2008年 06月 09日
『家を出る。外は闇。もう、帰りたくなる。』 |
何なんだ、この湿度。ここはウブドか。
何もせずとも汗がダーダー流れて、ホントもう恥ずかしい。昨日も一瞬下北に行ったのだけれど、洋服屋で試着したら最後、買わない訳にはいかないという気分になったよ。(ザ・衝動買いの言い訳)
そんな梅雨の季節に空気公団は似合うなあ。と言いつつ、春先も実にしっくりきていた。真冬の青森の景色にもぴったりであったし、まったりした秋もなかなかどうして。そう考えたら、真夏ってイメージだけが無い。初夏はアリだけど。真夏以外でしたら3シーズンイケますよ。(ザ・衝動買いを誘導する店員の台詞)
さて、明日から実家に帰るのだ。帰ると言ったら帰るのだ。そしたら仕事が前倒しになったのだ。ぶっ続けでPC作業していて、もう全然首が回らず(比喩表現では無く)、先ほど作業が9割終了した所で、近所のカイロに駆け込んだ。
体をほぐしてもらい、首をぐーっと伸ばしてもらい、初体験の機械を使ってバコンッと骨盤矯正、普段聞かない首の骨の音を、耳でというよりは体内反響で聞き、お陰で大分楽になった。しかし背骨が相当曲がっているとの診断。生活に支障はないが肩こりは避けて通れず、自分でもケアしつつ(猫背厳禁!)、上手に付き合って行かねばならないと。お値段もお手頃だったので、実家から戻ったらまた行こう。
帰り道、血行が良くなったせいか、ボオオッとする体で高湿度の中を家まで歩いていたら、本当にウブドにいるみたいだった。ああ、1時間1000円マッサージが恋しい。
実家は正月ぶり。今回も父サービスで、田舎の社交場ジャスコ内シネコンに映画を観に行く予定。
第一候補は父が観たがっている劇場版『相棒』。仕事中のBGMとしてテレ朝ドラマ再放送枠は大活躍(せっかくテレビドラマも、ラジオドラマ扱いの私。沢口靖子も釈由美子も藤田まことも同様)なのだが、別に何も劇場で観ずともDVDでもいいのではとは思うが、ここはサービスである。私はホステスである。まあ、なんだかんだで水谷豊も嫌いじゃないし。
他にも、父が興味を持ちそうな作品として候補にあげていたのは『隠し砦の三悪人』だったのだが、電話で父に提案したら、
「アレは、アレだろ。
『ごくせん』(父が大好きなドラマ)の最初のシリーズに出てたアレだろ。
演技のヘタクソなアレじゃあなあ」
とあっさり却下。ブラボー父。私も全然観たくなかったのだ。最後まで松潤の名前は出てこなかったが、芸能人の好みがちっとも噛み合ない我々が珍しく意見合致。『ごくせん』及び仲間由紀恵(父が今最も好き)の面白さは、未だもってこれっぽっちもわからないが、受話器のこちらとあちらでハイタッチ気分。いくらホステスとは言え、私も観たくないものを観ちゃよろしくないわね。モチベーションが保てないものな。
私個人としては『マジックアワー』あたりで手を打ちたいところなのだが、昨年、救急車で搬送され(結果的には大事に至らず帰されたが)た翌日に、『ダイハード4.0』をリクエストした「70過ぎても心は男子」な父ならば『ランボー最後の戦場』という線も無いでは無いが、嫌なんだけどなあ、あのてのを大画面で観るのは。間を取って『築地魚河岸三代目』というのも避けたい。『山のあなた』も(コレ、父親と観るもんでも無い気がするから)。
『マジックアワー』と言えば、昨晩フジの報道番組で、昨日起こった痛ましい事件の報道のすぐ後に、三谷幸喜が実にやりづらそうに生出演で映画の宣伝活動をしていた。映画公開に合わせて、ここ数日色んなメディアで異常な程の露出ぶり(昨日の『うちくる』は面白かったが。ラストの恩師登場には放送事故が起こりそうな緊張感があった)だが、ああいう時って、土壇場で自粛になったりしないんだなあ。出る方も、出られる方も、見る方も、凄く微妙な気分になるのに。既に散々出ているのだから、一個くらいナシにしたっていいんじゃないの?っていうのは素人考えで、逆にそんな事言っておれないくらいに、莫大な予算や時間がかけられていて、多くの企業や人間も関わっていて、それを全部背負っているからなのだろうけれど。想像しただけで胃が痛くなった。
昨日は出先で、携帯ニュースを見て事件を知った。さっきニュースで、時系列にまとめられた予告とも取れる「掲示板へのカキコミ」を見て、陶酔しきった文体に吐き気がした。勝谷誠彦がいう様に、「世界に一つだけの花」勘違いオンリーワン思考のなぜる技だとしたら、つくづく滅入る。つくづく最低だ。何だ25って。自分を見限るの早過ぎだし、期待もし過ぎだ。腹が立つ。同郷と知って余計腹が立つ。自分の人生が上手くいくもいかないも、全て自分のせいだというのに。こんな理不尽さで、たった5分の間に、人が死んでいい法はない。自殺もそう。嫌になる。
話は違うが、実は未だに仕事机の背後に、二人展で展示していて、手元に残った版画の箱タワーがそびえ立っていたのだけれど、そのいくつかを家中にポツポツ飾ってみた。私は自分の作品を家に飾らない方なのだけれど、今回はモノクロなのであまり目にうるさくないし、サイズも小さいし、何より空箱の方が収納の際、扱い安そうだったので。せっかくなので日記でも、その日の気分で何点かポツポツ載っけていこうかなと思います。昨日はこんな気分さ。
タイトル『家を出る。外は闇。もう帰りたくなる。』
父ネタもう一個。
「膝が痛くて、椅子席じゃないと食事も出来ない」という父に、
「じゃあ『皇潤』とかいーんじゃないの?」とむぬ凄く適当に答えたら、
「お前、そりゃあテレビの見過ぎだよ」と言われた。
『皇潤』で通じてしまう父も、相当にテレビの見過ぎだっつー話だ。
by sakamotochiaki
| 2008-06-09 17:21
| ◎こんな日々
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