2021年 09月 24日
松尾スズキさん著『人生の謎について』挿画のお仕事 |
私は挿画の紙版画を制作しております。
役得というかなんというか、毎回ひと足お先に松尾さんの原稿を読ませて頂いて、ニヤリとしたり、泣いたりしながらの版画制作はとても嬉しい時間でした。特に初回は個人的に色々とあった時期でして、綱渡りのような制作と納品になってしまい(そのせいもあり、初回のみ版画の形が異なります…)勝手に忘れられないお仕事です。
世の中はこの3年の間に激変しました。中でも演劇やエンターテイメント界にとっては過酷な時期が今現在も続いています。ほんの一部であろうとは思いますが、松尾さんの言葉を通して現場の人々の状況や心境を垣間見て苦しくなる回も……。
装丁は拙書『退屈をあげる』も手がけて下さった名久井直子さん。
革のような鈍い光沢と手触りが上品なカバー、遊び紙の渋かっこよさ!紙の本の嬉しさが詰まったさすがのお仕事、井上佐由紀さんの写真も素敵なのです。
そして今、こうして本という形で手に取ることが出来て、無事に勤め上げられたことに改めてホッとしています。そして様々な制約の中、動いて下さっていた歴代担当編集者の皆さまにも感謝します。
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by sakamotochiaki
| 2021-09-24 11:50
| ◎お仕事/書籍・web
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