2008年 10月 31日
冬なのだ。 |
急な寒さに、こうしてキーボードを打つ指が上手く動かない。これはもう冬である。今、冬と打とうとして、ゆふと三回打ち間違えた程だ。
高円寺駅構内のマンスリースイーツ(月代わりで各地の有名菓子店がお目見えする、動かずしてスイーツ紀行可能なお店)の『多奈加亭』が最終日だったので、夕方いそいそと買いに行った時、ついにマフラーとニットキャップ出動。
一昨日買って食べたレーズンパンが旨かったので、また買おうと思っていたのだが売り切れで、代わりにいちじくパンと、ドライフルーツパンを買った。でもよくよく考えたら、いやよくよく考えずともわかってはいたのだけれど、焦って買わずとも多奈加亭って、そこかしこで買えるんだよなあ。ちょくちょく行く西荻窪のギャラリー『みずのそら』近くにもあるし、吉祥寺にだってある。「最終日」マジック恐るべし。
レーズンパンは子供の頃は苦手だった。レーズンとか、ドライプルーンとか杏とか、とにかく干した果物が苦手だった。生で美味しいものを何故干すか!と思っていた。給食で「あ、今日はチョコチップパンだ!」と思ってかじりついたらレーズンパンであった時のショックたるや。私は小学生時代、給食は人の分まで奪って食べる様な卑しい子供であった(競争知らずの一人っ子のくせに!)が、レーズンパンには、さすがの戦闘意欲(主菜をおかわりするための)も減退させられた。今はむしろその逆だなあ。チョコチップよりレーズン旨し。
それにしても、こうも寒いと一気にパン欲上昇。或は焼き菓子、もっと言えばパイやタルトが食べたい。プリンとか杏仁豆腐とか、見るのも寒い。今日も1日キッチンテーブル(前も書いたけれど、相変わらずキャンプ用ね)の上に置かれたラ・フランスが熟すのを待てず、アタイの180度のオーブンで無理矢理熟させてやろうか?と乱暴にラ・フランスパイにしてしまいそうな気持ちをグッと堪えていた。何故なら仕事が溜まってるから!(注:今は連絡待ち中)
私の場合、焼き菓子はいつも衝動的に作りたくなる。よーし、明日の午後に焼き菓子作るぞー。材料買っておこう。てな用意周到さがあまり無い。夕飯を食べて、もやーっとテレビを見ている時とか、あー、仕事やらねばーって時とか、あ、今、暇か?という時などに、稲光に打たれた様に作りたくなる。当然材料が揃っていない事も多いので、夜中にスーパーに買いに走ったりもする。寒かろうが、雨だろうが、止められる衝動ではない。スーパーに行ったからと言って、出来合いのデザートを買って済むものでもない。欲求は食べたい!ではなく、作りたい!なので、作るまで気が済まないのだ。
って、書いていたら、ますます何か作りたくなって来たなあ。早く連絡来ないかなあ。粉いじっている時に電話が鳴る事程、動揺する事は無いものよ。
さて今日、11時過ぎにブランチを食べ終えると同時に、たまたま近所を車移動中であった
工房くらげの直ちゃんからメールで「オトノハ」ランチを誘われる。ああ、バッドタイミング!心は食べたいが、胃袋が土下座していた…。
結局、絶品「高菜あんかけチャーハン」ランチが、私のブランチの残り物の豆乳スープに投入されたパスタに取って代わられた直ちゃんが不憫であった。
もうすぐ祝・窯ジプシー卒業予定である直ちゃんは、知人宅の窯で焼いて貰った作品を受け取った帰り道で、私とのコラボ作品の途中経過も見せに寄ってくれたのだった。朝から多忙であったのに有り難や。これからどんな風に仕上がるのか楽しみであります。直ちゃんがマイ窯を入手した暁には、ラ・フランスパイ持参で祝いに行こう。
話は違うが、先日「文字が一向に頭に入りません」と読書に白旗月間突入を宣言した私だけれど、これなら読める!という本発見。『辺境の旅はゾウにかぎる』(著/高野秀行)。この時期、特にノンフィクションは無理だと思っていたけれど、さすが高野さん、面白い!角田さんや内澤旬子さんとの対談もあって、ゆっくりながらちゃんと読めている自分にホッとした。家人が「こないだ読字障害のドキュメント見たぞ」とか言ってくるものだから余計に。
しかし、高野さんの本は自分ちのものなので、人から借りている本を先に読めよって話なのでした。
※本日のイラストのカワラギ君はクラス1巨漢で、マラソン大会など当然毎年ビリであったが、そんな彼と早食い、大食いを競っていた私であった。
オマケ映像/昨日、細野さんの映像を見漁っていて、この北京ダックがあまりにカッコ良くて鼻血出そうになりました。若い頃の細野さんはコーネリアスに似ている説(byユーミン)も納得。ラストに差し込まれるつのだひろの謎↓
これ見ると□□□の北京ダックが薄れるなあ。お一つよろしくお願いします。
by sakamotochiaki
| 2008-10-31 20:35
| ◎こんな日々
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