<   2011年 10月 ( 7 )   > この月の画像一覧

来月の三人展『秋のひかり』の会期中、19日(土)に「秋のお茶会」を開催します。
当日振る舞われるお菓子のテーマは「栗とりんご」。もちろん三人展メンバーであるシミズナオコさん、高橋朋子さんの器でお召し上がりになれます。
坂本はお茶会に来て下さった方にお配りするメニューを担当させて頂くのですが、今日、テーマである「栗とりんご」の豆版画を刷ってみました。ら、何だか結構カワイイ(特に栗)。
c0138553_17583314.jpg

当初は刷った版画をデータ出力して使うつもりでしたが、それも何だか勿体ない。という訳で、急きょご予約予定数+α分を刷る事に。つまりご予約頂いた方には、オリジナル版画付メニューを、ささやかながらお土産としてお持ち帰り頂こうかと思います。これから作るのでハッキリしませんが、たぶん手のひらに乗るくらいの、ごくごく小さなサイズのメニューになると思います。
そして今日、チラリと聞いた「栗とりんご」のお菓子、どっちかなんて選べない!どっちも食べたーい!なラインナップでした。あーもー本当に楽しみ。
(追記:どっちかなんて選べない方のために、どっちも食べられるお皿にしてくれるそうですよ!)

「秋のお茶会」は①11時半〜 ②13時〜 ③14時半〜の3回となります。
ご予約は三人展会場であるGALLERY工TEL 03-3313-5065にて受付中です。

お茶会の日は行かれない、という方にはテイクアウトのお菓子も色々作って頂ける予定です。会期中毎日販売していますのでこちらもお楽しみに。

☆ご予約の〆切は16日(水)までとさせていただきます。ぜひお早めに♪

どうぞご来場下さい!!
と、楳も言っています。
c0138553_17595011.jpg

噓です。このポーズは嫌いだからやーめーてー!と言っています...
[PR]
c0138553_10213284.jpg

昨日は楳の術後1年検診だった。悪性の乳腺腫瘍とその周辺を切除してから約1年。1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月とクリアしてやっと1年という感じ。人間であればそこそこ長い年月に換算されるので、今回はひょっとしたら転移があるかもしれないという不安と、だとしても楳の猫生を全うしてもらうべく私はサポートするだけだ、という覚悟(まあ、それもヨレヨレのものですが)とで挑んだので、いつも以上にとても緊張した。結果、有難い事に「転移は見られず」という診断。他にも細々と要観察項目はあるものの(体重増え過ぎとか、チック症状とか)ひとまず大きな節目を乗り越られて本当に良かった。

昨日の動物病院は午後休診(手術と検査はやっている)のみで、夕方来院するのはお迎えの飼い主が数人だけ。いつもは大賑わいの待合室で私1人ポツネンと待ちながら、置いてあった『作家と猫』というムック本の中の東野圭吾さんのエッセイを読んでいた。
愛猫を保護した経緯や、その生活ぶりが書かれていて、噛み癖がひどく6歳になった今(この本の出版自体は10年ほど前だったけれど)でも治らず手が傷だらけで「猫の引っ掻き傷ですか?」と訊かれて「噛み傷です」と答える度に皆に驚かれるという部分に「おおお!東野さんもですか!」と勝手な強い仲間意識を持ってキャッキャしてしまったのだが、最後に書かれていた一文には参った。待合室で、もうすぐ名前を呼ばれるタイミングだったので何とか堪えたが、家だったら確実に泣いていた。
「私は猫から沢山のものを奪っておきながら、猫から与えられるものがあまりにも大きい。」うろ覚えだけれどこんな内容。
本当に私が楳から奪ったものは多い。外の世界、仲間、子供を産み育てるということ、あと病気という理由はあるがおっぱいを2つ。他にもまだまだ沢山ある。そもそも瀕死だった所を救ったのだから、という事は天秤にはかけられないと思っている。それが幸せなのかどうかは私にはわからないし、これからもわからないのだから。そして東野さんが言う様に、私も楳に沢山与えられている。耐えない生傷や万年寝不足もあるけれど、そんなものを相殺して余有る多くの物事を。

この複雑な気持ちはなかなか説明が難しい。もちろん常日頃そんな面目ない気持ちばかりで楳に接している訳ではないし、「ぼええー!楳かわええー!」てだけで殆どを過ごしているのだが。しかしそういう後ろ暗い様な心情というのか、面目なさの様なものがつきまとうという事すら、私にとっては猫の魅力の1つになっているのかもしれない。
...と書くとますます理解して頂けないかもしれないけれど。

楳、長生きするのだぞ。(ちょっとダイエットしなくちゃだけど...泣)
c0138553_10222691.jpg

[PR]
c0138553_2127652.jpg

別名・親バカ全開開き直りカレンダー、或は別名・このまま私は何処へ行く気なのかカレンダーでありますが、何とも有難い事にこの度販売して頂ける事になりました。ひょー。

2012年は例年よりも小ぶりサイズでちょうど手のひらに乗るくらい。楳お得意の仏頂面封筒の中に12ヶ月12匹の楳がちんまり折り畳んで入っております。フハ。(自己満足その1)
c0138553_21275687.jpg

今回は数字も紙版で作りました。フハハ。(自己満足その2)
c0138553_224528.jpg

180部限定で一丁前にエディションナンバー入りです。フハハハ。(自己満足その3)
c0138553_2262638.jpg


で、いつも版画はがきでお世話になっている下北沢はシマシマヤトーキョーさんに、本日りんごの版画はがきと共に納品させて頂きました。
シマシマヤさんでは現在秋の手ざわり展が開催中であります。思わず触れてみたくなる作品に迎えられ、ついついいつもの様に長居しながら、毎日ブログの更新を楽しみにしている玄能さんの家のオブジェと、緑と日々さんの鉢植え(月兎耳/ツキトジ)を買いました。他にも欲しいものがたんまりありましたがグッと我慢の子(泣)
c0138553_21473487.jpg

会期は23日(日)まで。下北散策ついでにぜし!


さらに11/18(金)~12/6(火)まで、経堂にあるcafe + gallery 芝生さんにて開催されるカレンダー展にも参加させて頂く事になりました。こちらも素敵なカレンダーが沢山揃いそうです。そんな中、うちの楳の仏頂面がこっそり末席に座らせて...いや香箱を組ませて頂きます。よろしくお願いいたします。
c0138553_2153165.jpg


あ、肝心のカレンダーの価格を忘れてました。450円(税込)です。(※こちらは版画を元にした簡単な印刷で作っております。オリジナル版画ではありませんので予めご了承下さい)
家族の数だけ1人1部楳カレンダー....はいらないとは思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

そうそう、11/16(水)〜23(水)に開催する三人展でも恒例の楳ポストカードと共に販売予定です。こちらの詳細はまた改めてお知らせいたします。




全然話は違いますが、今週末22日(土)に南阿佐ヶ谷のオトノハさんで陶芸家駒ケ嶺三彩さんの金継教室がありますよ。お席にはまだ余裕アリとのこと。坂本も食器棚の奥で長いこと強制冬眠させていた器たちを蘇生させるべく参加します。お時間と欠け器のある方、ぜし。
[PR]
c0138553_8173622.jpg

暗過ぎて写真が上手く撮れなかったのでイラストで...と思ったが、やっぱり暗過ぎてわからない。でもその場の雰囲気を忠実に描こうとしたらこうなってしまったのでごめんして。

以前から、夫婦で大ファンである中里和人さんの写真画集『グリム』出版記念展覧会『鵜の木のグリム』に行ってきた。
会場は友人でもあり、幻の「おにぎり隊」メンバーでもあったフクマカズエ氏が営むカフェギャラリーHasu no hana CAFE。そもそもこのお店自体が完全なるセルフビルドで実に実に素晴らしい空間なのだけれど、以前からその著作でもセルフビルドをテーマにされている中里さんにピッタリな空間だなあと超個人的に思っていた私にとってはまさに夢の共演!カズエ氏から開催の一報を受け取った時には小躍りして喜び、楽しみにしていた企画。

c0138553_851377.jpg

これまで独自の視点で様々な写真を撮ってこられた中里さんの今写真集のテーマは「手描き看板絵」。20年ほど前に見かけた手描き看板絵をキッカケに「いつか撮りたい」と思っていたものの、月日は過ぎ「絶滅危惧種」だったものが「ほぼ絶滅」という窮地に追いやられている事態に気づき、「今撮らねば!」と慌てて日本各地を回り撮り貯めたそうである。とはいえ、ただ「ヘタウマ」の看板絵を撮っている訳では無い。そこは中里さんならではのフィルターを通し厳選された名作ぞろいである。「精密さ」と「抜き」が混在する独特の描写や、時間の経過によって退色が進んだ色の美しさ、どこかうすら怖く感じる雰囲気をまとい、何とも味わい深いのである。中里さんはそれらをひっくるめて「グリム」と名付けた。架空の画家「グリム」が日本各地を旅をしながら看板絵を描いていると想定し、行く先々でグリムが残した作品を探し求め、発見しては撮り貯めてこられたのだ。

そして昨夜はナイトウォークイベントと称し、中里さんが復刻された幻燈機(ふろ)を使って夜の鵜の木の街の様々な場所で「グリム」を投影するというイベントを開催。大の大人20人ほどが集まり、閑静な住宅街や高台にある公園など、暗がりをゾロゾロと歩き、民家の壁や公衆トイレ、参加者の背中なんぞにボンヤリと映し出される「グリム」に「おお〜」とか「いいね〜」とか声をあげる、という何とも不思議で可笑しな時間を過ごした。中里さん曰く「本来は1人でひっそりと映してやるのが一番楽しい」という事だったので、20人というのは大分奇妙な雰囲気ではあったけれど、これはこれで面白かった。

こちら出発前。幻燈機「ふろ」を持つ右側の方が中里さん。左側の方はご友人の方が飛び込みでお手伝いしてくださった。
c0138553_8513097.jpg


ヒジョーにわかりづらいですが住宅街をゾロゾロと移動しながらも参加者の背中に「グリム」。
c0138553_8541983.jpg


さらにわかりづらいですが民家の壁に「グリム」。
c0138553_855330.jpg


イラストにも描いたけれど夜の街は思った以上に明るく、かすかな幻燈の光の邪魔をする。そのため光を遮断する専用の道具(虫取り網の様な形状で網の部分が遮光布製?)で街灯の光を黙々と隠して下さっていた方、有り難うございました。
c0138553_8582484.jpg


階段をゾロゾロ。
c0138553_902684.jpg


公園をゾロゾロ。
c0138553_904470.jpg

時々すれ違った地域住民の方、さぞ不気味だった事であろう。

路上から戻った後は、Hasu no hana CAFEにて『グリム』の世界をスライドショーで。中里さんの解説がまた素晴らしく面白く、皆でワハワハと笑い、時にはツッコミを入れつつとても楽しかった。これまで中里さんの写真集といえば「一人で眺めてほくそ笑むもの」だった私としてはそれがとても新鮮なのだった。

最後にサインを頂いて感無量。「あ、日付間違えちゃいました」という中里さんもとてもチャーミング。
c0138553_9135854.jpg


展覧会は23日(日)まで開催中。ご興味のある方はぜひHasu no hana CAFEの空間ごと楽しんで頂きたい。
あ〜とてもとても楽しかった!素敵な催しを実現してくれたカズエ氏、有り難う!!


こちらが『グリム』。表紙の絵も20年前に撮影されたもの。西洋への憧れを感じるタッチ、でも顔は公家顔。昨夜はオマケのカードも頂いた。舞鶴の「海注意危険!」のちょい怖サーファー。
c0138553_9141764.jpg

[PR]
(タイトルは最近毎日聴いているウリチパン郡のカルマブルースの一節...と書かないと何かの標語の様である)
c0138553_22274982.jpg

三人展までもうすぐ1ヶ月を切ろうというのに、いまだかつて無いほどの作品制作ペースの遅さ。元々段取り派タイプの自分らしからぬ状況。
いや、色々と作ってみてはいるものの、何かボンヤリとしている。「今、これを作る事」というのを考え始めると手が止まってしまいそうになる。だからワーワーワーと頭を振って作っている(というイメージ)。それはつまり「考え無し」という事でもあるので結局失敗したりもする。実に実に効率の悪い作業。でも今はこの方法しか出来ない気がしている。
色々と割り切れたならなんぼかマシなのかしら。結局の所、例えば「場所」を変えても割り切る、割り切れないという壁は遅かれ早かれ目の前に立ちはだかるのであった。でもやるんだよ。

c0138553_22342031.jpg

あ、楳ポストカードも刷ってます(画像は刷る前の版)。こういうのはね、いくらでも作れるんだよね何故か。

実家近くのダイソーで買ったペット用ブラシのお陰で、楳がブラッシング好きな猫に豹変した。ブラシでザリザリと畳やクッションをこする音を聞きつけると、モジモジと近づいてきて私の足の間に「伏せ」の姿勢を取る様に。調子が良いと(?)、終わった後「お礼」みたいに私の足先をザリッと舐めてくれるのがまー嬉しい。ザ・下僕。

今日は震災から7ヶ月目だった。じっくりと黙祷をする暇もなくひたすら汗をかいていた。
さて、明日も早起き。

♪また生きて さあ明日 がんばるぞ〜
[PR]
c0138553_18164783.jpg

スティーブ・ジョブズ氏が亡くなった。
午前中、amazonから届いた「つっぱり棒」を椅子に登って棚と天井の間に設置しながら、まさに「つっぱる」と書かれた矢印にしたがって回して回して回しているという、画的にはどうにも格好のつかない作業をしている真っ最中、TVのニュース速報が流れた。

これといった主義主張がある訳でもないのに、私が使っているコンピュータは最初から現在に至るまでMacintoshだけだ。他は触った事すら無い。が、そもそも結婚当初、家人が私に買え与えたのが始まりなのだから、そこに自分の意志は存在せず、100パーセント家人の影響と言っていい。元々「パソコン?要らない要らない」と言っていたくらいだし、偉そうな事は何も言えない。熱狂的な信者という訳でも全くない。けれど、何やかんやとずーっとMacを使ってる。何やかんやでiPhoneユーザーでもある。その程度の人間ですら、この訃報を受けてからのtwitter上に溢れた(今も続いている)様々な人による彼やMacへの想い、個々のエピソードに心を打たれた。あろうことか涙が出た。って、アンタが泣いてどーすんのよ。泣いていい立場にゃ全然無いよ!と自分が一番慌てた。ともかく大変な影響力を持った人が居なくなってしまったのだ、という事実は想像以上に人を空洞にするのだな。こんな末端の末端ユーザーまでをも。

夕方のニュースの中で、彼の死を悲しんで集まった人々により花束や写真や沢山のりんごが祭壇の様に積み上げられているのを見た。りんごがまた少し違う表情をしていた。

私はといえば「りんごの紙版画はがき」の新作を今日シマシマヤトーキョーさんに発送した。ま、これはたまたまなんだけど。


スタンフォード大卒業式でのスピーチ。齢40の身にも沁み入る言葉の数々。




「自分も死に行くと自覚することは、何かを失うという思考の罠を回避する最良の方法です。あなたは既に裸です。」

ご冥福をお祈りします。
[PR]
ドーン。
c0138553_8274945.jpg

2012年カレンダーのパッケージでございます。
はい、ついにやっちまったよ...という感じで楳カレンダーを作りました。親バカも思えば遠くへ来たもんだ。殆ど開き直りですが、思った以上に可愛く、かつ侘び寂びのある(?)仕上がりになったと思います。中身を例年の半分サイズにしたのでちょうど手のひらに乗っかる位でしょうか。


見てる!全員こっち見てる!
c0138553_8332827.jpg

と、お客さんにガンを飛ばすこと請け合い。ケンカにならない事を祈ります。というより夜回り先生の気持ちになって、この猫の日頃の不平不満を聞いてあげてやって欲しい。そんなカレンダーです(どんな!)。

お披露目は11月になると思います。と言いつつ、ちょこちょこ出回るかもしれませんが。「テレプシコーラ」の須藤美智子ばりに我が子で稼ごうなどというダメ母ぶり。楳がグレるのも無理はない。助けて夜回り先生ッ!(もういい)

ぼちぼち営業しないと...







ドーン。(本物)
c0138553_9591744.jpg

[PR]