品したもの達の大幅な修正が入らない事を祈るのみ。新たに入ってきたやつは全部来週以降に♪うちやっておけ〜よ今〜は〜。

昨日は机仕事に集中し過ぎて、珍しく無音で作業していた。
というか「げ。無音だよ。ああでもテレビのリモコン取りに行く時間が惜しい。iTunes立ち上げる労力も惜しい。でも無音か、無音ねー、無音なー、無音無音」って頭でウダウダやっている間に作業が終わってしまった。やはり本来は音があった方がいい事には間違いないのだけれど。

仕事が一段落した頃、花田勝離婚のニュースを知る。
お相撲さんが嫌いという大前提のさらに大前提で、私はこの人が嫌いだけれど、何だか悲しい気持ちになった。「離婚をする事で、お互いもっと良い関係に」とか「離婚後も友達付き合い」とか「これまでの結婚生活には感謝」とか、明るく前向きで美しい言葉をよく見かけるけれど、「離婚」というのは足したり引いたりして見ると、やはり悲しい結果だと思う。離婚を否定している訳ではない。(中には本当に本当にのっぴきならない事情の人もおられますし。)
相手の事をどんなに忌々しく思う様になったとて、一緒に居る事が何ら良い結果を生まないという状況だとして、そこに至る過程を考えると何だか辛い。最初からそういう結果を予想して結婚する人などいない訳だしね。

という事を書くと、結婚離婚事実婚未婚の○○など自由自在なお国に比べて、なんと後進的で未成熟な考え方だと思う人もいるかもしれないけれどね。そんなきれいごとかよ、と思う自分が確実にいる。

先日『徹子の部屋』に出ていた作家の吉永みち子が、離婚後に末期の胃がんが発覚した元騎手の夫の最期を看取った話をしていたけれど、それは夫婦、家族、男女を超えた関係で、とても素晴らしかったのだけれど、何だかやはり悲しい気分になった。吉永みち子はなんだかんだで好きなのだけれど、でもちょっと悲しかったなあ。



さて、朝から洗濯3回転。(溜めたな)
2泊3日家を開けるので掃除もしなくては。(以前も書いた気がするけれど、旅行などに出かける時はなるべく家を掃除して出て行きたい。もしも旅先で私に何かあって帰れなくなった時、後々荷物を整理に来た家族が、開けたドアをすぐさま閉めたくならないように。)

去年の今頃は北国の病室で、オッサンらに囲まれて、ちょっとマドンナ気分だったっけなあ。何か大変だったっけなあ。でも、どんどん薄れる記憶。キツかった記憶から先に消えて行く己の脳のシステムには、本当に感謝したい。
とはいえ、朝霧が終わってしまったら、いよいよ冬到来。(天気予報士の資格を持つカラテカの矢部君によると、今年は厳冬だそうですよ。参ったね。)
この冬のパワーには去年も心身共に負けた。お陰で「苦手」程度だった冬が、本当に「大嫌い」になった。冬は薄れた記憶も肌に触れる空気で「すわっ!」と思い出させる忌々しいヤツ。目を閉じれば、冬枯れた木の枝が、窓の向こうでワサワサと風に揺れている。ビックリするくらい無彩色。これにすり替わる素晴らしい記憶を植え付けないと、彩度は無理でも、せめてもう少し明度を上げないと、毎年冬が憂鬱なままなんだろうかと思うと、ますます憂鬱だ。
あうーん。


て事で、その前に秋を堪能しようと思います朝霧で。(まだ油断出来ないけれど)
晴れてくれると良いのだけれど、ちらつく雨雲が前倒しにならない事だけを祈る。
現地で会えそうな方々、声かけてね。


※イラストは去年の私。丁度台風一過の朝霧はピーカン(友からの写メ)で、
 北上した台風の中に私はいた。
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