2013年 04月 30日
天草帰省から1週間 |
気がついたら既に天草帰省から東京に戻って1週間経過してしまっているのであった。で、色々書こうと思っていたものの、なんやかんやで今回一番衝撃的だった写真をドドッと載せます。手抜きといえば手抜きであるが、いや本当にこの帰省のある意味ハイライトではあったので。
帰省した翌日、天草最南端に位置する牛深という場所のハイヤ祭りを見に行く道中、車窓から見えた畑に集まる謎の群衆を見つけて「何だ何だ」と思わず車を停めて家人と近寄った。
さらに近寄ったら、
ぎゃー!人形!!(しかも猿?何で猿?)
楽しげに踊るあの人もこの人もみんな人形!!(奥は本物の人間)
川の向こう岸にもワラワラと、
川で松方ばりに巨大魚と戦う人もあれば、
追う河童と逃げまどうオッサンもいるし、
廃材や藁を利用しているとは思えぬクオリティの牛もいて、
小道具がホンモノ故に妙なリアリティもありすぎで、
中に1人くらい本物が交じっていていきなり動き出すんではないかとビクビクしつつ、
表情豊かな面々にひたすらカメラを向け(歯が1本1本作られている!)、
寒さも忘れて撮りまくり、
1人遠くで主張する彼にも手を振って、
めでたい気分でその場を後にした。
こういうことだったのか、と最後に知った。
「かかし村」...。
牛深に向かう1本道にある「宮地岳」という土地の「町おこし」といったところだろうか。
すぐ横で婦人会らしきおばさま方が手作り惣菜などの販売もしていたので、家人が興奮気味に「いったいいつから飾られているんですか?!」と質問するも「は〜4月くらいからですかね〜」とあまりにもボンヤリした他人事の様な受け答えに「そ、そんだけ?!」と肩すかしを食らう。いったいどなたが発案し、この素晴らしい造形力をお持ちなのか、制作、設置にはいったいどれだけの時間を費やしているのか、それはもう大変な労力だと思うのだが、結局さっぱりわからず終いであった。
お陰で牛深ハイヤ祭りがすっかり霞んでしまったほどだったが、帰宅して義父母に興奮して話したら「あ〜あ〜宮地岳な。なんかTVで言いよったな。あっちに用事なかけんなあ。」とあまりにもあっさりした反応にも肩すかし。まあ、実際に実物を見ても義母あたりは「気色悪かね〜」の一言で終わってしまうのかもしれないけれど。
町おこしとして、その方向性は間違っているのかもしれないけれど、こんな風に物凄いものを作っていても、だーれも知らないまま終わっているものが、日本の田舎には信じられないくらい沢山あるのかもしれない。
あまりにも瞬間的、局地的な沸点の高さに大興奮してしまうのは、私の様にふらっとやって来た何の責任も無い余所者ばかりで、しかもそれもごくごく少数なのかもしれない。
最後におまけ。天草のピカピカのお刺身。ああ、美味しかったなあ。
あ、そうそう。今日で煤墨が推定1歳となりました。今帰省中、初めてのお留守番を経験して、もう立派な大人であります。また1年元気で過ごせます様に。
帰省した翌日、天草最南端に位置する牛深という場所のハイヤ祭りを見に行く道中、車窓から見えた畑に集まる謎の群衆を見つけて「何だ何だ」と思わず車を停めて家人と近寄った。
さらに近寄ったら、
ぎゃー!人形!!(しかも猿?何で猿?)
楽しげに踊るあの人もこの人もみんな人形!!(奥は本物の人間)
川の向こう岸にもワラワラと、
川で松方ばりに巨大魚と戦う人もあれば、
追う河童と逃げまどうオッサンもいるし、
廃材や藁を利用しているとは思えぬクオリティの牛もいて、
小道具がホンモノ故に妙なリアリティもありすぎで、
中に1人くらい本物が交じっていていきなり動き出すんではないかとビクビクしつつ、
表情豊かな面々にひたすらカメラを向け(歯が1本1本作られている!)、
寒さも忘れて撮りまくり、
1人遠くで主張する彼にも手を振って、
めでたい気分でその場を後にした。
こういうことだったのか、と最後に知った。
「かかし村」...。
牛深に向かう1本道にある「宮地岳」という土地の「町おこし」といったところだろうか。
すぐ横で婦人会らしきおばさま方が手作り惣菜などの販売もしていたので、家人が興奮気味に「いったいいつから飾られているんですか?!」と質問するも「は〜4月くらいからですかね〜」とあまりにもボンヤリした他人事の様な受け答えに「そ、そんだけ?!」と肩すかしを食らう。いったいどなたが発案し、この素晴らしい造形力をお持ちなのか、制作、設置にはいったいどれだけの時間を費やしているのか、それはもう大変な労力だと思うのだが、結局さっぱりわからず終いであった。
お陰で牛深ハイヤ祭りがすっかり霞んでしまったほどだったが、帰宅して義父母に興奮して話したら「あ〜あ〜宮地岳な。なんかTVで言いよったな。あっちに用事なかけんなあ。」とあまりにもあっさりした反応にも肩すかし。まあ、実際に実物を見ても義母あたりは「気色悪かね〜」の一言で終わってしまうのかもしれないけれど。
町おこしとして、その方向性は間違っているのかもしれないけれど、こんな風に物凄いものを作っていても、だーれも知らないまま終わっているものが、日本の田舎には信じられないくらい沢山あるのかもしれない。
あまりにも瞬間的、局地的な沸点の高さに大興奮してしまうのは、私の様にふらっとやって来た何の責任も無い余所者ばかりで、しかもそれもごくごく少数なのかもしれない。
最後におまけ。天草のピカピカのお刺身。ああ、美味しかったなあ。
あ、そうそう。今日で煤墨が推定1歳となりました。今帰省中、初めてのお留守番を経験して、もう立派な大人であります。また1年元気で過ごせます様に。
by sakamotochiaki
| 2013-04-30 20:19
| ◎こんな日々
|
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