今日はまるでオレンジの味がするようだ。

デスクワークの合間の1時間ウォーキングも3日目。ついでに休肝も3日目だ。(これは我ながら快挙です)
歩き出して間もなく、色も大きさも楳によく似た猫と遭遇。違いは毛並みがボサボサで、楳よりもさらに目つきが悪いって所くらいか。野良である事は明白であった。
ひょっとしたら楳の兄弟姉妹やもしれん、と思って、つい後を追う。楳は何処で生まれて、一年(獣医推定)もの間、どうやって過ごしてきたのかはわからないけれど、何処かに親や兄弟はいるだろうから、たまに似たような猫を外で見かけると、もしや血縁関係があるのではと思ってしまうのよな。
突如知らない人間につけられた事にビビッたのか、楳似の猫は駐車していた車の裏側へ隠れたが、しつこく回り込んで観察。しばし見つめ合い、「もしかしたらアンタの姉か妹がウチにいるよ。元気でやってるから、アンタも元気でな」と目で語った(つもり)。
で、もちろん帰宅後は楳にも同じように伝えた。

姉妹といえば、昨日も今日もランチにはジージョ(次女)ベーカリーのパンだった。ちなみに同スペースにアーネ(姉)カフェがある。つまり姉妹のお店。というのは、前も書いた様な気がする。クルミとレーズンのパン、顎が疲れる噛み応えで、たいそう美味しかった。それとこの冬、もはや常備惣菜と化している人参サラダと野菜スープ。奥のまるで血の様なものはフローズン苺でこさえたジャム。パンが美味しすぎて出番なしだったな。

話は違いますが。
昨夜、思い立って久しぶりにキューブリックの『シャイニング』DVDを観た。『ファーゴ』同様に冬になると観たくなる大好きな作品。豪雪に何もかも覆われた景色の美しさと恐ろしさが、雪国育ち(まあ、私の地元はそこまで豪雪地帯ではないものの)にとっては、グッときてたまらないのだ。
映像はどこも取っても美しい。舞台であるコロラドの山の中の古めかしいホテルの内装や、登場人物達のスタイリングもいちいち小洒落れているのも憎らしい。生身の人間ではない者達や、ダム放流ばりにザブンザブン流れてくる血までもが、圧倒的な美しさなんだよなあ。とはいえ、何度も観ているのに、その悪い夢の様なおっとろしさに肩が凝って仕方なかった。ああ、ジャック・ニコルソン!何であんなに狂気顔!凄すぎる!最後はまるで「犬神家の一族」みたいだしなー。
昔バイト先で、この顔のマグネットを売ってたっけなあ。ねえ、Iさん。

勢いに乗って、ジャック・ニコルソン作品を観まくりたいと思ったが、名作「カッコーの巣の上で」のDVDは友人に貸したままだった事に気が付いた。それじゃあ、宅配無料レンタルラスト2本を、ニコルソン縛りで!ウィッシュリストを修正しよう!と慌てて(というのは先に借りた2本の返却確認メールが既に届いていたため)第1・第2希望を更新。「アバウト・シュミット」と「最高の人生の見つけ方」の老いぼれニコルソンセレクション。が、一足違いで別の2本を発送済みメールが。しかも観たい作品が思いつかず、とりあえずリストに入れていた「YOUNG@HEART」(既に映画館で鑑賞済)と「ザ・コーポレーション」(マイケル・ムーア関連見漁りたいからいいけれど)。あうーん。間の悪い。自動発送設定にしていた自分が悪いのだが。
行き場の無くなったこの私のニコルソン欲をどうしたらいいのか。
本日のウォーキングの一曲『退屈』。空気公団のyoutubeが増えていた(動画じゃないけれど)。
すっかり忘れていたけれど、「Live ぼくらの空気公団」東京先行予約期間中だったので、さっき申し込みました。
つーか、この日記のタイトル、前にも使った気がする。確かめるのは面倒なのでしないけれども。

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by sakamotochiaki
| 2010-01-20 20:57
| ◎こんな日々
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