2008年 09月 16日
ヘクトパスカル |
前の日記に貼付けた『Space Oddity』が、秋のドラマの主題歌に使われるらしい。さっきCMで流れていて驚いた。こういう無駄なシンクロ力をもっと重要なポイントで生かしたいもんだよ。
数日前、参考資料として買った本の中の一冊が、いわゆるライフスタイル本だったのだけれど、冒頭に著者の「朝の習慣」として、午前4時頃起床し、最初に温度計、湿度計、気圧計を確認する、とあった。
もし気温が18度以下ならストーブを点け、寒いと思っても18度以上あれば衣服で調整。湿度が60%以下で、気圧が1010ヘクトパスカルを超えていれば洗濯日和と判断し、厚手の乾きにくい物を洗う。朝に1010ヘクトパスカルだった気圧がどんどん下がって998ヘクトパスカル以下になったらデスクワークをやめて(どういう訳か進まないから)、庭の手入れなどをしたり、映画を見たりすると。
数字に逆らわない規則正しい生活ぶりに驚く。なんと単純で明快。私はどの計りも持っていないけれど、ざっくりとした皮膚感覚でもって、本日はこの法則に当てはまった模様。午前中は体が重くて、やろうと思っていた作業も後手後手で、全くの役立たずであった。
まあ、気圧でその日のスケジュールを決めようなんて、お勤めをしておられる方々にしたら「なんだとお?」って話でありましょう。
「鈴木君、こないだのアレ、今日の午前中までって言ってただろ。どうなってるんだね。」
「ぶちょ〜、すいませ〜ん。今朝998ヘクトパスカル下回ったもんで、無理ですう〜」
というのは普通許されない。みんな気圧無視して働くのだ。お疲れ様です。
でも年を重ねるごとに、気圧というものの存在を大きく感じる様になったのは確かだ。子供の頃、朝起きてダルいなんて無かったもんな。頭痛も無かった。二日酔いも無かった(これは自己責任)。
午後になってからやっとエンジンがかかり、遅れを取り戻す様に棟方志功大先生ばりに机に張り付き版画の版制作。しかし、いつもより少し大きめのサイズにしたら、5版中2版掘っただけで首が回らなくなった。気圧のせいじゃなくて軟弱なだけかも。頸椎をサポートする筋肉を鍛えないとダメかも。
話は変わって。
昨日、前々から行きたかった阿佐ヶ谷のひねもすのたりにようやく行く事が出来た。ランチの「日替わりお惣菜ごはん」が体に染み渡る優しい美味しいメニューで、己の食生活を省みる。日本人たるもの、こうでなければいかん、そもそも私は毎晩毎晩お酒を飲むためのメニューを考えてばかりだからダメなのだ、結果、食べ過ぎ飲み過ぎ太るのだっ!という事で、口内炎(三日目)に苦しむ家人の要望もあり、今週は一汁三菜ノンアルコール週間と決めました。我ながら大きく出たな。いや、こっちの方が普通なのだ、本来は。
今日の晩ご飯は玄米、エリンギのみそ汁、鯵の干物、南瓜と豆の煮物、切り干し大根とひじきのサラダ、賞味期限間近だったじゃこと山椒のふりかけ。大皿に盛りつけず、銘々皿方式。(やはりこの方が食べ過ぎ防止になるのですなあ)
まんまと写真を撮り忘れましたが、全て冷蔵庫整理メニューでもあった割には美味しゅうございました。鯵は頭から尻尾まで骨ごと平らげました。証拠写真を撮り忘れたので、代わりに、ひねもすのたりのランチの写真を。
どうでも良いが、私は口内炎が痛くて物が食べられないとかいう症状になった事が無い。いや、口内炎が出来た事はあるかもしれないけれど、特に記憶に無い。家人には「そんな人がいるなんて信じられない」と言われた。食べ過ぎなどで、口の中に異物が出来る事はあるけれど、痛くて食べられないなんて事が無い。よく「昨日から口内炎が出来てて…」とか「痛〜〜〜〜ッ」とか言いながら他人様が食事をするのを見かけるけれど、「へーそりゃ大変だね」とは思うが、それがどれだけ辛い痛みなのかがよくわからない。それって珍しい事なんだろうか。
また話は変わって。
まだ持ってなかったの?と言われてしまいそうだけれど、コーヒードリップ用のホーローポットがついに我が家に。これまでは学生時代に友人から貰ったフランス土産のアルミ製か、普通の笛吹きケトル(ひどい)を使っていて、野田琺瑯か、王道の月兎か、と迷いつつ、月日ばかりが流れていたのだけれど、西荻のgalerie nonで見つけたパキスタン製のチャイ用ポットに決めた。ちょうど二人分淹れられてお値段も1500円くらいとお手頃。ガス台のゴトクのサイズにはギリギリだったけれど、雑な作りもご愛嬌、何しろ色と形が気に入った。良い買い物だった。
昨晩は、調子に乗ってネットでワンピースも買ってしまった。なんと札幌のお店で。便利よのう。サイズが心配よのう。
私は基本的にはいつもニコニコ現金主義であるけれど、真夜中だったり、天気の不安定な日はついついネットバンキングで楽をしてしまう。カレンダーの印刷代も仕事机から入金。あー何の実感も持てないなあ。
またまた話は変わって。
昨晩、夕飯後に近所のノラ猫散策に出かけたのだけれど、ノラの餌付けにも縄張りがある事を知った。これまでも猫ポイントでドライフードが置かれている痕跡は見かけていたのだけれど、最近馴染みの黒子(黒猫)に私が持参した干しえび(他にあげられそうな物が家に無かった…)をあげようとしたら、餌付けの主の様なオバハンが現れて、
「○○ちゃん(黒猫の数多あるであろう呼び名)!
こっちおいで!!(そんなもん食べちゃダメ!)」
と言い放つのだった。明らかに敵意の様なものを感じ、新参者(私)はすごすごと退散。怖かった。どっちにしろ干しえびはお気に召さないらしかったけれど、オバハンが立ち去った後、馴染みのグレ子(グレーの猫)がすり寄って来たので、お触りだけさせてもらってショボンと帰った。初キャバクラで撃沈のオッサン気分であった。
お触りだけでも、お一つよろしくお願いします。
by sakamotochiaki
| 2008-09-16 23:36
| ◎こんな日々
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