<   2012年 07月 ( 6 )   > この月の画像一覧

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「きょうだい」てのは全く凄いことだ。と毎日思う一人っ子の坂本です。
「きょうだい」てだけで縄張り争いがない、即ちトイレも共有、夜鳴きもしない、留守番も勝手に楽しんでくれている(っぽい)。ああ、仲良きことは美しきかな。
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と、見とれてばかりいられないのであった。
煤墨が我が家にやって来て明日で1ヶ月。1ヶ月!!先住・楳との関係は一向に進展無し。今も1階は煤墨、2階は楳という完全隔離生活が続いている。冒険心旺盛+ちょっとお馬鹿な子猫らは、能天気なのか勇敢なのか2階へ幾度となくアタックするも、あえなく楳のシャーと猫パンチで追い返され、というかレフェリー(人間)ストップがかかり黒星続き。とはいえ一番混乱していて、怖がっているのは楳で、とにかく訳もわからず手当り次第に威嚇しているという風に見える。双方がかわいそうな状況。
「ただいま」と「行ってきます」の挨拶や3度のゴハンも全て楳が一番目。なるべく楳を立てて、えこひいきタイムを設けているものの、性格もあるとはいえ、これはなかなかに手強い。

加えて「変な奴ら」と生活スペースを長く共にしている私(仕事部屋が1階)と家人(仕事部屋が2階)への態度が、これまで以上にハッキリと違う。
昨日、保護服夏バージョン3着目(わかりづらいが、少しずつ改良されている。ちなみに手縫い!)が出来たのでご試着頂いた時の楳。この不満顔をご覧下さい。
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その直後、家人がやって来たらこの顔。乙女面!
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なんかもう、あからさま過ぎて笑ってしまった。力なく。
家人が話しかけると「もーちょっと聞いてよ!奴ら(おそらく私も含む)ったらさー!」と訴えまくっている(様に見える)楳、実は両耳の後ろにストレスおハゲも形成中(やっと産毛が生えてきたけど)なり。すまん楳。ストレスが一番病気にも良くないのに。でもしばらくはこのスタイルなのだ。楳は我が家の一番猫。煤墨は我が家の希望の光。めげずに行こう....
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たまにはお仕事の告知など。
『nid』(エフジー武蔵)の表紙の紙版画を担当させて頂きました。

紙版画では初めてとなる雑誌のお仕事が、光栄な事に表紙で、しかも大好きな民藝がテーマで、もう緊張するやら心躍るやら。
打ち合わせで伺った編集部でも、お仕事というのを忘れそうになる程、民藝話に花が咲き、ホクホクしながらの帰り道「あ、そうだった、これから版作って刷るんだった!わー!」と思ったりして。

これまでも器をモチーフにイロイロと版画を作ってきましたが、いやー民藝、良いですね。終始ワクワクしっぱなしの作業で、終わらせるのが残念になるくらいあっという間に完成してしまい我ながら驚きでした。
実際に窯元に訪れた事もあり、我が家でも愛用している読谷焼や、実家の母がコレクションしている南部鉄などは、元々とても身近なものでしたが、資料を眺めるにつけ、職人の手仕事の美しさに見とれ唸るの繰り返し。いつも青森帰省で通り過ぎてばかりの岩手にいつか民藝ツアーに行きたいな。というより、地元青森の民藝品を今一度じっくり見てみたい。そんな風に思うお仕事というのも過去に無く、実に新鮮でありました。

私が勢いで刷り倒しお預けしてしまった作品達を、こんな風に素敵にデザインしてくださったデザイナーさんにも感謝です。
中身も読み応えがありすぎて、これからじっくり読むのが楽しみ。なんと私が日頃お世話になっているシマシマヤトーキョー店主ヒロミさんのご自宅も紹介されています。こちらも本当に素敵。

おっと、肝心の発売日は明日7/20(金)です。ぜひ書店で手に取って見て下さい。
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煤と墨が我が家にやって来て今日で2週間。相変わらず、楳との間には深くて長い川がある様だ。

煤と墨には失礼な話だけれど、今でも2匹を迎え入れた事が本当に良かったんだろうかと考える時がある。それくらい思考がグラついてしまう。
でも目の前の命はそういう考える時間をいい塩梅に私から奪ってくれるので助かっている。そして2匹はもう立派に我が家の一員で、100%前を見て進んでいる。

同時に楳の事がこれまで以上に好き過ぎて困っている。
楳との時間が大切で、かけがえが無くて、もう何処へも出かけたくなくてどうしたらいいのだろう。
楳と出逢った冬の日に、こんな事になるとは思いもしなかった。
目の前の命について、こんなに考え悩む日々がやって来るとは。

1匹と2匹の間にある川に、もう無理に橋を架ける事はやめにした。
3匹が毎日過ごしたい様に過ごしてくれればそれでいい。もう十分。
猫にインタビューは出来ないから、幸せかどうかなんてわからないけれど、
ただ楽に、楽に、過ごして欲しい。それが願い。
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煤と墨が我が家にやって来て1週間経った。
今、2つ前の日記の写真を見ても、大きくなったなーと感じてしまうほど、2匹はグングン成長している。
何せ人間に置き換えたら巨大皿に盛られたカレーライスを1日3食も食べ切っている様なものであるから納得するほかない。
それにしても子猫てーのは凄い。何が凄いって一瞬たりとてジッとしていないのが凄い。食べている時と寝ている時以外は駆けずり回っている。常に早回しでドタバタしているのに、ましてや黒い2匹を写真におさめるのは難しくてしゃーない。撮った写真はほぼ影絵。
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ダイニングチェアー登頂には時間がかからなかった(ダイニングテーブル、仕事机を順当に制覇して、昨日ついにガス台も制覇。キケンエリアの対策を早急に考えねばならない...)ので、せっかくご近所の椅子職人のく山氏に張り替えて頂いたばかりの座面がボロッボロになりそうだったので、急きょ家にあった帆布で保護する事に。

奇跡的に止まっている煤を撮れた貴重な一枚。
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見た目や性格も2匹の違いが大分明確にわかって来た。煤はマイペースで甘えたがり男子。
一方煤はまだまだ細っこくて、体の形がほとんど漫画かアニメ。走る度にチョロロロロ〜ンとか効果音が聴こえそうである。まだ体格では煤に負けているけれど、恐らく気が強く、運動神経抜群で、でも優しい女子。丸めた紙を与えるといつまででも1匹で遊べてしまう紙好き。
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いやとにかく、何でも遊べてしまう子猫は凄い。次々と私が投げ込む小道具でどんどん遊んでいく様は、『ガラスの仮面』の「奇跡の人」オーディション課題「ヘレンとして遊べ」における金谷英美である。「全部のおもちゃをつかって遊ぼうというのか...!」である。先住楳が玩具という玩具にほぼ無反応な猫であるせいもあって、見ていてひたすらスゲー!の一言。

と、その楳。
2匹がやって来た当初、2匹への警戒はもちろんのこと、私へのシャーフー抗議が凄まじく、覚悟はしていたものの正直へこたれた。加えて少し前より気になっていた楳の体調不良(食欲不振→食欲増進薬で食欲過多→便秘嘔吐コース)に拍車をかけてしまった事への罪悪感もあり、鬱々とした日々を送り、楳の夜鳴きや子猫らの世話やらで疲れが溜まっていた所に家人の夏風邪がうつり、3日前ついに寝込んでしまった。が、その間ほぼ楳が引きこもっていた寝室に一緒にいたのが功を奏したのか、ダウンした私を見るに見かねた楳の優しさなのか、以来シャーフー抗議をしなくなった。
2匹との距離はまだまだある、というか先が見えないけれど、近寄る度にケンカを売っていたケージ前を無言で通過する程度に空気は軟化(?)してきている様な気がする(あくまで希望的観測)。まあ、煤墨は我関せずといった風で、どこまでも呑気でどこまでも自由である(それも子猫スゲー)。
楳の体調が良くなって、少しずつでも3匹が仲良くなる日が来ると信じて、焦らずじっくり行こうと思う。

階下の2匹をビクビクしつつ見る楳。基本階段は途中までしか下りて来ない...この季節は1階の方が涼しいのに(泣)
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さて、墨の写真に映り込んでもいる私手作りのダンボールハウスは、お陰様で子猫らに大好評である。こちらの思惑通りに仕掛け1つ1つで遊び倒してくれるので嬉しいやら可笑しいやら。
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んが、実はこの箱にはコレが入っていたのであった。
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阿佐ヶ谷『土の記憶』オリジナルエコバッグ。大きめのマチ付きキャンバス地タイプと小さめの麻タイプの2種類あります。イラスト(今回はペン画)は私が担当させて頂きました。6/30(煤墨が我が家にやって来た日)にオープンした阿佐ヶ谷パールセンター内の新店舗にて販売中です。なかなか素敵に仕上がってくれて良かった。しかも丈夫そう(これ肝心)。特にキャンバス地は米でも一升瓶でもイケますよ!
肝心の『土の記憶』新店舗もこれまたとっても素敵です。広々と開放的な空間に目移りしてしまう器や道具達が勢揃いしていました。私はお馴染み「紙版画はがき」の他に「型押しメッセージカード」もお取り扱い頂いております。ぜひ阿佐ヶ谷にお越しの際はお立ち寄りください。



最後にホルターネック保護服(夏バージョン)の楳を。
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Tシャツタイプに比べて解放感があるのか、無理矢理脱ごうとしないし、何より涼しそう。
楳は来週末3ヶ月ぶりの精密検査である。病院ばかり連れていく私、また嫌われてしまいそうである...
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少し前に紙版画で作った楳(を少し加工してみた)。
偶然の産物だった「襟付き保護服」が意外や周囲に「かわいい」と好評だったのでその記念に。

もう何年も一緒に暮らしているのに、幻の様なだなと思う。
楳という猫は。
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今日、ついに、ようやく、我が家に新メンバーがやって来た。2ヶ月歳の黒猫きょうだい。

大病と戦っている最中の先住・楳にとって、少なからずストレスになるだろうという懸念や、その最期まで楳一匹にひたすら情愛を注いで暮らすという事の甘美さだったり怖さだったり、ストレスを承知で同じ猫語仲間との時間を少しでも作ってあげたいという、それを望んでいるかもわからないのにーなお節介心だったり、楳を失った時の自分がどうなってしまうのかという途方も無い不安感や、かかりつけ医が話していた「別の猫の存在が良い方に進む事もある」というある種の「起爆剤」になってくれるのではという願いや、色んな感情がグチャグチャになりつつも、最終的には「後悔しないため」というやはり自己満足かよ!の元に新しい猫を迎える事に決めた。

とはいえ、道端をいくら探してたとて、雨の中ダンボール箱に入れられた捨て猫を見つけるなどという目を持たないらしい私は(というより、楳で使い果たしてしまったのか)、運命の出逢いは諦めて素直に「里親」になる道を選んだ。
「南中野地域猫の会」という、飼い主がいないために殺処分されてしまう地域猫(つまり野良)を減らすべく、日々活動されている会をTwitterで教えて頂き、そういう所からの譲渡契約っていうのは何かと敷居が高く、審査も厳しいのでは...とやや腰が引けつつも、思い切って連絡を取ってみた。ら、これが全くそんな事はなかったので心底ホッとした。(某SNSの里親コミュニティなどは決まり事が難解すぎて、私の様に猫を飼いたくても尻込みしちゃう人は多いはず)
で、あらよあらよと乳母ボランティアをされているNさんが育児真っ最中だった「野良の母から生まれた5匹」とお見合いする事になったのが今から一ヶ月ほど前。どういう猫がやってくるのかはわからなかったので、どうしても相性が合わない場合、お断りするのも少し気が引けるな...と正直思っていたものの、Nさんがキャリーバッグを開いた瞬間、そんな心配は吹き飛んだ。ワラワラうごめく黒猫(というよりもチャコールグレーか)5匹はバッグの中で物凄い熱量を放っていて、その姿が目に飛び込んできた瞬間、何故だかブワアアと涙が出た。

「黒猫」という私の好みど真ン中(それが5匹もいるという眼福ぶり)というのもあったかもしれないが、それよりも何よりも、このところ「病気」というものや、それに立ち向かう事や、老いだとか、抗えない運命だとか、ともかく様々な重たい現実と向かい合い続けねばならない日々を送っていたせいもあったのだろうと思う。キャリーバックの中でただひたすら生きる事に邁進している5匹が、まだ何にも侵されていない生命力の塊が、やけに眩しかった。生後一ヶ月という彼らは、手のひらに乗せてもまだキウイフルーツほどの重さしかないのに、じっとりと汗ばんで、そうしているだけでエネルギーをどんどん放出していて「あーもー降参です。うちに来て下さい。」というほか無かった。

さて。
新たに猫を飼うだろうとは思っていたが、まさか2匹?!と思われた方も多い事でしょう。私も家人も「まさかの2匹」だった。1匹だけのつもりでいったのだが「1匹よりも2匹の方が何かと楽。しかも兄弟なら間違い無し」話を伺うにつけ、なるほどなーと思い始めた。まあ、確かに複数匹飼われている猫マスターの方々からしたら、二匹も三匹も同じかもしれないけれど(笑)
しかしさすがに「うーん、2匹か〜(経済的に心配...)」と考え込んでしまった私をよそに「じゃ、2匹で」とあっさり決めたのは意外や家人だった。なーーーーぬーーーー?!とたまげまくったが、「あ、そそそそうなの?んじゃま遠慮なく!」とお互い一匹ずつ選ぶ事になった。ここでも家人は即決したのだが、何しろ猫を選ぶなんて未経験なものだから(楳も楳の方からやって来た様な猫だしね)悩みに悩んだ。とはいえじゃあ5匹飼えるのかといえば、それはもっと無理!なのでそこは心を鬼にして決断。

こちらは家人が選んだ子。誰よりもオレオレ!と前に出て来た子。名前は煤(すす)にしました。楳の事を煤だと思っている方が多くて、ずっと可愛いなあと思っていたのと、楳と仲良くなってくれるよう、某の字を共有。真っ黒ではなくて模様が特徴の♂。私の姿を見るだけでゴロゴロいうゴロゴロ安売り王。
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そしてこの子は墨(すみ)。5匹の中で一番黒くて、腹毛の一部だけが白いのが特徴。「グーグーだって猫である」にも登場する声のないニャアをしたのが決め手となり私が選んだ。最初に会った時は大人しい印象だったのに、今日は煤よりもアクロバティックに動きまくっていた男勝り♀。
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それにしても名づけというのは難しくて、楳の様に友達がスパッと決めてくれたりすると良いのだけれど、「墨の原料には煤が使われる」と知り、決めた。どっちもすーちゃんなので、そのうち「すすお」とか「すみこ」とか呼ぶんだろうな。既に「すコンビ」とか「すみす」とか呼び始めているけれど。(ちなみに「松竹楳」でいーじゃん!という私の意見は土壇場で却下されました...)

そして問題の楳とのご対面。双方シャー(墨なんか毛が逆立ってる)。この後楳は2階へ行ってしまわれた...。
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私の猫教科書「グーグー〜」の「先住猫は何でも一番にしてあげるが吉」を教訓に、ゴハンも抱っこももちろん楳が一番目。子猫らにゴハンをあげる時は楳に「次はこの子らにもゴハンあげて良いよね?」とことわりを入れ、家人と交互にご機嫌取りをしていたら、少しは落ち着いた様な気がする。
やはり楳は我が家の一番目の猫。それは忘れちゃならないし、忘れようも無い。時間がかかっても3匹が共に穏やかな生活を送れるよう頑張ろうと思う。

とはいえ子猫のエネルギーたるや凄まじい!!楳は保護時から俊敏さ皆無の猫だったので(泣)、「これが子猫というものかー!」と驚いている。今もすぐ横のケージの中で運動会。そりゃあ腹も減るよな。いっぱい食べて大きく健康な猫になれ!
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そんな訳で、しばらく外に出かけたくない症候群になりそうである。そんなこた言ってられないのである。働くよ!


最後に。
今回ご縁がありお世話になった南中野地域猫の会の皆様、Mさん、そして大事に大事に子猫らをここまで育てて下さったNさんに心からの感謝を。有り難うございました。これからもどうぞよろしくお願いします。


さあ、楳も頑張ろね。(友達ブランドNEW WAY NEW LIFEの何年も着倒したアップリケTシャツをリメイクしてみた。バンビを背負う猫です。)
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