2022年 03月 22日
自費出版本『ねこのねえ』できました。 |


何しろこの2年は色々あったので、やっとラフを完成して版画制作に着手したのが年明けの1月2日のこと、そこからは怒涛の日々でしたが、どうにか「本」という目指していた形になってくれました。
今回、この本のデザインを担当してくれたのは松本裕子さん。
松本さんはこれまで素晴らしい作品を発表しつづけているガラス作家さんで、涙ガラス制作所としても活躍されているのでご存知の方も多いはず。
ガラス作家さんに本のデザインをお願いするなど、一見無茶振りのように感じるかもしれませんが、松本さんの生み出す作品やパッケージデザインに感じる静けさや、儚げでいて凛とした雰囲気を、この本の中にも作ってもらえないものだろうかと、実現したらめっぽう素敵じゃないかと思いつき、無理を承知でお願いしました。他にも松本さんにお願いした理由はいくつかありますが、そもそもこの本を作る手がかりのようなものをくれたのが松本さんだったりもします。
今回多忙の中、普段の制作とは全く異なる「本を作る」という作業に真摯に向き合ってくださったこと、本当に感謝しかありません。お陰でとても素敵な本に仕上がりました。感謝。
そして印刷・製本は高知県にある西村謄写堂さんにお願いしました。
やりたいことは色々あっても、何しろ自費出版ということで何かと壁が高く、半ば諦めかけていた矢先に出会うことができた印刷屋さんでした。私たちの細々としたリクエストを全て叶えて下さり、迅速で丁寧なやり取りに何度勇気付けられたかわかりません。西村謄写堂さんなくしては実現しなかったであろう本だと思います。本当にありがとうございました。
『ねこのねえ』は、特別なことは何も起こりません。
深夜から明け方までの、静かで、ごく短いおはなしです。
私が思ったり感じたりしたことがベースにはなっていますが、とにかく猫にやさしい本を作りたいと思い、動き出しました。
本格的に制作を始めた頃は、まさかこんなにも世界が変わってしまうとは思ってもいませんでした。
戦争によって、あまりにも簡単に日常や命が奪われることを日々目の当たりにしつづけています。
そんな時に、言うなれば生きることとは直結しない本を作ったり展示をするということについて、つい考えこんで固まってしまいますが、けれど結局は今作れるものを作るしかないのだと思ったりしています。それを作りたいという思いすら、いつ奪われるかもわからないのだから。
『ねこのねえ』は、まずは3/31から始まるURESICAさんでの個展『ねこのねえ』にて、原画の展示と共に販売スタートとなります。
会期中に通販予約もしてくださる予定です。
よろしければご利用下さい。
坂本千明 個展「ねこのねえ」
3/31(木)初日のみ要予約 - 4/11(月)
*5(火)・6(水)休み
3/31(木)初日のみ要予約 - 4/11(月)
*5(火)・6(水)休み
open:12時~19時
※URESICAさんの展示初日3/31はご予約満員となりました。お申し込みありがとうございました。
その後、徐々に営業、納品作業などを始めていきたいと思っておりますが、何しろ版元は私一人ですので、しかもそういう作業が『退屈をあげる』(私家版)ぶりということで、ちょっとのんびりになってしまうかもしれませんが、ご容赦頂けたら助かります。
自費出版ということで、いわゆる大手書店さんや、大手ネット書店さんではお取り扱いはありませんが、個人書店さんなど通販もしてくださることもあるかと思いますので、その情報は改めてブログやSNSなどでお知らせいたしますね。
この生活がいつまでつづけられるのかは本当にわからなくなってきましたが、出来うる限り長く販売を続けていくために、じっくりやっていきたいと思っております。
猫との付き合いのように「それなら仕方あるまい。」などと思って頂けると嬉しいです。
気長にご愛顧を、煤からもどうぞよろしくお願いいたします。
・・・・・・・
by sakamotochiaki
| 2022-03-22 12:57
| ★【ねこのねえ】
|
Comments(2)
こんにちは、シーと申します。台湾の読者です、うちは七歳の黒猫にゃあを飼います。
だから『ぼくはいしころお』のカバーの黒猫を見たとき、すぐ買うに決めましたいました。
去年台湾で出版された中国語バージョンも買いました。
にゃあはもとも野良猫です、本を読んだあと、
「うちに来る前、本の中の黒猫と同じかな...」と思うと、心はちょっと痛いです。
でもよかった、うちに来て、いまは思うままににゃあにゃあと喋ることできる(笑)。
本の内容と綺麗な絵は大好きで、猫を飼う友たちを薦めて、みんな坂本さんのファンになったよ。
私と友人たちは『ねこのねえ』も入手したいけと、海外通販多分ないと思います、とても残念です。
だから『ぼくはいしころお』のカバーの黒猫を見たとき、すぐ買うに決めましたいました。
去年台湾で出版された中国語バージョンも買いました。
にゃあはもとも野良猫です、本を読んだあと、
「うちに来る前、本の中の黒猫と同じかな...」と思うと、心はちょっと痛いです。
でもよかった、うちに来て、いまは思うままににゃあにゃあと喋ることできる(笑)。
本の内容と綺麗な絵は大好きで、猫を飼う友たちを薦めて、みんな坂本さんのファンになったよ。
私と友人たちは『ねこのねえ』も入手したいけと、海外通販多分ないと思います、とても残念です。
3
シーさん、台湾からコメントをありがとうございます。
『ぼくはいしころ』も読んで下さって、更にお友達にもすすめて下さってとても嬉しいです。
『ねこのねえ』も台湾で販売出来たら良いのですが、自費出版のためなかなか難しく……どこか通販をして下さる日本のお店があると良いですね。
シーさんも、にゃあも、元気でいて下さい。
『ぼくはいしころ』も読んで下さって、更にお友達にもすすめて下さってとても嬉しいです。
『ねこのねえ』も台湾で販売出来たら良いのですが、自費出版のためなかなか難しく……どこか通販をして下さる日本のお店があると良いですね。
シーさんも、にゃあも、元気でいて下さい。




